緑茶カテキンダイエットで本当に痩せるの?
緑茶は、昔から日本人にとって馴染みのある飲料ですが、元は中国から伝わり、庶民に広がったのは江戸時代と言われています。
また近年、緑茶は健康によい飲料として世界的にブームになっており、和食と共に注目を浴びています。
緑茶が健康によいと言われる理由には、緑茶に含まれる緑茶カテキンが含まれているからと言われていますが、ではなぜ緑茶カテキンは体によいのでしょうか。
さらに、緑茶カテキンはダイエットにも効果があると言われており、緑茶カテキンダイエットは人気のあるダイエット方法として知られています。
この緑茶カテキンダイエットは、元々ダイエットへの興味が強い女性だけではなく、これまでダイエットにはあまり興味がないと言われていた男性にも支持を得ています。
そこで今回は、緑茶カテキンダイエットについて詳しく調べてみました。
どうして緑茶カテキンがダイエットに効果があるのか、緑茶カテキンダイエットの正しい方法などをご紹介したいと思います。
緑茶のカテキンとは?
緑茶を飲むと、お茶の葉の芳醇な香りと共に独特の渋味が口の中に広がりますよね。
この渋味の正体が「カテキン」です。
カテキンはポリフェノールの一種で、タンニンという緑茶の渋みの主成分となっています。
しかし、カテキンが凄いのは香りや味だけではありません。
昔から寿司屋では「あがり」と言って、生の貝や魚を食べた後に緑茶を出していましたが、これはカテキンには殺菌効果があるからと言われています。
また、食中毒の原因とされる腸炎ビブリオ菌や黄色ブドウ球菌は緑茶を飲むことで死滅すると言われており、昔から食中毒予防に緑茶は欠かせない飲料だったのです。
さらに、近年の研究では、カテキンには生活習慣病の原因であるコレステロールを抑える効果や血糖値の上昇を緩やかにする効果、感染症や虫歯を予防する効果が認められています。
緑茶カテキンダイエットとは?
緑茶カテキンダイエットとは、緑茶に含まれるカテキンの持つ効能・効果を利用して行うダイエット方法です。
中でも、カテキンの血糖値の上昇を緩やかにする働きがダイエットと深く関係しているのですが、そもそもどうして血糖値が急激に上がると肥満に繋がるのかご存知でしょうか。
血糖値とは、血液中に含まれるブドウ糖の値です。
通常、食事をすると人の血糖値は上昇し、それを正常値に保つために膵臓からインスリンという物質が分泌されるのですが、インスリンは血液中のブドウ糖をエネルギーに変える一方で余った分を脂肪として蓄積してしまう性質があります。
そのため、血糖値が上がりやすい食べ物を摂取するとこのインスリンが大量に分泌されてしまい、太ってしまうのです。
ゆえに、食事時には血糖値を急激に上げないようにすることがとても大切になってきます。
少し前に「食べる順番ダイエット」というのが流行りましたが、これも血糖値の上昇を抑えるために血糖値の上がりやすい炭水化物やたんぱく質を後回しにして、血糖値を急激に上げない野菜から食べ始めるとよい、という考えで行われていました。
すなわち、緑茶に含まれるカテキンには血糖値を緩やかにする働きがあるため、食前・食中・食後に飲むことでダイエットに繋がるのです。
緑茶カテキンダイエットの効果は?
カテキンには、血糖値を緩やかにする効果だけではなく、体脂肪を減らし、糖や脂質の吸収を抑える効果もあると言われています。
また、毎日の食生活の中で飲料を緑茶に変えるだけなので、ダイエットの初心者にも向いている方法だと思います。
ですが実際には、緑茶だけを飲んで半年後に10kg以上痩せられるというわけではなさそうです。
あくまでも糖質や脂質の分解を促進する働きがあるというだけなので、理想の体型を目指すにはやはり運動は欠かせないでしょう。
しかし、緑茶カテキンの働きにより脂肪の吸収を抑え、糖質や脂質をエネルギーに変えやすい状態にしているので、そこに運動を取り入れることで効率よくダイエットを行うことは可能と言えます。
また、運動を全くしない場合でも体脂肪や体重が減るということはあるようです。
これは、それまで糖分の含まれる飲料を飲んでいたのが、カロリーゼロの緑茶に変えることで一日の摂取カロリーが減らせるからだと考えられています。
緑茶カテキンダイエットのやり方
緑茶カテキンダイエットの方法は至って簡単。
毎日500mg程度の緑茶を摂取するだけでよいのです。
とは言え、湯飲み茶碗一杯分に含まれる緑茶カテキンの量は50mgほどと言われているので、500mgを摂るには単純に10杯ほど飲む必要があります。
10杯はさすがに・・という方は、緑茶カテキンが高濃度含まれているサプリメントや、特定保健用食品に指定されているカテキン飲料などを利用するのもよいかも知れません。
また、緑茶を飲むタイミングですが、より効果が得られるのは食前・食中・食後、それと運動の前・中・後と言われています。
食事に合わせて飲むのは血糖値の上昇を防ぐためで、運動に合わせて飲むのは脂肪の分解が促進されるので効率よく脂肪を燃焼させることができるからです。
緑茶カテキンのダイエット以外の効果は何?
緑茶カテキンは、ダイエット以外にも様々な効能や効果があります。
中でも、緑茶カテキンには強力な抗酸化作用があると言われ、緑茶を毎日飲む方はガンになるリスクが少ないと言われています。
また、抗酸化作用はガン以外の病気の発症を防ぐ働きもあります。
抗酸化とはそもそも酸化を抗う(あらがう)という意味で、活性酸素を除去することにより病気の発生を防いでくれるのです。
抗酸化作用のある成分は緑茶カテキン以外には、ビタミンEやビタミンCが有名ですが、緑茶カテキンの抗酸化作用はビタミンEの50倍とも言われています。
緑茶カテキンの摂取時の注意点は?
緑茶にはカテキンと共にカフェインも多く含まれているため、カフェイン過敏症やカフェイン中毒症になる可能性があります。
カフェイン過敏症とは、カフェインを摂取することで動悸やめまい、吐き気、悪心などが起こるもので、カフェイン中毒症は胃痛や胸やけの消化器症状や、落ち着きがなくなる、不安感などがあり重症化すると幻覚や幻聴などが起こる場合があります。
さらに、カテキンは鉄分を結びついて吸収を阻害する働きがあることから、元々貧血気味の方や妊婦さんなどは摂取量を考慮する必要があります。
緑茶カテキンダイエットのまとめ
日本人は昔から、食事中や食後に緑茶を飲む習慣がありましたが、それが血糖値の上昇と関係しているなど知る由もない時代から行われていたということに驚いてしまいます。
体が緑茶をよいものとして求めていた、ということになるのではないでしょうか。
最近の若い世代は緑茶を飲まない方も多いようですが、日本古来の素晴らしい飲み物である緑茶を是非飲んで、健康で美しい体を手に入れましょう。