魚は肌に凄く良い食材です。
いつぞや流行った歌のせいで、「食べると頭が良くなる~♪」
なんてフレーズがこびりついて離れない人は多いと思いますが、
個人的には、頭より美肌の効果を
大々的にアピールしないのが不思議でなりません。
頭が良くなるなんてフワッとした効能を望む人より、
肌荒れやニキビで悩んでいる方が圧倒的に多いでしょうから。
今回は、魚が肌にいい理由と、効率の良い摂取方法を紹介していきます。
DHAとEPA
魚が体にも肌にもいいと言われる理由は
DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)
にあります。
特にDHAは、食べると頭が良くなると
耳にタコができるぐらい聞かされて育った人も多いと思います。
(私もその一人)
この二つが具体的にどのような効果かと言いますと。
DHAとは
※DHAが豊富だとよく言われているマグロの頭
よくスーパー等で、冒頭に書いた例の洗脳ソングが流れていますよね。
最近はJASなんとかとかいう団体が事あるごとに使用料を要求してくるという
恐ろしいニュースをよく聞きますので詳しくは書けませんが。
えー、ともかく。
DHAとは脳の中に多く含まれており、
神経細胞の先端のシナプスを介して神経伝達物質をやりとりしてくれる成分です。
心身の機能をコントロールしてくれたり、
脳を活性化してくれ記憶力を高めてくれたりしてくれます。
現代ではアルツハイマーの予防にも注目されているようですね。
DHAを摂ると頭が良くなると言われているのはこの効果によるものです。
今後はわかりやすいように、例の洗脳ソングの歌詞は
魚を食べるとシナプス結合が良くなる~
に変えて貰いたいところですね。
頭が良くなるってフワフワしてて具体的によくわかりませんし!
EPAとは
魚は血液をサラサラにしてくれると聞きますよね。
それはこのEPAによるものです。
DHAよりマイナーですが、魚が肌に良いとされるのはこの成分のお蔭なんです。
このサイトの目的を考えれば、
重要視すべきなのはDHAよりこちらの栄養素でしょう。
血流改善によるターンオーバーの正常化
EPAには、血液中の中性脂肪を減らす、血小板凝集を押さえる
効果があるため血液をサラサラにしてくれます。
それだけでなく、動脈硬化や高血圧等の
生活習慣病の予防も期待できるので積極的に摂取していきたい所。
逆にEPAが不足すると、血中の中性脂肪が上がって、血栓ができてしまったりします。
いわゆる、血液がドロドロと言われる状態になり、
肌の新陳代謝(ターンオーバー)が正常に機能しなくなってしまいます。
ニキビや肌荒れの原因は、睡眠不足や乾燥等様々ありますが、
要はターンオーバーがちゃんと働いていれば肌が回復してくれますので、
普段からEPAを摂取して予防しておくと良いでしょう。
抗アレルギー・抗炎症効果
EPAは、アラギドン酸と拮抗して
アレルギーを引き起こす酵素を阻害する働きがあります。
免疫力を高める効果や、炎症を引き起こす因子の働きを抑制する効果も期待でき、
ニキビなどの肌トラブルの改善だけでなく、
花粉症等のアレルギーやアトピーにも効果があります。
そんな訳で、頭と体に重要なDHAとEPAですが、
この2種は「必須脂肪酸」に分類されており、体内で作りだす事ができません。
適度に補給してあげないと、どんどん頭も体も鈍くなってしまいます。
だからこの2種がたっぷり含まれている魚が日頃から推奨されているんですね。
・記憶力等、頭の活性化にはDHA。
・美肌を目指すならEPA!
・どちらも豊富に含んでいる食品はやっぱりお魚。
DHA・EPAを効率的に取るには
さて我々がどの魚を優先的に食べるか、ですが……
まず、どの魚に含有量が多いのか表で見てみましょう。
| EPA・DHAを含む魚(魚肉100g中の含有量) | ||
| 食品名 | EPA | DHA |
| マイワシ | 1381 | 1136 |
| マグロ | 1288 | 2877 |
| サバ | 1214 | 1781 |
| ブリ | 898 | 1785 |
| サンマ | 844 | 1398 |
| ウナギ | 742 | 1332 |
| サケ | 492 | 820 |
| アナゴ | 472 | 661 |
| イカナゴ | 454 | 615 |
| アジ | 408 | 748 |
| ウルメイワシ | 275 | 633 |
| ニジマス | 247 | 983 |
| カレイ | 210 | 202 |
| アユ | 201 | 136 |
| コイ | 159 | 288 |
| マダイ | 157 | 297 |
| ヒラメ | 108 | 176 |
| カツオ | 78 | 310 |
| イカ | 56 | 152 |
| タラ | 37 | 72 |
※なお、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」では
DHA・EPAを1日1g(1,000mg)摂取することを推薦しています。
御覧の通り、EPAの数値だけで見るとイワシがトップです。
あんなめんこい見た目とサイズしてるのに中々やりますね。
ちなみにこの記事のアイキャッチもイワシ君です。
2位のマグロはDHAも滅茶苦茶豊富。
バランスで言えば魚で最強と言っても過言ではないでしょう。
あの巨大な図体は伊達じゃないという事です。
これはもう今後魚を食べる時はマグロだけ食べればOK!
…と、言いたい所ですがマグロは若干割高という最大の弱点があります。
それに私もマグロは好きですが、
流石に魚はマグロだけなんて生活送ってたら飽きちゃうでしょうし…。
効率よくEPA(とDHA)を補給するなら
マイワシ、マグロ、サバ、ブリ、サンマ
辺りの上位5種をローテーションで食べるのがベストでしょう。
ウナギもそこそこの含有量ですが、マグロよりもっと高いですしね…。
さほどでもないのが残念です…。
・EPAを豊富に含んでいるのはマイワシ、マグロ、サバ、ブリ、サンマ。
・中でもマグロはEPA・DHA共に豊富!
ベストな調理法は?
EPAは、煮る・焼くなどの調理でおよそ20%が流れ出てしまいます。
まぁ基本的に調理すると栄養分が減ってしまうのはお約束ですよね。
なので、理想はお刺身など生で食べることです。
個人的には魚は刺身で食べるのが一番好きなので嬉しいですね。
スーパーで買ってきてそのまま食べればいいので非常に楽ですし。
調理をする場合には、ホイル焼きや蒸し焼き,煮込みなどにし、
魚から出た油や煮汁まで一緒に食べるのがよいです。
焼き魚にする場合は、グリルよりも油が流れ落ちないフライパンがおすすめ。
野菜などを一緒に炒めれば流れ出てしまったEPAを上手に取り込むことができます。
20%程度流れ落ちたところでそんなの関係ねぇ!
ってことで200g食べる等量でカバーするという手もあります。
その場合は当然カロリーも一緒に増えてしまうので一概にはお勧めできませんが…。
・調理すると油等と共にEPAは流れ出てしまう。
・お刺身等の生で食べるのがベスト。
まとめ:魚を食べると肌が良くなる!
魚は頭も肌も良くなる優良食品です。
日本は魚食の文化が根付いているので日頃から食べる人は多いと思いますが、
上記の表の通り、EPAを豊富に含む魚は意外と限られています。
出来る事なら、マイワシ、マグロ、サバ、ブリ、サンマ等を
重点的に食べ、血流や健康的な肌を維持していきたいところ。
この5種を頭の片隅に置き、なるべく刺身などで食べるとベストです。
賢く効率良くEPAを摂取して、頭も肌も健康的な生活を送りましょう!
他にも、お勧めの食品メニューを紹介している記事がありますので
もし良ければご覧ください。