「あなたの履歴書をダイエットさせなさい」と言うと何言ってるんだろうと思いますよね。では、自分が作った履歴書を見てください。じっくりと、隅から隅まで見てください。手を抜いて履歴書を作成している人はいないことでしょう。自分の中では一番自信がある履歴書になっているはずです。では、
「あなたの履歴書を見ている人が、1分しか時間がないとしたら、言いたいことは伝わりますか?」
おそらく多くの人が伝わらないことでしょう。それくらい履歴書にたくさんの内容を書いているからです。履歴書はダイエットするべき理由と内定に近づく履歴書3つの共通点を紹介します。
採用担当者は1分で履歴書を判断する
応募者が多い企業だと、履歴書を見る時間が1分もない会社もあります。1万人を超える応募者があるような会社では、見るポイントをいくつかに絞って判断しています。そのため、相手の時間がない時でもちゃんと自分の伝えたい内容が伝わる用意をしておく必要があります。
もちろん、長々と何が言いたいかわからない文章だと、最後まで読んでもらえません。また、誤字脱字があった段階で読むのをやめてしまいます。つまり極端な場合、1枚の履歴書を見る時間は最短1秒ということもあるでしょう。
通常の場合、どんなに長く時間を取ってくれたとしても5分が限度です。そういうことを理解したうえで、自分の印象を簡潔に強く相手に伝えることが大切なのです。仕事ができる人は、簡潔に伝えるのも上手です。自分のやっている仕事を15秒で説明できるようになると、一流の社会人と言われます。15秒とまでは言いませんが、1分以内であなたを説明できる履歴書を完成させましょう。
履歴書をダイエットしよう
ダラダラと長い文章になっている人は、自分の本当に伝えたい内容が決まっていない場合が多いです。書く欄によっては、短い文章だと空白が目立ってしまうこともあるでしょう。その空欄を減らすために、自分の想いを書きすぎてしまう人もいるのです。
でも、何が伝えたい内容なのかわからない長い文章は、マイナス評価にしかなりません。伝えたい内容がはっきりしている短い文章は、プラス評価になります。欄の空白が問題なのではなく、書いてある内容が問われているのです。あなたの履歴書をどんどんダイエットさせましょう。
履歴書は「誰のために」書くかを意識しよう
履歴書は「誰のために」書くのか、考えていますか。もちろん、自己満足のために書くのではないはずです。採用活動をしている企業の担当者のために書くのですよね。このことを意識していない人がじつに多い。履歴書で自分をアピールすることはとても大事ですが、それ以上に大切なことは、相手への配慮です。履歴書はどういう時に使われるのか、考えてみてください。
1. 書類審査で、合否をつける時
2. 面接で、合否をつける時
3. 面接が終わった後に、もう一度考えてジャッジをする時
大きく分けると、この3つです。このステップをクリアできれば、内定に近づきます。企業の担当者への配慮ができているかどうかを意識しながら取り組みましょう。また、履歴書は読んでくれる人をどれだけラクにしてあげられるかも大切です。あなたの履歴書を読んだ担当者が、あなたの履歴書を手に持って、上司に「この人は会社に必要です」と堂々と伝えてくれるかどうかです。
人事で働く人も会社員です。上司に嫌われたいと思っている人はいません。人事の採用担当者があなたの履歴書を見て、上司に持っていきたくなるような味のある履歴書を作りましょう。履歴書は、自分本位から会社本位に視点を変えると、全てがうまく回り始めます。
内定がもらえる履歴書の3つの共通点
では、内定がもらいやすくなる履歴書の共通点を紹介します。
1. 自分の中の「一番」を書く
履歴書に書く項目においては、自分の中で一番自信のあることを書きましょう。就職活動は、トーナメント戦です。負けたらそこで終了になります。だからこそ、自分の一番自信がある内容で勝負してください。一番自信のある内容ならば、相手に伝わるのです。
企業によって、履歴書の内容を変えている人をよく見かけます。「内定が取れやすくなるからです。この企業には、この内容のほうが良い印象を与えられるのです」と言う意見をよく聞きます。確かに言っていることは正しくて、企業は自分のところに必要な能力を持っている人を採用したいと思っています。でも、新卒の採用活動においては、能力だけで判断しません。欲しい人材か欲しくない人材かは、能力よりも性格が重視されるのです。
特に、素直な人の評価はとても高くなります。素直な人は会社に入ってからの吸収力が大きく、確実に成長してくれます。また、人とのコミュニケーションも上手になる可能性が高いのです。また何よりも、素直な人には教えがいがあるものです。会社に入ってから指導する人にとっても、素直な人は喜ばれます。嘘はつかなくて大丈夫です。自分の一番を相手に伝えましょう。
2. 履歴書に説明はいらない
履歴書を書くときに、説明調の文章を入れる人をよく見かけますが、補足があるなら面接の時に伝えればいいのです。伝えたいことをわかりやすくしようと説明したい気持ちはわかりますが、その説明文が相手にダラダラしているという印象を与えてしまいます。面接官をやっている人は、こう思っています。
「説明文を入れている人は、自分の言いたいことが簡潔にまとまっていない証拠だよ」
志望動機に企業の成り立ちや歴史、業界の説明などを入れている人もいますが、企業の担当者は自分の会社のことなので当然知っています。特に人事の人は全員知っていることなので、その説明に間違った箇所があると逆に印象が悪くなる場合もあるので注意してください。自分の想いを伝えるのに説明は要らないのです。
3. 肩書はいらない
気をつけなければいけないのは、肩書です。部活の副部長、サークルの副代表などの2番目のポジションをやってきた人は、注意が必要です。人事の人がぼそっと言っていました。
「今、サークルの副代表って何人位いるの? 副代表の仕事をきちんとしている人はアピールしてもいいけど、実際は何もしていないのに履歴書では副代表と書いてくる人が多いんだよね。そういう人は、すぐにわかるので不採用にしちゃうんです」
副代表だけでなく、副委員長、副部長なども気をつけなければいけません。面接で突っ込まれても堂々と話せる内容がある場合は記載しても大丈夫ですが、ほとんど仕事をしていないのならば、書かないほうがいいでしょう。肩書よりも、自分がやってきて自信のあることを書いてください。
履歴書はとことんダイエットさせましょう! また、内定がもらいやすくなる共通点を意識すれば履歴書による選考は通過しやすくなります。履歴書は長いほうが有利という考え方は捨てましょう。
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