AGAで悩む人の中には、フィンペシアの服用を検討している人もいるのではないでしょうか。
ですが、少し調べてみると、初期脱毛(注1)という症状について出てきます。
名前からして不穏ですし、薄毛を改善したいのに「脱毛」だなんて不安になりますよね。
「薬を飲んで脱毛ってどういうこと?」「初期脱毛ってどれくらい続くの?」
と、わからないことだらけでその実情が気になりますよね。
そこで今回は、初期脱毛の期間を始め、そのメカニズムについても詳しくご説明していきます。
注1:初期脱毛とは、フィンペシアを服用し始めた直後の期間におこる脱毛のことです。
そもそもフィンペシアってなに?
フィンペシアとはAGA、すなわち男性型脱毛症の治療薬です。
先発のAGA治療薬であるプロペシアのジェネリック医薬品(注1)という位置づけですが、プロペシアの国際特許はまだ切れていないので、厳密にはコピー商品にあたります。
作用に関しては後ほどご説明しますが、簡単にいうとAGAの主な原因である男性ホルモン(DHT)を減らすことでAGAの進行を抑える効果が期待できます。
注1: 既存の薬の特許が切れたあとに販売される、同じ有効成分・同じ効き目で価格の安い薬
よく出てくるAGAってなに?という人は、AGAについて詳しく書かれた関連記事もぜひ読んでみてくださいね。
※フィンペシアは未承認医薬品です
ここからフィンペシアについてご説明していきますが、1つ注意点があります。
それは、フィンペシアは国内では認可されていない「未承認医薬品」であること。
認可されていないのは、安全面などに問題があるかもしれないからです。
国内でも合法的に入手することはできますが、ハゲラボではフィンペシアの服用はおすすめしていません。
服用を検討している人は、そのリスクを十分に考えた上で判断してください。
平均的には1ヶ月のようです
クリニックに問い合わせたところ、フィンペシアによる初期脱毛の期間は1週間~3か月程度で、平均的には1か月ほどといわれているようです。
また、初期脱毛が始まるのはフィンペシアの服用を始めてから、だいたい1か月経ったあたりだそう。
初期脱毛は、フィンペシアを飲んだら絶対起きるというわけではなく、フィンペシアを服用する約3割程度の人に起こる副作用といわれています。
初期脱毛が起きる可能性はそんなに高くないとはいえ、もともと薄毛が気になってフィンペシアを飲んでいるのに、一時的にでも抜け毛が増えるのは不安ですよね。
ですが、「初期脱毛がなぜ起こるのか」について理解を深めれば、その不安も少しは解消されると思います。
それでは続いて、フィンペシアによる初期脱毛のメカニズムをご説明していきますね。
フィンペシアによる初期脱毛を知るためには、まずAGAとヘアサイクルの関係から知る必要があります。
そもそもAGAの原因は、DHT(ジヒドロテストステロン)と呼ばれる男性ホルモンの一種で、このDHTが髪の毛に働きかけてヘアサイクルを乱すことで薄毛を進行させます。
急にヘアサイクルという言葉が出てきても意味が分かりませんよね。
それでは、まずヘアサイクルからご説明していきましょう。
ヘアサイクル
髪が生えては抜ける周期のことです
ヘアサイクルとは髪の毛が成長し、抜けていく周期のこと。
成長期・後退期・休止期の3つの期間にわけられます。
●成長期(2~6年)
成長期は新しい毛が生え、成長する期間。
●退行期(2週間)
退行期は毛根がだんだんと小さくなっていき、髪を成長させる活動が鈍くなっていく期間です。
●休止期(3~4ヶ月)
休止期は髪の毛の成長がとまり、毛根が眠っている期間。
休止期の髪は成長期で新しく生えてきた髪に押されたり、シャンプーや髪をとかすなどの日常生活の中で自然に抜け落ちていきます。
ヘアサイクルは髪の毛一本一本で違うので、通常一気に抜け落ちたりすることはありません。
また、ヘアサイクルには髪の毛一本一本に差があるように、個人差もあります。
ヘアサイクルが乱れ、下の画像のように成長期が短く、休止期の長い髪の毛が増えることで、薄毛の進行へとつながっているんです。
フィンペシアの作用
フィンペシアは、AGAの原因であるDHTの生成を妨げることで、AGAの進行を防ぎます。
フィンペシアの効果によってDHTが減ると、今までDHTによって乱されていたヘアサイクルが、徐々に正常なヘアサイクルに戻ります。
ヘアサイクルが正常な状態に戻るということは、休止期が長引いていた毛が一気に成長期へと移行するため、押し出される形で髪の毛が抜けます。
この現象が初期脱毛と呼ばれているわけですね。
つまり、初期脱毛というのはヘアサイクルの正常化により、休止期で止まっていた本来抜ける予定だった毛が、一気に抜けることです。
フィンペシアの効果が出ている証拠ともいえるので、悲観することはありませんね。
とはいえ、この初期脱毛には個人差があり、長い人がいれば短い人もいるほか、そもそも初期脱毛が起きない人もいます。
※初期脱毛はフィンペシアの効果が出ている証拠といいましたが、初期脱毛がないからといって効果が出ないというわけではないので、ご安心ください。
ここまでフィンペシアの初期脱毛について語ってきましたが、フィンペシア服用中の脱毛がすべて初期脱毛とは限りません。
以下の特徴に当てはまる場合は初期脱毛ではない可能性が考えられます。
- 1日100本以上の抜け毛が続く
- 初期脱毛の期間が長い(3か月を越える)
これらに該当する場合は他の原因である可能性があります。
ただし、他の原因といっても個人で特定するのは難しいので、異変を感じたり、明らかに初期脱毛ではないと思ったら、クリニックや皮膚科に相談しにいきましょう。
フィンペシアによる初期脱毛の期間とメカニズムについてご説明してきました。
いかがでしたか?
AGAで悩んでいるのに初期脱毛といわれ、不安になっていた人も少なくないとは思いますが、初期脱毛は必ずしも悪いものとはいえないんですね。
ただし、それには正しい知識があったほうが安心できるのも事実です。
正しい知識を持って、AGAケアに取り組んでいきましょう。
どれくらい続くのか気になりますよね