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基本情報

緑のトンネルとなった並木道

備瀬のフクギ並木とは?

那覇空港から車で約2時間。沖縄本島北部、本部町の美ら海水族館近くにある備瀬エリアは、古き良き沖縄の風景が残された地域。舗装されていない白い砂地が家と家をつなぎ、その小道の両側には、まっすぐに伸びたフクギが並んでいます。豊かに繁った葉と枝がアーチとなり、緑のトンネルとなった並木道は、やさしい木漏れ日が差し込む穏やかな空間で、日常のあわただしさを忘れ、散策するにおすすめの場所。

「福を呼ぶ木」とも言われるフクギ。沖縄では古くから防風林として用いられてきました。備瀬エリアは、集落が碁盤の目のように区画されており、家はフクギに囲まれています。フクギは防風林としてはもちろん、垣根としての役割も持ち、その垣根が連なって、およそ1キロメートルの並木道を作っています。

フクギは、琉球王朝時代の17世紀後半に活躍した政治家の蔡温(さいおん)が、中国で学んだ風水思想を応用して植えたと言われています。とても成長が遅い木なので、苗木を植えた先人たちはその恩恵には与っていないのですが、自分たちのためではなく、子孫や未来の地域を守るために植えられているのです。なかには樹齢260年を超える木々があり、おそらく琉球王朝時代に植えられたものとみられている。当時、集落や国都の造形、山林の管理には、国策として風水を取り入れていたよう。王府は、風水思想にもとづく海岸域から里山にかけての森づくりに力を入れており、その一環として、備瀬にフクギが植えられたといわれています。

沖縄は夏に多くの台風が襲来するばかりか、冬は北の季節風が吹き荒れます。300年ほど前の先人たちは、風害に悩まされていた海辺に住む人たちの暮らしを守りながら、風水で気の流れを整えようとフクギを植えたのです。

たくさんの魅力を持つ備瀬エリアですが、忘れてはいけないのは、集落は生活の場ということです。家の中をのぞきこまないなどのマナーを守り、住民たちの暮らしに迷惑をかけないよう、この情緒あるフクギ並木や備瀬エリアをぜひ訪れてほしいです。

浜と向かいの離れ小島の間がポイント

備瀬崎とは?

備瀬のフクギ並木を抜けたところにある人気のシュノーケルスポット。フクギ並木を抜けて岬の先端にある駐車場に車を止めると、整備された護岸の前に小さな浜があり、この浜と目の前に浮かぶ離れ小島の間がシュノーケリングのポイント。広さは幅約80メートル、奥行き30メートルほど。潮が引くと、この辺り一帯に潮だまりが現れます。

浜の右側、岬の先端と離れ小島の間に、1箇所、水深3~4メートルほどの窪地があり、ここが魚のたまり場。ハギやスズメダイ、アイゴの仲間などが見られます。浜の正面の辺りは干潮時は背が立つほどの浅瀬だが、ここにはサンゴの塊が多く、チョウチョウウオやベラ、スズメダイの仲間など、カラフルな魚もたくさん見られます。小さな子どもにはこの辺りがおすすめ。潮が引く時間を調べて、干潮時に合わせて泳ぎに行こう。

【場所】沖縄県国頭郡本部町備瀬
【交通】那覇市街から沖縄自動車道を経由、許田IC下車。国道58号線を名護市街で左折、国道449号線から県道114号線へ。「海洋博公園」前を通過して「備瀬のフクギ並木」を抜けた岬の先端。車で約2時間
【駐車場】約26台(1台500円)
【設備】トイレ、周辺に民営シャワー施設(有料)がある
【海のコンディション】潮だまりが現れる干潮時がベスト
【電話番号(問い合わせ)】0980-47-2700(本部町企画商工観光課)

アクセス・施設情報

施設情報

【住所】沖縄県国頭郡本部町備瀬にある村落
【利用料金】なし
【駐車場】フクギ並木の入口に、無料の駐車場あり


車(レンタカー)で

那覇空港から一般道を利用する場合:
約2時間30分。那覇空港から国道332号か那覇うみそらトンネルを経由して国道58号へ出て北上。
沖縄自動車道を利用する場合:
約2時間。那覇空港から沖縄自動車道を利用。許田ICで下車し国道58号線を北上。

一般道、沖縄自動車道いずれの利用の場合も、国道58号線から国道449号本部循環線に入り、県道114号を経由。

備瀬と一緒に楽しみたいスポット3選

備瀬周辺には、美しい海を満喫できる離島から歴史的な史跡までさまざまなスポットがあります。ぜひ足を延ばして立ち寄ってみてください。

「瀬底島」車で日帰りできる美しき離島

沖縄本島北部、本部半島と橋でつながり、車で気軽に立ち寄れる瀬底島(せそこじま)は、沖縄県内でも有数の美しさを誇る瀬底ビーチをはじめ、風に揺れるサトウキビの葉や色鮮やかなブーゲンビリア、赤瓦の屋根の上にちょこんと鎮座するシーサーなど、沖縄の原風景に出合えます。離島ならではの美しさに加え、沖縄の歴史も息づいていて、まさに“沖縄の魅力”を凝縮したような島です。備瀬のフクギ並木からは車で約15分なので、ドライブがてら遊びに行けますよ。

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沖縄美ら海水族館の楽しみ方を徹底ガイド

沖縄の人気スポットである「沖縄美ら海水族館」は、年間300万人を超える来館数を記録する超ビッグスケールの水族館。一番人気は「黒潮の海」で、悠然と泳ぐジンベエザメをはじめ、水槽内には約70種、1万6000匹もの生き物が飼育されています。午後3時、5時は、ジンベエザメの食事タイム。1度に約100リットルもの海水とエサを吸い込む姿はダイナミック!そのほか、沖縄美ら海水族館のある海洋博公園には、イルカやウミガメなど海の生き物たちに出合える施設がいくつかあり、しかも入館や見学は無料だから、水族館とセットで巡るのがおすすめです。なかでも、オキちゃん劇場はイルカたちの可愛らしくも圧巻のパフォーマンスに魅了されます。沖縄美ら海水族館は備瀬のフクギ並木から車で3分ほど。

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世界遺産・今帰仁城 英雄伝説の残る絶景

国指定の史跡であり、世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」のひとつでもある今帰仁城跡(なきじんじょうあと)は、14世紀に琉球王国が成立する以前から存在していた北山(ほくざん)の国王・北山王の居城であり、別名、北山城とも呼ばれます。城は、那覇空港から車で約1時間40分、沖縄本島北部・本部(もとぶ)半島にある標高約100メートルの高台にあります。1月頃に日本一早く咲く桜、カンヒザクラの名所としても人気です。観覧料は、駐車場の敷地内に併設されている「今帰仁村歴史文化センター」との共通チケットになっているので、周辺地域や歴史的背景についても学ぶことができて便利。備瀬のフクギ並木からは車で20分です。

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備瀬のフクギ並木のQ&A

備瀬の並木道には、何本のフクギが植えられていますか?

およそ2万本のフクギが植えられています。

駐車場やトイレはありますか?

フクギ並木の入口に、無料の駐車場と公衆トイレがあります。

備瀬でのおすすめのマリンアクティビティーは?

備瀬の美しい海では、海水浴やシュノーケリングを楽しむことができますが、監視員やライフセイバーが常駐していないので、遊泳には十分気をつけましょう。
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