ホワイトニングは治療とメンテナンスをセットで考えて 【連載:私流body style Vol.5】
カラダの変化や
症状とうまく付き合う
私流body style
症状とうまく付き合う
私流body style
女性のカラダは年齢で変化する。ホルモンバランスの崩れから今まで感じなかった症状が出たり、気分が落ち込んだり。だけど、忙しい働く女子はそんな日も休んでいられない…。仕事を続けていくにはカラダの変化や症状とうまく付き合っていく方法、治療の選択肢をきちんと知ることが大切。自分のライフスタイルに合わせたカラダとの付き合い方を見つけよう
お話を伺った先生
トルナーレデンタルクリニック 院長
龍 信之助先生 歯科医
1970年東京生まれ。日本大学法学部卒業後、日本大学歯学部へ編入学し卒業。歯科医師でありながら、慶應大学医学部麻酔科の大学院へ進学し、歯科医師として生活習慣病の予防や口腔ケアの重要性について検証。現在、医療法人社団RMDCCの理事長と、日本橋浜町トルナーレデンタルクリニック・インビザライン矯正歯科院長を兼務。著書に『ナーシングケア徹底ガイド・口腔ケアQ&A』(総合医学社)、『気管切開を受けている患者さんの口腔ケア』がある。トルナーレデンタルクリニック HP: http://www.rmdcc.com/
日本では、1995年に放送されたテレビCM「芸能人は歯が命」が、歯に対する美意識を大きく変えるきっかけとなりました。アパタイト入り歯磨き剤のCM以後、“歯を白くしたい”“歯を美しく保つことで印象をアップしたい”という美意識を持つ人が爆発的に増加。1995年にはホワイトニング専門サロンも誕生し、ホワイトニングの施術を受ける人の数は年を追うごとに増え続けています。
今回は「歯を白くしたいけど、どんな技術か分からなくてちょっぴり不安」という方のために、歯の構造からホワイトニングの施術内容まで、審美分野の治療にも詳しい歯科医の龍信之助先生にお話を伺いました。
今回は「歯を白くしたいけど、どんな技術か分からなくてちょっぴり不安」という方のために、歯の構造からホワイトニングの施術内容まで、審美分野の治療にも詳しい歯科医の龍信之助先生にお話を伺いました。
歯が黄色く見えるのは、着色によるものと、
中の象牙質が透けてみえることが原因
歯のホワイトニングは、1960年代にアメリカで生まれた技術で、1989年に米国でホームホワイトニングが開発され、歯科医院でもホワイトニングが施術されるようになりました。歯の審美に関しては、欧米の方が一歩も二歩も先を行っていました。
日本では歯を見せて笑うという文化がなかったため、長い間、歯の審美に意識が向けられませんでした。どちらかというと、歯は臓器の一部であり、人に見せるのは恥ずかしいという意識もありました。しかし欧米の審美文化が入ってくるようになると、歯並びが悪いことや歯が黄色ことはコンプレックスだと捉えられるようになり、歯列矯正やホワイトニングを“コンプレックス除去”のために積極的に受ける人が増えてきました。顔の中で白い部分は眼と歯だけです。ここが白くないと、顔全体の印象が良くない、清潔感を持ちにくいということも知られるようになったのも大きいかもしれません。
歯が黄色く見える原因には主に2つあり、茶しぶなどの付着による変色したもの、もう一つはもともとエナメル質(歯の表面を覆っている部分)が薄く、中の黄色い象牙質が透けているものです。もともと日本人はエナメル質が薄い人が多いため、後者の理由により歯が黄ばんで見える人も大勢います。
ホワイトニングは自宅で少しずつ白くするタイプと
クリニックで短時間に行うタイプの2つ
ホワイトニングには、クリニックで医師が行う「オフィスホワイトニング」と、患者さんがキットを購入して家で行う「ホームホワイトニング」があります。
■ オフィスホワイトイング
施術時間は1~2時間ほど。薬剤を塗り、光を照射することで白くする(エナメル質が薄く、中の象牙質が透けている場合は、薬液を象牙質まで届かせホワイトニングを行う)。医師が結果をチェックしながら行うため、1回の施術でもかなりの効果が得られる。
(費用は1万8000円ほど)
施術時間は1~2時間ほど。薬剤を塗り、光を照射することで白くする(エナメル質が薄く、中の象牙質が透けている場合は、薬液を象牙質まで届かせホワイトニングを行う)。医師が結果をチェックしながら行うため、1回の施術でもかなりの効果が得られる。
(費用は1万8000円ほど)
■ ホームホワイトニング
家で使うためのキットを購入。時間をかけて徐々に歯を白くしていく。
・「ペンタイプ」は、薬液を歯に塗って30分ほど放置した後うがいをする。
(費用は1万2000円ほど)
・「マウスピースタイプ」は、マウスピースに薬液を塗り、2時間ほど装着した後放置する。毎日・2週間連続して行う。(初回にマウスピースを作成するため、費用は3万円前後。以降は薬剤の費用のみ負担)
*上記費用はクリニックによって異なります。
家で使うためのキットを購入。時間をかけて徐々に歯を白くしていく。
・「ペンタイプ」は、薬液を歯に塗って30分ほど放置した後うがいをする。
(費用は1万2000円ほど)
・「マウスピースタイプ」は、マウスピースに薬液を塗り、2時間ほど装着した後放置する。毎日・2週間連続して行う。(初回にマウスピースを作成するため、費用は3万円前後。以降は薬剤の費用のみ負担)
*上記費用はクリニックによって異なります。
1度ホワイトニングを行えば3カ月~半年は白さが続きますが、「少し着色が気になるかも」と感じ始めたら、再度ホワイトニングを行うサインになります。
ホワイトニングに興味をもったら
治療の要否や目的を歯科医に相談して
ホワイトニングは、生まれ持った歯に対してだけ有効で、虫歯を治療したあとの人工物(かぶせ物や詰め物)は白くすることができません。そこで歯全体の印象をアップするためには、かぶせ物や詰め物を銀ではなくセラミックなどの白いものに替える治療が必要になってきます。(それ以前に、まず虫歯や歯周病の治療が必要になる場合もあります)
また、奥歯などはどうしても陰になって暗く見えますし、歯並びが悪いと影ができホワイトニングをしても白くは見えません。こういう場合は、奥歯のかぶせ物をより白い物に交換したり、歯並びを矯正したりすることも必要になってくるかもしれません。
いずれにしても、ホワイトニングは治療ではなく、審美分野に属する施術ですので、本人がどれだけの歯にどこまでの水準を求めるかによっても、ホワイトニングで使う薬剤や、行う治療内容が異なります。例えば、1本だけ色が気になる歯に対して行う「ピンポイントホワイトニング」は時間も短くてお手軽です。部分的に白くしたい歯があるのならこの方法を選択するのもよいでしょう。ゴール地点をどこにもっていくのか、歯科医師と相談しながら勧めていくことが大切です。
取材・文/渡邉由希
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