猫の寄生虫の病気(寄生虫病)一覧

完全室内飼いでもペットは寄生虫に感染する事があります。これはハエやゴキブリなどのありふれた虫や食事からの感染です。体にとって生肉は良いのですが、寄生虫の心配は否めないのが現状です。またネズミや鳥などの小動物からの感染などもあります。

寄生虫には2種類あり、体内に巣食う内部寄生虫と皮膚や被毛に巣食う外部寄生虫がいます。外部寄生虫は激しい痒みを伴い、そこを掻き壊す事でただれ、脱毛したり、アレルギーを発症してしまう事もあります。内部寄生虫は内蔵疾患につながったり、下痢や嘔吐、フィラリアなどで重症の場合は死に至るケースもあります。

寄生虫の中にはワクチンで予防できるものもありますし、家でしっかり予防する事ができるものもあります。ペットと暮らす以上、飼い主さんにも寄生虫の感染の可能性はありますので、できる予防策はしっかり行なっておきましょう。定期的にカーペットの日光消毒、まめな掃除機かけなども有効です。

<症状と原因~フィラリア症(犬糸状虫症)>

空せきをしたり、喉に何かつまったような動作で呼吸が苦しそうだったり元気がなくなり、突然吐いてしまう事もあります。フィラリアは蚊が媒介します。

フィラリアに感染した犬から蚊が血を吸うと血液に混じってミクロフィラリアが蚊の体内に潜入します。その蚊が他の犬やネコを刺した場合に感染します。

フィラリアの成虫が(20―30m)右心室、肺動脈に寄生しまう事によって、呼吸障害・肝腎疾患・循環器障害などを発症します。媒介は蚊によっておこります。吸血の際にたくさんの子虫を皮膚から注入します。

それらが数ヶ月をかけて成長し、心臓のなかに雄と雌のフィラリアが寄生した場合たくさんの子虫を産みます。

安静時に猫が嘔吐しているので重症と考えられます。フィラリアで来院する飼い主さんの多くが喉に骨か何かつかえたようだとおっしゃってきますがこれはまぎれもなく咳です。

また呼吸器意外にも循環霜害から肝臓に負担がかかったり腎臓が悪くなったりと様々な症状をていしてきます。末期では腹水の貯留や血尿などもみられます。


<対策・治療方法~フィラリア症(犬糸状虫症)>


薬を飲ませる内科治療と直接虫を取り出す外科治療のどちらかが選択されます。猫のフィラリア症は、屋内・屋外でも同じように感染がみられています。これは蚊が室内に入って吸血して感染しています。

家の中にいるから安全という事は決して言えません。フィラリア症が発生している地域では、フィラリア予防薬で予防をしてあげることが猫を守ってあげる安全な対策法です。

<症状と原因~鉤虫症>

ネコは貧血に陥り、便に血が混じったりします。子ネコは特に症状が重くなるので注意が必要です。甲虫に感染したネコの便に卵が含まれているので、この孵化した幼虫がネコの口の中に入ったり皮膚から侵入した場合に感染します。

長さ1~2cmぐらいの白い虫が、小腸に寄生して発病します。この虫は、犬の小腸の粘膜にかみつき、血を吸って生きているので、犬はひどい貧血、腸炎および、栄養不良となります。とくに子犬に感染するとショック症状を呈することもあります。

また貧血を食欲もなくなる。血便やひどい下痢を起こし、脱水症状になる。猫の口や皮膚からうつったり、親猫から子猫にうつることもある。


<対策・治療方法~鉤虫症>


駆虫薬を投与します。また、腸内で出血を起こしている場合は止血剤を与えます。いつも清潔にして再感染を防ぐ。普通は犬が慢性的な不健康状態に回復しますが、腸炎に対する処置や栄養補給などをおこないます。

急性および急性鉤虫症で症状が重くて、貧血が激しい様子でショック状態にあるものでは、輸血をおこなうなどの救急処置を必要とします。

<症状と原因~条虫症>

ほとんどの場合症状らしい症状は現われません。ただ、ネコが排便後に肛門の周りにくっついた便の中で白くて小さな片節を見つけることがあります。ウリザネ条虫・ネコ条虫・マンソン裂頭条虫などがおもな条虫です。

寄生虫は、楕円形を一列にたくさんつなげたような形をしていて、場合のよりましては長さが約1mにもなります。寄生する場所は腸の中になります。感染してしまいましたら、下痢をしたり、吐いたりすることがあります。

条虫は頭の部分で増殖して体を伸ばしていき、卵をたくさん含んでいる後の方の体をちぎって便の中に卵を排出を行ないます。検便でこの虫卵を見つけることは難しく、普通は便の表面や肛門の周囲に付着しているのを直接確認することで確定診断がされます。

この片節はちょうど米粒のような形・大きさをしています。瓜実条虫の感染はノミが媒介しています。ノミの幼虫が瓜実条虫の卵を食べて、その卵はノミに消化されることなくノミが成虫になるまで生きてしまいます。

成長して成虫になると動物の血を吸うようになりますが、血を吸われている動物は毛づくろいなどをしたときにノミを食べてしまいます。そして食べられたノミはそのまま消化されてしまいますが、その中で生きていた瓜実条虫が新しい宿主としてその動物に感染するのです。

したがって、瓜実条虫に感染している動物は必ずどこかにノミがいるはずです。逆にノミに感染している犬・猫はこれから感染する危険性があり、あるいは既に感染しているのかもしれません。


<対策・治療方法~条虫症>


虫の一部の確認と糞便検査、駆虫を施します。飼っている猫すべてに対して数ヶ月間、ノミの駆除を続けてます。

<症状と原因~回虫>

子ネコの場合は元気がなくなり、下痢や便秘になります。大人のネコの場合はほとんど症状が表れません。原因として考えられるのは回虫に感染したネコの便の中に回虫の卵が含まれます。

その卵がなんらかの偶然で口に入ったりした場合は感染します。また、感染しているネズミや小鳥などを食べてしまうなどがあげられます。

感染した猫回虫の幼虫は、体の中を移動していきます。胃で始まり(卵からかえる)→胃壁に侵入→肝臓→心臓→肺→気管→食道→胃→小腸(成虫)と移動します。

ごく一部は心臓から全身に分布・寄生してしまいます。授乳中の母猫では乳汁の中へ猫回虫が移動する。

特に猫回虫では幼虫が全身を移動しながら成長していくので、さまざまな症状が現れます。例としましては、嘔吐・下痢・貧血、肝炎、肺炎、痙攣、麻痺など。また、回虫の感染により宿主の抵抗性が低下して、その他の病気を併発したり、病状が重くなることもあります。


<対策・治療方法~回虫>


駆虫薬によって腸内の回虫を除去します。嘔吐や下痢の症状がある場合はそれぞれの治療も行います。

虫卵は高温と乾燥に弱く、また新鮮な便の中の虫卵は動物に感染できるようになるまでに約10日間ほど必要なので、猫の便は速やかに処分し、乾燥と清潔を保つように心がけてください。

同時に小動物との接触がありそうならば、それらの駆除を行うことでも予防効果があります。。