今回はピスタチオの栄養と効能についてご紹介します。
ピスタチオはもともと、中央アジア、西アジア原産で、古代トルコ、ペルシャで自生していたものでした。
紀元前にはローマに伝わり、日本には19世紀に伝わりました。
お酒のおつまみや、さわやかな緑色でその風味も良いことから、ケーキやクッキーなどのお菓子作りの材料としてお馴染みのナッツです。
ピスタチオは、その栄養価の高さより、「ナッツの女王」と呼ばれています。
ピスタチオの優れた栄養や効能とは、どのようなものがあるのでしょうか。
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① ピスタチオとは
ピスタチオはウルシ科ピスタキア属の落葉樹で、トルコや、カリフォルニアなどの乾燥地にて栽培されていました。
日本には19世紀に伝わりましたが、気候が合わないため栽培はされていません。硬い殻の中の緑色の仁の部分を食べます。
緑色の濃いものが質が良く、湿気を含むと酸化しやすく香りが悪くなるので、保存は缶のような密閉した容器で保存し、冷蔵庫の野菜室で保存することをお勧めします。
購入の際も、缶入りのものや密閉包装のものを選ぶようにしましょう。
ナッツのなかでも、ビタミン、ミネラル等が豊富で栄養価が高く、風味も良いことから、お菓子の材料や、お酒のおつまみとして人気があります。
ピスタチオに含まれる主な有効成分は、カリウム、鉄、銅などのミネラル、ビタミンB1、ビタミンK、β―カロテン不飽和脂肪酸のオレイン酸、必須脂肪酸のリノール酸、ルテイン、ゼアキサンチン、食物繊維です。
② ピスタチオの栄養
100gあたりの栄養価
| エネルギー | 615kcal |
|---|---|
| 水分 | 2.2g |
| たんぱく質 | 17.4g |
| 脂質 | 56.1g |
| 炭水化物 | 20.9g |
| 灰分 | 3.4g |
主な栄養素
- カリウム
- ビタミンB1
- 鉄
- オレイン酸
- リノール酸
- ルテイン
- ゼアキサンチン
- βカロテン
- ビタミンE
③ ピスタチオの効能
その1:高血圧を予防
ピスタチオには、カリウムが豊富に含まれています。
カリウムは,ナトリウム(塩分)を体外に排出し、高血圧を予防する働きがあります。
現代人の食習慣では、加工食品などナトリウムが多く含まるものを多く食べたり、ファーストフード、ラーメンなど塩分がとても多いものを良く食べる傾向にあり、ナトリウムを多く摂取しがちです。
塩分を採りすぎると、カリウムの働きで、尿と一緒に排出してくれます。
また、その利尿効果からむくみの改善効果もあります。
アルコールの飲み過ぎなどでも、ビールなどは利尿効果があり、尿としてカリウムが排泄され過ぎて、カリウム不足になることがあり、お酒のおつまみに、ピスタチオを食べるのはとても理にかなっています。
カリウムには、筋肉の収縮を正常に保つ働きがあり、カリウム不足では足がつるなどが起こりますので、運動をする前にピスタチオなどのカリウムが豊富に含まれる食べ物ををバランスよく摂ることが大切です。
その2:疲労回復効果
ピスタチオにはビタミンB1が含まれています。
ビタミンB1は糖質のエネルギー変換には不可欠で、ご飯やパンからとった糖質をスムーズにエネルギーに変換することで疲労回復効果があります。
脳の神経が働くには、ぶどう糖からのエネルギーが使われますが、そのエネルギーに変換の際に、ビタミンB1が必要で、
ビタミンB1が不足すると、脳のエネルギーが不足することになり、イライラしたり、集中力がなくなったり足のしびれなどの末梢神経の運動能力の低下まで起こしてしまいます。
その3:貧血予防
ピスタチオには、鉄が含まれています。
鉄は赤血球のヘモグロビンを構成する成分で、体に酸素を送り届ける役目をしています。
ヘモグロビンの不足が起こると、貧血を起こしてしまいます。
このヘモグロビンを作るための、鉄の体内利用には銅も欠かせませんが、ピスタチオには銅も一緒に含まれているため、ヘモグロビンの形成を手助けするよう銅が働き、貧血予防効果が期待できます。
その4:生活習慣病予防効果
ピスタチオには、不飽和脂肪酸のオレイン酸とリノール酸が含まれ悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす効果からコレステロール値を低下させます。
コレステロール値が低下すると、動脈硬化や高血圧の予防となり、それらが原因で引き起こされる、脳梗塞、心筋梗塞等の生活習慣病の予防効果があります。
その5:便秘解消
ピスタチオには、食物繊維が含まれ、腸内環境を整え便秘解消効果があります。
また不飽和脂肪酸は、胃腸の働きを活性化するため、その相乗効果で便秘を改善します。
腸内環境が整うことで、腸内で悪玉菌の作り出す毒素が原因の肌荒れや、ニキビの改善効果もあります。
便秘を放っておくと大腸がんの原因にもなり、気を付けて食物繊維を摂るようにしましょう。
その6:眼病予防効果
ピスタチオに含まれる、ルテイン、ゼアキサンチンは、白内障、黄斑変性症の予防効果があります。
ルテインは天然のサングラスとも言われ、眼の水晶体に存在して、有害な紫外線、ブルーライトを吸収してくれます。
ルテイン、ゼアキサンチンは、眼の黄斑部という所に存在し、抗酸化作用があり、活性酸素による酸化を防ぎ白内障、黄斑変性の予防効果があります。
ルテインは緑黄色野菜などにも含まれていますが、吸収をするためには油を同時に摂ることが効果があり、ピスタチオは、油脂を含むため、そのままでも吸収しやすくなっています。
ナッツの中でもピスタチオは特に、ルテインとゼアキサンチンを豊富に含み、眼病予防に効果があります。
その7:美肌効果
ピスタチオに含まれる、βカロテン、ビタミンE、ルテインの抗酸化作用から、活性酸素を消去し、細胞の老化を防止し、美肌効果があります。
βカロテンは、肌の乾燥やニキビの改善効果があり、βカロテンはビタミンAに体内で変換され、粘膜を丈夫にするため、風邪などにかかりにくくし、免疫力を強化してくれます。
●注意点
ピスタチオの効能は、現代人が抱える多くの、健康上の問題につながる事ばかりです。
これらのほかにも、アミノ酸スコア(必須アミノ酸を理想的に含んでいるかの指数で100に近い程良い)83のたんぱく質を含み、特に生活習慣病の予防効果はあります。
ただし、生活習慣病の原因のひとつである肥満に関して、ピスタチオは油脂を含んでいることもあり、100gのカロリーが615キロカロリーもあるので、いくら体に良いからと言っても、食べ過ぎには注意しましょう。
また塩分も含んでいるため、大量には食べないように、おつまみとしての量を食べるようにしましょう。
まとめ
ピスタチオは、ナッツの女王と呼ばれるほど、栄養豊富なナッツです。
風味のよく、お酒のおつまみや、お菓子作りにつかわれています。有効な栄養素は、カリウム、鉄、銅と言ったミネラルや、ビタミンB1、βカロテン、不飽和脂肪酸、ルテイン、ゼアキサンチンなどで、この効能は、高血圧の予防、疲労回復、貧血予防、生活習慣病予防、便秘解消、眼病予防、美肌効果と、いろいろと現代人にとってはありがたい効能があります。
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