インコには独特の臭いがあります。
臭いの感じ方は人によって異なり、「安心感のある癒しの臭い」と感じる人もいれば、「何ともいえない嫌な臭い」と感じる人もいるようです。
飼主がいい匂いと感じても、家族や来客に不快感を与えるなら解消しなければなりません。
飼主自身が不快に感じるようなら、今すぐケアしましょう。
インコが臭くなる原因やシチュエーション
インコが臭くなるのには次のような原因があります。
手入れ不足
ペットの動物や鳥は野生の状態で暮らしているわけではないので、飼主や家族による定期的なお手入れが必要です。
あまり汚れていないから、忙しくて時間がないからといった理由でお手入れを放置していると嫌な臭いが発生することがあります。
人間から見て何も問題がないように感じても、悪臭が発生するようならお手入れ不足を疑ってみてください。
発情期
インコは発情期になると独特の臭さを発します。
これは繁殖期のホルモンの関係です。
インコが発情すると、いわゆる「インコ臭」が強くなります。
特に発情期のオスの臭いは強烈で、びっくりする飼主もいるようです。
家族や来客者が「部屋が臭い」と感じるのもこの時期です。
糞尿
インコの糞(うんち)や尿(おしっこ)は、通常の時期であればさほど臭うものではありません。
臭いが気になるシチュエーションとしては「発情期で糞を溜め込んでいる」「妊娠中で下痢をしている」「何らかの病気にかかっている」などが挙げられます。
いずれにしてもインコの糞尿が臭うようなら、平常の状態ではないと考えてください。
病気
インコは消化器系が弱い鳥なので、よくお腹を壊して下痢をすることがあります。
たいした原因がなくても下痢になってしまい、その糞が強く臭うというケースも少なくありません。
下痢をするようなインコの病気の原因になるのは、精神的なストレス、不適切なケージの環境や室温です。
インコの体臭が気になる場合は?
インコの体臭の原因はエサ?
インコの頭や背中周辺からは、生まれつきの不思議な体臭が発生します。
この体臭を好むインコ愛好家もいるようですが、不快な悪臭がするようならケアが必要です。
インコの体臭の原因のひとつがエサにあります。
体臭が気になる場合はエサを変えてみてください。
最近ではエサにフルーツをブレンドしたものも発売されていますので、試してみてはいかがでしょうか。
体臭対策に水浴びは有効?
よく「インコは水浴びしない」とか「水浴びをさせないほうがいい」という話を聞きます。
一般的には水浴びをこのまないインコが多いようですが、個体によっては「水浴び大好き」というインコもいるのです。
飼っているインコの体臭が気になり、インコ自身が水浴びを嫌がらないようなら体臭対策として水浴びをさせても構いません。
インコの匂いが人気?
インコには一種独特の体臭があり、インコ好きの人のあいだでは「幸せのインコ臭」とも呼ばれています。
臭いの感じ方は人それぞれで、インコの匂いフェチの人には「干した布団のような匂い」「穀物のような匂い」「焼きたてパンの香り」「ピーナツのような香り」として人気です。
このようなインコの匂いを再現したアイスクリームや香水もあるというから驚きですね。
インコの糞尿の臭いの消し方
インコの糞や尿の嫌な臭いを消す方法です。
糞は溜めさせない
インコは発情期になると糞を溜め込む習性があります。
いわゆる便秘ですが、溜めこんだ糞を排せつすると強烈な臭いを発するので困る飼い主さんも少なくないようです。
発情は動物や鳥にとっては自然な生理ではあるものの、ペットとして飼っていて困るようなら発情抑制を行う必要があるでしょう。
発情を抑えて糞を溜めさせない対策としては、脂肪分の高いエサを与えないという方法が効果的です。
小鳥専用消臭剤でお掃除
インコの糞尿のお掃除にはインコ専用または小鳥専用の消臭剤が適しています。
犬・猫用のものはインコには刺激が強すぎる可能性があるので避けてください。
専用消臭剤は説明書にしたがって薄めて拭き掃除に使います。
ケージの床や柵、止まり木、エサ箱までしっかり拭いておきましょう。
除菌剤の使用で臭い対策
インコまたは小鳥専用の除菌剤を使うと、糞尿が原因の雑菌の繁殖を防ぐ臭い対策になります。
雑菌が繁殖すると悪臭が出やすいので、毎日ではなくても1か月に1回程度は除菌剤で拭き掃除してください。
ケージだけでなく周辺の床も拭いておくとさらに効果的です。
中性電解水(AP水)も効果あり
ウイルスを除菌できる中性電解水もインコの糞尿の臭い消しに効果があります。
中性電解水は病院でも使われている安全な水で、消臭力・除菌力に優れています。
インコのケージからグッズ、周辺のカーペットや床まで幅広く使えるので手に入れておくと大変便利です。
四季によるインコの臭いの違いや対処法
インコは春秋の季節は発情しやすいため、いわゆる「インコ臭」と呼ばれる強い体臭を発することがあります。
発情期の臭いはインコの生理として避けるのはむずかしいのですが、水浴びなどでケアするとかなりマイルドにすることが可能です。
発情期の便秘にも注意
インコは発情期中に便秘をしやすく、便秘が解消されて排せつした糞は強い悪臭を伴う場合があります。
単なる糞詰まりならヒマシ油を与えると改善することができます。
糞が出ない場合は便秘以外の病気の可能性もあるので、小鳥の診療もする動物病院に行くようにしてください。
発情期の抑制もできる?
発情期中のインコは便秘をしやすく、糞尿の悪臭の原因になります。
ほかにも発情期が続くとインコ自身の体力が著しく消耗したり、病気や短命の元にもなるので注意が必要です。
発情期を抑制するには原因を見つけて、発情要因を取り除くのが効果的です。
発情要因は飼主や家族の構い過ぎ、部屋の暖め過ぎ(春秋に近い室温が続く)、脂肪分の多いエサなどが挙げられます。
インコの臭い対策の注意点と日常的なケア方法
インコの水浴びは水が原則
臭い対策やケア法としてインコに水浴びをさせる場合は、水を使用するのが原則です。
寒い時期だから風邪をひかせたくないといって、ぬるま湯などを使うと羽根の脂が抜けてしまうので避けてください。
羽根の脂が落ちると水を弾かなくなり、体温の低下を招いて病気の原因になるので注意が必要です。
オカメインコは砂浴びをさせる
原産地が乾燥地帯のオカメインコは、体臭ケアの水浴びをさせないようにしましょう。
オカメインコの場合は水浴びではなく砂浴びをさせてください。
砂浴びでも体臭ケアの効果がありますので、無理して水を使うのは禁物です。
空気清浄器を活用しよう
室内全体がインコ臭い場合空気清浄器を利用するのも効果的な方法です。
光触媒殺菌やオゾン殺菌などの作用のある空気清浄器ならかなりの効果が期待できます。
空気清浄器を使うとインコの羽毛や脂粉、空中に浮遊する糞のかけらやエサのかけらも除去できて一石二鳥です。