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タイトル:特許公報(B2)_ピーリング化粧料
出願番号:2002085295
年次:2006
IPC分類:A61K 8/81,A61K 8/19,A61K 8/89,A61K 8/06,A61Q 19/00


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紺野 義一 JP 3774162 特許公報(B2) 20060224 2002085295 20020326 ピーリング化粧料 株式会社コーセー 000145862 小野 信夫 100086324 紺野 義一 20060510 A61K 8/81 20060101AFI20060413BHJP A61K 8/19 20060101ALI20060413BHJP A61K 8/89 20060101ALI20060413BHJP A61K 8/06 20060101ALI20060413BHJP A61Q 19/00 20060101ALI20060413BHJP JPA61K8/81A61K8/19A61K8/89A61K8/06A61Q19/00 A61K 8/81 A61K 8/06 A61K 8/19 A61K 8/89 A61Q 19/00 特開2000−169355(JP,A) 特開2000−219618(JP,A) 特開2000−186029(JP,A) 特開平10−167926(JP,A) 特開平10−287542(JP,A) 特開平11−263721(JP,A) 特開平09−012427(JP,A) 特開2001−089323(JP,A) 特開2001−026531(JP,A) 特開2002−293716(JP,A) 特開2000−290136(JP,A) 特開平10−167926(JP,A) 欧州特許出願公開第01186291(EP,A1) 特開昭51−136838(JP,A) 特開昭53−032130(JP,A) 特開2000−256172(JP,A) 特開平02−265926(JP,A) 特開平08−245361(JP,A) 特開平07−258020(JP,A) 特開昭61−007208(JP,A) 特公平05−060446(JP,B2) 特開昭62−238211(JP,A) 特開2000−34215(JP,A) 特開2000−219609(JP,A) 2 2003286154 20031007 10 20040716 岩下 直人 【0001】【発明の属する技術分野】本発明はピーリング化粧料に関し、更に詳しくは、W/O型乳化化粧料において、内水相にポリビニルアルコール、外油相に粉体を含有し、皮膚の老廃物や付着した汚れを除去する清浄効果に優れ、使用感が良好で、皮膚に対する刺激が少ないピーリング化粧料に関する。【0002】【従来の技術】一般に、ピーリング化粧料とは、皮膚の老廃物や付着した汚れを除去することを目的とした化粧料であり、その具体的除去方法としては、物理的に老廃物を除去する方法や、化学的に溶解させて除去する方法が知られている。物理的な方法を用いた化粧料としては、有機粉末、無機粉末もしくはそれの複合物を用いて、その粉末の摩擦作用を利用したものがある。例えば、鉱物性粉体を用いたもの(特公昭60−15680号公報)、米、タピオカ等の植物性粉体を用いたもの(特開昭61−7208号公報)、セルロース加工物を用いたもの(特公平5−60446号公報、特開昭63−238008号公報)、短繊維の凝集体を用いたもの(特開昭62−238211号公報)等が知られている。また、水溶性高分子や肌の老廃物と密着性が高い粉末などを用いて、その吸着作用を利用したものがある。例えば、ポリビニルアルコールを用いたもの(特公昭60−50776号公報)が知られている。化学的な方法を用いた化粧料としては、例えば、サリチル酸誘導体による角質溶解によるもの(特開昭62−26224号公報)が知られている。【0003】【発明が解決しようとする課題】前記粉末などを配合したピーリング化粧料は、使用時の物理的なスクラブ作用(組成物を肌上に塗布してマッサージするときに、組成物中の粉末粒子が肌表面で擦られて生じる効果)または吸着作用を利用して、皮膚の老廃物や汚れを清浄し、かつ、その時にかかる力を利用して肌の血行促進等のマッサージ効果が得られる有用なものであり、このような観点で作られた製品が従来大部分であった。粉末を加工、例えば細かくした粉末を用いたものは清浄効果は高いが、使用中のスクラブ作用は得られにくかった。また、短繊維状の粉末を固体油剤等で処理を施した短繊維の凝集体を用いたものは、ソフトなスクラブ作用は得られるが、清浄効果はやや不十分であった。化学的に角質を溶解する方法を用いたピーリング化粧料についても、肌荒れ時や、肌に傷があるときなどには、肌に炎症を引き起こす場合があった。また、水溶性高分子を含有したピーリング化粧料は、従来、水性ベースあるいはO/W型乳化ベースが使用されていたが、ポリビニルアルコールなどの吸着作用の強い水溶性高分子を用いたものは、優れた清浄効果は得られるが、粘着力が強すぎるため、使用時にべたついたり、のび広がりが悪く使用感を損なったり、また肌への負担が大きく、肌荒れ等を引き起こす原因になる場合があった。従って、皮膚の老廃物や付着した汚れを除去する清浄効果に優れ、使用感が良好で、しかも、皮膚に対する刺激が少ないピーリング化粧料の開発が望まれていた。【0004】【課題を解決するための手段】かかる実情に鑑み、本発明者は上記課題を解決すべく鋭意研究を行った結果、W/O型乳化化粧料において、内水相にポリビニルアルコールを含有することにより、皮膚の老廃物や付着した汚れを除去する清浄効果に優れ、使用感が良好で、皮膚に対する刺激が少ないピーリング化粧料を得られる事を見出し、本発明を完成するに至った。【0005】すなわち、本発明はW/O型乳化化粧料において、内水相に成分(a)ポリビニルアルコールを含有するピーリング化粧料である。更に、成分(b)として粉体を含有するピーリング化粧料である。更に、成分(c)としてシリコーン系界面活性剤を含有するピーリング化粧料である。更に、成分(a)ポリビニルアルコールの含有量が1〜20質量%、成分(b)粉体の含有量が0.1〜20質量%であるピーリング化粧料である。【0006】【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について説明する。本発明に用いられる成分(a)のポリビニルアルコールは、W/O型乳化化粧料の内水相中に含有されるものであり、皮膚の老廃物や付着した汚れを除去する清浄効果を付与する事を目的とする。ポリビニルアルコールをW/O型乳化化粧料の内水相に含有することで、ピーリング化粧料を肌に塗布したときに、ポリビニルアルコールの高い粘着性を感じることなく使用時ののび広がりの良さを演出し、肌上でマッサージしている過程において水が蒸散することにより、ポリビニルアルコールが析出し、適度なスクラブ感を実現し、かつ優れた清浄効果を発揮することができる。【0007】本発明に用いられる成分(a)のポリビニルアルコールは、化粧品原料として公知のものであり、重合度とけん化度の違いによっていくつかのグレードに分けられたものが市販されているが、特に限定されずいずれのものも使用できる。ポリビニルアルコールの重合度は、通常4質量%濃度水溶液の20℃における粘度を測定することによって示される。本発明の成分(a)のポリビニルアルコールの粘度は特に限定されないが、1〜70mPa・sのものが使用時ののび広がりの良さや、適度なスクラブ感、優れた清浄効果を得るためには好ましく、10〜60mPa・sのものがより好ましい。一方、けん化度はポリビニルアルコールの製造時におけるポリ酢酸ビニルのアセチル基のけん化の割合によるもので、ほぼ完全にけん化を行った完全けん化型とアセチル基をある程度残した部分けん化型とに大きく分けられる。本発明においてはいずれのけん化型のものも使用することができるが、部分けん化型のポリビニルアルコールを用いる方が好ましい。具体的には、クラレポバールシリーズ(クラレ社製)やゴーセノールシリーズ(日本合成化学工業社製)等の市販品を使用することができる。これらは、一種又は二種以上を適宜選択して使用することができる。【0008】本発明に用いられる成分(a)ポリビニルアルコールの含有量は、特に限定されないが、1〜20質量%(以下質量%は「%」とする)が好ましく、更に優れた使用感、スクラブ感、清浄効果を得るには、3〜15%がより好ましい。【0009】本発明において、更なる使用感及び清浄効果向上のために、成分(b)の粉体を含有することも可能である。本発明の成分(b)の粉体は、ピーリング化粧料を肌に塗布して、肌上でマッサージしている過程において、成分(a)のポリビニルアルコールと凝集体を形成することにより、スクラブ感や清浄効果を更に向上させることが可能となる。また成分(b)の粉体は、W/O型乳化化粧料の外油相に含有すると、塗布時ののび広がりなどの使用感が更に向上し、より好ましい。本発明に用いられる成分(b)の粉体は、化粧料に使用されるものであれば特に限定されないが、具体的に例示するのであれば、酸化チタン、コンジョウ、群青、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、二酸化珪素、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、酸化クロム、水酸化クロム、カーボンブラック、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、マイカ、合成マイカ、合成セリサイト、セリサイト、タルク、カオリン、炭化珪素、硫酸バリウム、窒化硼素等の無機粉体類、ナイロンパウダー、ポリメチルメタクリレートパウダー、アクリロニトリル−メタクリル酸共重合体パウダー、塩化ビニリデン−メタクリル酸共重合体パウダー、ポリスチレンパウダー、ポリエチレンパウダー、ポリスチレンパウダー、オルガノポリシロキサンエラストマーパウダー、ポリメチルシルセスキオキサンパウダー、ポリテトラフルオロエチレンパウダー、ウールパウダー、シルクパウダー、結晶セルロース、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、N−アシルリジン等の有機粉体類、レーヨン、アセテート、ナイロン、テトロン、アクリル等の合成繊維状粉体や羊毛、絹繊維等の天然繊維状粉体を挙げる事ができる。これらの粉体は必要に応じて一種、又は二種以上適宜選択して用いることができる。これらの中でも、清浄効果や使用感という観点から、ポリメチルメタクリレートパウダー、ポリスチレンパウダー、ナイロンパウダー、オルガノポリシロキサンエラストマーパウダー、ポリメチルシルセスキオキサンパウダー、結晶セルロースが好ましい。【0010】本発明に用いられる成分(b)粉体の含有量は、特に限定されないが、0.1〜20%が好ましく、優れた清浄効果や使用感を得るためには、1〜10%がより好ましい。【0011】本発明において、更なる使用感向上のために、成分(c)としてシリコーン系界面活性剤を含有することも可能である。成分(c)のシリコーン系界面活性剤は、使用時の伸び広がり、べたつきのなさといった使用感を更に相乗的に向上させる。成分(c)のシリコーン系界面活性剤としては、通常化粧料に用いられるものであれば特に限定されないが、ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン、長鎖アルキル含有ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン等が優れた使用感が得られて好ましい。これらは、一種又は二種以上を適宜選択して組み合わせて用いることができる。さらに詳細には、ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンとしては、以下に示す構造のものが挙げられ、市販品としては、ABIL EM97(ゴールドシュミット社製)、SH−3772C、SH3775C(東レ・ダウコーニング社製)、KF−6012、KF−6015、KF−6016、KF−6017(信越化学工業社製)等を好適に用いることができる。【0012】【化1】【0013】[式中、R1は、炭素数1〜5のアルキル基又はフェニル基を示す。R2は、−Q1−O−(C2H4O)h−(C3H6O)i−R3(但し、Q1は、炭素数1〜5の2価の炭化水素基を示し、R3は、水素原子、炭素数1〜5のアルキル基又はアセチル基を示す。hは、1〜50の整数、iは、0〜50の整数である。)G1及びG2は、同一でも異なっても良く、それぞれR1又はR2を示す。jは、0〜150の整数、kは0〜50の整数を示す。但し、k=0のとき、G1、G2の少なくとも一方は、R2である。]【0014】長鎖アルキル含有ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンとしては、以下に示す構造のものが挙げられ、市販品としては、特にABIL EM90(ゴールドシュミット社製)、KF−6026(信越化学工業社製)等が好適に用いられる。【0015】【化2】【0016】[式中,R5は炭素数1〜5のアルキル基又はフェニル基を示す。R7は、−Q2−O−(C2H4O)c−(C3H6O)d−R9で示され、Q2は炭素数1〜5の2価の炭化水素基を示し、R9は水素原子、炭素数1〜5のアルキル基又はアセチル基を示す。cは1〜50の整数、dは0〜50の整数である。R6は−(C3H6O)e−R10で示され、eは0〜5の整数、R10は6〜18のアルキル基である。lは5〜150の整数、mは5〜40の整数、nは2〜40の整数である。]【0017】本発明に用いられる成分(c)シリコーン系界面活性剤の含有量は、特に限定されるものではないが、0.1〜20%が好ましく、更に優れた使用感を得るためには、1〜10%がより好ましい。【0018】本発明のピーリング化粧料は上記成分に加え、さらに通常の化粧料に用いられる成分、例えば、上記以外の界面活性剤、油剤、多価アルコール、水溶性高分子、紫外線吸収剤、酸化防止剤、殺菌剤、防腐剤、香料、着色料、美容成分等を本発明の効果を損なわない範囲で使用することができる。【0019】本発明のピーリング化粧料の剤形は、クリーム状、乳液状が挙げられ、使用部位は、顔、ボディのいずれでも使用可能である。また本発明のピーリング化粧料は、通常の化粧料を製造する方法にて製造されるものであり、その製造機器等は特に制限されない。【0020】【実施例】次に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらによりなんら制約されるものではない。【0021】実施例1〜10及び比較例1〜2:ピーリング化粧料表1に示す組成および以下に示す製造方法に従ってピーリング化粧料を調製した。得られたピーリング化粧料について、清浄効果、使用感(適度なスクラブ感、のび広がりの良さ)、刺激の少なさの各項目について官能評価を行った。その結果を併せて表1に示す。【0022】【表1】【0023】<製造方法>A.成分1〜3を均一に混合する。B.成分6、7を成分8の一部で加熱膨潤する。(70℃)C.Bを冷却する。D.C及び成分4、5、8〜11を混合する。E.AにDを添加し乳化し、ピーリング化粧料を得る。【0024】<評価方法>女性10名の専門パネルを用い、実施例1〜10及び比較例1〜2の各ピーリング化粧料により使用テストを行い、清浄効果、使用感(適度なスクラブ感、のび広がりの良さ)、刺激の少なさの各項目について、下記の(イ)5段階評価基準にて評価し、更に各試料の評点の平均値を(ロ)4段階判定基準を用いて判定した。【0025】【0026】上記表1の結果から明らかなように、本発明品の実施例1〜10のピーリング化粧料は、比較例1〜2のピーリング化粧料に比較して、皮膚の老廃物や付着した汚れを除去する清浄効果に優れ、適度なスクラブ感、のび広がりなどの使用感が良好で、皮膚に対する刺激が少ないものであった。【0027】【0028】<製造方法>A.成分1〜5を均一に混合する。B.成分8を成分9の一部で加熱膨潤する。(70℃)C.Bを冷却する。D.C及び成分6、7、9〜12を混合する。E.AにDを添加し乳化し、乳液状ピーリング化粧料を得る。【0029】以上のようにして得られた実施例11の乳液状ピーリング化粧料は、皮膚の老廃物や付着した汚れを除去する清浄効果に優れ、適度なスクラブ感、のび広がりなどの使用感が良好で、皮膚に対する刺激が少ないものであった。【0030】実施例12:クリーム状ピーリング化粧料 (%)1.有機変性ベントナイト 5.02.流動パラフィン 15.03.トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル 5.04.ポリスチレンパウダー 3.05.タルク 3.06.エタノール 5.07.ジプロピレングリコール 10.08.ポリビニルアルコール(注2) 15.09.精製水 残量10.硫酸マグネシウム 1.011.美容剤 適量12.防腐剤 適量注2:ゴーセノールEG−05(日本合成化学工業社製)【0031】<製造方法>A.成分1を成分2、3で膨潤する。B.Aと成分4、5を混合する。C.成分8を成分9の一部で加熱膨潤する。(70℃)D.Cを冷却する。E.D及び成分6、7、9〜12を混合する。F.BにEを添加し乳化して、クリーム状ピーリング化粧料を得る。【0032】以上のようにして得られた実施例12のクリーム状ピーリング化粧料は、皮膚の老廃物や付着した汚れを除去する清浄効果に優れ、適度なスクラブ感、のび広がりなどの使用感が良好で、皮膚に対する刺激が少ないものであった。【0033】【発明の効果】本発明のピーリング化粧料は、皮膚の老廃物や付着した汚れを除去する清浄効果に優れ、適度なスクラブ感、のび広がりなどの使用感が良好で、皮膚に対する刺激が少ないピーリング化粧料であった。 次の成分(a)〜(c); (a)ポリビニルアルコール (b)粉体 (c)シリコーン系界面活性剤を含有するW/O型の乳化化粧料であって、内水相に成分(a)ポリビニルアルコールを含有することを特徴とするピーリング化粧料。 成分(a)ポリビニルアルコールの含有量が1〜20質量%、成分(b)粉体の含有量が0.1〜20質量%であることを特徴とする請求項1記載のピーリング化粧料。