JB23をリフトアップする場合、ジムニー専門ショップが販売しているリフトアップキットを購入するのが基本になると思いますが、キットの内容が各ショップでバラバラで価格も幅があって、どれをチョイスすればいいのか迷ってしまいますよね。
というわけで、リフトアップキットの価格と含まれる部品数を比較できる資料を作成してみました。
キットに含まれる部品はざっくり分けると、サスとショック、そしてリフトアップによって崩れたサスペンションのジオメトリをノーマル状態に近付けるための補正パーツ、あとは強化アームです。これらを下記の基準により補正パーツ数ランクとして分類しています。
きっちりこの基準どおりに分類できないので、分類から外れているキットは筆者の感覚でランク付けしています。てことで、あくまで参考として頂ければと思います。
<ランク付け基準>
1:サスペンション・ショックのみ
2:1+ロングブレーキホース
3:2+キャスターブッシュ or リーディングダウンブラケット
4:3+調整式ラテラルロッド
5:4+スタビ延長
6:4+リヤラテラル角度補正
7:3+スタビ延長+リヤラテラル角度補正
8:3+リーディングアーム
9:8+トレーリングアーム
10:9+その他の補正パーツ
1 or 1.5インチアップキット
アップ量が小さいので、補正パーツを省いたキットが半数を占めます。そんな中タニグチはキャスター、リヤラテラルまで補正するキットを用意しており、さすが定番ショップといったところでしょうか。
JAOSのキットはアップ量が比較的大きい(40mmUP)にもかかわらず、ブレーキホースがセットに含まれていないので、オフロード走行する場合は、ブレーキホースもロングタイプに交換しておいた方いいのではないかと思います。
2インチアップキット
価格を抑えた、工藤自動車の"Eセット"とワイルドグースの"エコキット"はショックを含んでおらず、純正ショックに延長ブラケットを付けるという内容です。補正パーツもありません。また、工藤自動車はブレーキホースがリヤのみ、ワイルドグースは無しです。とにかくお金をかけずにドレスアップ目的のリフトアップ用と割り切ったほうがよさそうです。
アピオのキットもブレーキホースを含んでいないので、オフロード走行するのならば別途購入した方がいいでしょう。ブレーキホースの必要長さについてはいずれこのブログで検証したいと思っています。
2インチアップのキットには、ほとんどのキットにキャスター角補正パーツが含まれていますが、キャスター角を補正するブッシュは補正量違いで複数あり、補正量大小でメリットデメリットがあるので、どの補正量のブッシュなのか、しっかり確認しておきたいところです。
私が確認した限り、下記のショップのキットは補正量が少ないブッシュです。
アピオ、スージースポーツ、モンスタースポーツ
2.5インチアップキット
2インチアップでは見た目が物足りないけど、3インチアップした時の不具合も心配ということであれば、2.5インチアップという選択もあります。
このカテゴリで特筆すべきは、ハードギアの"JB23用 60mmリフトアップキット"のコスパの高さ。この価格でキャスター補正ブッシュ、前後ラテラルロッド(ステンレスタイプ)を含んでいます。エスポワールの"2.5インチキット+ブレーキホースセット"の方が4千円弱安いですが、こちらは上記の部品無しですからね。
アピオの"A2000Tiつよし君RE50コンプリートキット"(資料No14)はワンタッチでスタビライザー機能をオンオフできるスタビライザ付きのセットです。
このカテゴリのタニグチのキットは全てにリヤラテラルの補正をフレーム側で行うリヤラテラルダウンブラケットが含まれています。
3インチアップキット
3インチアップが現在ユーザーに一番選ばれているリフトアップ量です。販売されているキットもこのカテゴリが一番多いです。3インチアップキットは、今回調べた限りキャスター角補正パーツはすべてのキットに含まれていました。ただし、2インチアップのところでも書きましたが、キャスター角の補正量はキットごとに違いがあるので、よく確認して下さい。
別の記事で検証予定ですが、3インチアップするともっとも補正量が多いブッシュでもキャスター角が不足するはずです。
キャスターの補正は偏心ブッシュへの交換の他に、リーディングアームのフレーム側を下げるブラケットで補正する方法があります。このブラケットを使用しているのは下記のキットです。(モトレージと、スージースポーツは偏心ブッシュも併用します。)
タニグチ:Type I BKTset / エスポワール:3インチキット+リーディングダウンブラケット付き
モトレージ:TERRAサスペンションキット2 / スージースポーツ:NEW CROSSサスペンション
ダウンブラケットで補正するメリットとしては、偏心ブッシュで補正した時の、ブッシュの動きが悪くなるというデメリットが無いことです。または、偏心ブッシュで補正しきれなかったキャスター角をダウンブラケットを併用することで追加で補正するという使い方もできます。この場合、前述のメリットは無くなってしまいますが。
逆にデメリットは、アームを下げるのでオフロード走行の際に干渉しやすくなります。
CAR STYLEの"CSスタートキット"は、前後バンパーとナンバー移設キットを含んだセットで、これだけでエクステリア含めて一気にカスタムできます。
ワイルドグースのHMSシリーズは、同じランクのキットの中では比較的価格が高いですが、トランファーマウントスペーサー、リアショック移動スペーサー、バンプストッパー延長ブロック、プロペラシャフトスペーサをキットに含んでおり、補正キットが充実しています。(エコキットを除く)
3インチ以上のリフトアップキット
3インチ以上のリフトアップキットを選択しようとすると、リリースしているショップがグッと少なくなります。3インチoverと記載して一括りにしていますが、それぞれのショップのリフトアップ量は下記です。
<3+α インチup="">
工藤自動車
<3.5 インチup="">
シーエルリンク / オートクロス / モトレージ
<4 インチup="">
エスポワール
4インチリフトアップするの場合、今回まとめた限りではエスポワールのキット一択という状況です。エスポワールのキットは、リフトアップ量が大きいだけに補正キットも充実しており、プロペラシャフト延長スペーサー、トランスファアップマウントが含まれています。その割に価格は控えめな設定かと思います。ショックはリフトアップ用のロングショックにさらに延長ブラケットを接続して組むという荒業で4インチアップに対応しています。
以上、リフト量ごとの価格と部品数のまとめでした。
さて、肝心の私のジムニーはどのキットを組むのかということですが、今のところ2インチか2.5インチのリーディングアーム付きで考えています。作成した資料でみるとランク8に該当するので、2インチアップならシーエルリンク、2.5インチアップなら工藤自動車のキットしかないということになりますが、ショックにも拘りたいし、悩みどころです。4>3.5>3+α>ランク付け基準>