アクセサリーのお手入れ方法

実は、アクセサリーは着けたら毎回洗うのが正解
金やプラチナは、変質しないからこそ貴金属として、大昔から珍重されてきました。
コップに水を入れ、キッチン洗剤を1滴落とし、じゃぶじゃぶ洗いましょう。すすいだあとは、お化粧用のコットンなどで水気をよくとる。
金メッキの場合は、優しく洗う。メッキは、地金の表面に皮膜を化学的に形成したものだから、簡単に傷がつきます(そもそも金はとてもやわらかい物質)。すると、その傷から地金の腐食や変色が始まってしまいます。
さて、問題が銀。
銀は、どんなに磨いても、表面から硫化しちゃうんですね。その性質を活かして、硫黄溶液に漬けて古色仕上げなんかもできるんですが。
最近のブランド物シルバーのほとんどは、表面にロジウムメッキがしてあります。銀なのにキラッキラのやつは、表面のロジウムを侵さないように、優しく水洗い。お化粧用コットンなどで丁寧に拭います。
もし、ロジウムメッキに傷がついた場合は、その傷にマニュキュアのトップコートなどを塗って保護してあげるといいですね。そのままにしておくと、傷から変色してしまいます。
ちなみに、メッキの剥離はひじょうに困難で、費用もかかります。もし、一点もののジュエリー製作をお願いした場合は、メッキは避けた方がいいですね。アレルギー体質や皮膚が弱い人は、金やプラチナの地金でつくってもらうしかないかも……
銀は、日頃から銀磨きクロスなどで、こまめに拭っておけば、ある程度は変色を抑えられます。ロジウムメッキのシルバーは、銀磨きクロスで磨いても無意味なのでやめておきましょう。ロジウムメッキのシルバーの場合は、メガネのレンズ拭きなどで拭います。
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しかし、ネックレスチェーンや、複雑な形状や彫刻は、こまめに磨きクロスで拭いていても、だんだんと黒ずみが気になってくるんですよね……
その場合、重曹とお湯で簡単に黒ずみを落とせます。
重曹は5g(小さじ1杯)、60-80度のお湯を200cc、アルミホイル。磁器やガラス製の変質しない深めの容器にアルミホイルを敷き、シルバーを入れて、お湯と重曹を投入(熱湯だと激しく反応することもありますので注意。私は温度調節が面倒なので熱湯でやってますが)。
割り箸などでたまにお湯をかき混ぜて濃度を一定にしながら、1-3分したら引き上げて、真水でよくすすぎます。これだけで、もうピッカピカ。高い銀磨きのペーストなんて買う必要はありません。
(あまり綺麗にならなかったら、何度か繰り返してください。汚れが彫刻などにびっしり詰まっている場合は、使いふるしの歯ブラシなどで軽くこすってもいいでしょう)
すっごく凝った彫刻で、汚れが詰まっちゃってるような場合は?
超音波洗浄機の出番です。あの、メガネ屋の店頭なんかに置いてある、アレ。
私はシルバーの洗浄や、ダーツ・バレル、腕時計のステンレス・ブレスの洗浄のために、シチズンの4千円くらいのを所有してます。そこそこ落ちますよ。黒ずみ(硫化)には役立ちませんが。
ロジウムメッキなどの場合は、超音波洗浄機はやめておきましょう。小さな傷が広がる危険性が、ないとはいえません。(家庭用の超音波洗浄機の出力だったら大丈夫だとは思うんですが、念のため)
石が付いている場合、ちょっと難しくなります。
ダイヤモンド、サファイヤ、ルビー、ガーネット、アクアマリン、水晶など、モース硬度が7以上ある石は、家庭用の超音波洗浄機ならば問題ありません。私、今までに数十個の水晶を数十回洗浄していますが、一切問題は発生していません。
モース硬度が7以上あっても、クラックが入っているものは、やめておいたほうが無難。また、柔らかい石(モース硬度6.5未満)も、超音波洗浄機は使わない方がよろしいか、と。
※自分の持っている石の硬度がわからない場合は、石の名前と硬度で検索すれば、すぐに出てきます。
要注意のメジャーな石といえば、オパール、ターコイズ(トルコ石)、ラリマー、真珠、アンバー(琥珀)。
オパールは特に扱いが難しく、完全に乾燥させると割れるため、適度に水分を補給せねばなりません。ちなみにオパールの原石は、水に漬けて保管している業者もあるほどで。ジュエリー加工されたものでも、宝飾店ではケースにコップに水を入れて湿度を保ちます。
ターコイズは柔らかい多孔質なので、表面にスタビライズ加工してあるものがほとんど。乱暴に扱うと簡単に傷が入り、落としただけで割れるほど脆い。スタビライズ加工していないターコイズの場合は、水分や油分を吸いながら時間をかけて変色します。その変化を楽しむ石と割りきりましょう。
ラリマーも柔らかい多孔質なので、アクセサリーにする場合は、樹脂を染み込ませてスタビライズ加工しているものがほとんど。これまた柔らかい布で優しく拭うまでに留めましょう。
真珠を長く大事にしたい場合は、あまり装着しない。外したらすぐに柔らかい清潔な布で拭う。これしか方法はありません。ちなみに、真珠の中古には、値段がつきません。美しさを愛で、思い出と共に大事にするものであり、財産的価値はないものと割りきってください。
アンバーは、人間の爪とほぼ同等の硬度2。びっくりするくらい簡単に傷がつきます。他のアクセサリーとは別に、ケースやポーチに入れて保管してください。香水やヘアスプレーなど揮発性のものが付着すると変色することもありますのでご注意を。そして、熱に弱い。
綺麗になったシルバーは、密封できる容器で保管すると、硫化を抑えられます。
一番いいのは、ジップロックなどのチャック付きの小袋にて保管。安っぽくて色気はないのですが、硫化をかなり抑えられます。複数所有している場合は、チャック付き小袋で1つずつ保管して、まとめてタッパー保管もアリです。
なお、硫化を楽しむという手もあります。その場合は、外気に触れっぱなしでかまわないのですが…… 肌に直接触れたり、衣服に直接触れたところが、黒ずむことがあるんですよねえ。そこらへんは覚悟してください。
もしも、古色仕上げのシルバーに、傷がついて目立っちゃった場合は?
温泉地などで売ってる「湯の花」で再着色できます。昔は六一〇ハップという便利なものが薬局で手に入ったんですが、自殺騒動で終売になっちゃったんですよねえ。
真っ黒にしたい場合には、キッチンハイターです。ハイターを綿棒で少量漬けて、傷の部分にちょんちょんと塗布。時間経過とともに真っ黒になりますから、いい頃合いの色になったら水道の水で綺麗に洗い流してください。
刻印や彫刻の凹みだけを黒くしたい場合には、ハイターと綿棒で凹にチョンチョンつけて真っ黒にし、銀磨きクロスで丁寧に優しく時間をかけて拭います。スチールウールで磨く方法もあるんですが、どうしても傷がつくので自己責任で。
ネイルアートもいいですが、ジュエリーやアクセサリーもいいものですよ♪