アメリカといえば世界一の経済大国、軍事大国です。沢山の国の人々がアメリカに夢を見て移住したり、留学するほどの国です。そんなアメリカが抱える問題の一つが肥満です。
アメリカに旅行などで行ったことがある方はわかると思いますが、恐ろしいほど太っている人を頻繁に見かけます。日本で言えばお相撲さんを街中で頻繁に見かける感じです。
そんな肥満大国のアメリカで、なぜ太った人が増え続けているのかを紹介しましょう。
世界屈指の肥満大国アメリカ
アメリカ本土は日本から距離がありますが、ハワイであれば日本人は気軽に旅行できます。今も昔もハワイには沢山の日本人が旅行しています。1年中温暖な気候のハワイですので、洋服は薄着です。
薄着ですから、どれぐらい太っているかがはっきりとわかります。
日本で肥満、デブ、太っていると言われている人たちが、ハワイでは太っているように見えなくなるぐらい、ハワイには肥満な人でいっぱいです。日本の肥満は70~90kg、最大でも100kgぐらいだと思いますが、アメリカの肥満は100kg以上がゴロゴロいます。
どういった肥満が多いかといいいますと、こんな感じの肥満です。
このレベルの肥満を日常で見かけますから、日本とは肥満のレベルが違います。女性でも男性でもびっくりするぐらい太っています。アメリカに行けば、日本人がいかに痩せていて健康的な民族なのかを実感するほどです。
肥満大国アメリカに他国が猛追
日本でも肥満の人が増えてつつありますが、世界レベルで見ると痩せ過ぎかもしれません。肥満を測る数値としてBMIがあります。
BMI(Body mass index)は、身長の二乗に対する体重の比で体格を表す指数です。 このBMIが男女とも22の時に高血圧、高脂血症、肝障害、耐糖能障害等の有病率が最も低くなるということがわかってきました。 そこでBMI=22となる体重を理想としたのが標準体重です。BMIの数値が「25以上でオーバーウエイト」「30以上で肥満」とされています。
このBMI・肥満のの割合が高い国を紹介しましょう。
- 第1位 アメリカ……男33.9%/女36.6%
- 第2位 メキシコ……男26.8%/女37.5%
- 第3位 ニュージーランド……男30.3%/女32.2%
- 第4位 ハンガリー……男26.3%/女30.4%
- 第5位 オーストラリア……男28.4%/女28.2%
- 第6位 カナダ……男26.2%/女24.6%
- 第7位 チリ……男19.2%/女30.7%
- 第8位 イギリス……男24.4%/女25.1%
- 第9位 アイルランド……男22.0%/女24.0%
- 第10位 ルクセンブルク……男24.1%/女21.0%
アメリカやメキシコは3人に一人が肥満ですから、街を歩いていて肥満な人を頻繁に見かけるわけです。ちなみに日本は下から4番目で肥満は男3.8%/女3.4%しかいません。
如何に日本人が痩せているかがわかる数値です。アメリカならBMI30なんてゴロゴロしていますが、日本は4%ほどしかいません。肥満が少ないため、BMI30以上となると、幸か不幸か目立ってしまいます。
肥満ばかりの原因はアメリカ人の食生活
アメリカ人の3人に一人は肥満です。日本人が思う肥満程度では、アメリカでは中肉ぐらいに思われほどアメリカ人は太っています。そんなアメリカ人の肥満の原因は明らかに食事にあります。
恐ろしい量、超高カロリー、糖質満載、安いという4コンボを子供の頃から食べています。日本で食べるマクドナルトとアメリカで食べるマクドナルドでは、明らかに量が異なります。
一番大きいサイズのLARGEに至っては量が倍です。1.2リットルも飲むのは日本人からすれば拷問ですが、肥満大国アメリカでは多くのアメリカ人がLARGEサイズを注文して、ガンガン飲んでいます。
普通の体型の日本人であれば、炭酸ジュースを1日に3本以上飲むことはあまりないでしょう。アメリカ人は毎日、3本、4本と飲みますので、飲み物だけでもとてつもない量の糖分を摂取しています。
さらにマクドナルドのハンバーガーにも差があります。日本100円マックはハンバーガーとチキンバーガーです。ハンバーグが1枚挟んでありますが、アメリカの場合は2枚です。さらにどのサイズのジュースでも1ドルですから、LARGEサイズを注文しやすい環境です。
日本と比較するとファーストフードが安いですから、大量に食べることが出来ます。
アメリカを肥満大国にしている原因は企業にもある
アメリカはたくさんのファーストフードを生み、世界中で店舗や商品を展開しています。世界のとんでもない僻地に行っても、コカコーラを見かけます。
コカコーラ社は世界の隅々まで、自分たちが販売する飲み物を売りまくっています。コカコーラ社やマクドナルドやケンタッキーを始めとする企業は、世界展開をしていますので資金は潤沢にあります。
一つ一つの商品単価は安くても、強烈な数量を毎日販売していますので巨大な利益を生むことが出来ます。この巨大な利益を絶やさないために、アメリカでは小学校や中学校に寄付をして、学校の中に通常より安い価格でコカコーラやファストフードのメニューを販売しています。
子供が食べる量や飲む量は大人には到底及びませんから、利益率が低い価格で販売しても会社の利益を圧迫しません。企業が狙っているのは、子供の頃からコカコーラやファストフードという、味が濃くて糖分が多い食べ物を食べる習慣を植えつけることです。
子供の頃に染み付いた味覚は、大人になっても継続します。すると大人になってもコーラやファストフードを食べ続けます。
アメリカ企業は自分たちが提供している飲食の味を子供の頃から植え付けることで、5年後、10年後に巨額の利益になって返ってくることを知っているのです。
肥満は子供の頃からの食生活が影響する
アメリカ企業が利益のために、アメリカの子どもたちに対して味覚を自社に向けさせる工作をしていることがわかったと思います。
私達日本人がアメリカに行って、ハンバーガーや肉、炭酸ジュースばかりを飲み食いし続けるのは苦痛です。生魚や生野菜、煮物、魚介類タップリの鍋、あっさりしたうどんやそばなどを食べたくなります。
子供の頃から野菜や魚を食べる習慣が日本人にはありますから、肉を中心として濃い食べ物を食べ続けるの辛いと感じます。しかし米国や欧州の場合は、肉を中心とした濃い食べ物を食べるのが当たり前ですから、日本人のような食生活は物足りません。
最近は日本でも鶏肉や豚肉よりも魚のほうが高いので、以前ほど頻繁に食べられなくなりました。また冷凍食品や加工食品が充実し、味のレベルがかなり上っています。
調理も数分でできてしまいますので、ついついカロリーが高い冷凍食品を食べてしまいがちです。こういった食事を子供の頃から食べ続けると、魚や野菜嫌いになり、カロリーが高い食品ばかりを好むようになります。
お子さんがいらっしゃる場合、調理するのが面倒であっても、カロリーが低く、味が薄い料理を食べさせることがとても大事です。子供の頃に染み付いた味覚は、大人になってから変えようと思っても難しいです。
日本人はとても痩せている民族ですが、確実に肥満は増えています。十分に気を付けて食事を楽しみましょう。