マダムへン

タイでは年末になると、家族や友人、お世話になった人にプレゼントをあげる、日本のお歳暮に近い習慣があります。

12月に入ると、デパートやスーパーでは写真のようなギフトバスケットが並びます。チョコレートやクッキーなどのお菓子、ツバメの巣などの栄養ドリンク剤、コーヒーとお砂糖、パスタとパスタソースなど、食品を中心としたセットを、籠に詰めてラッピングしたものが人気ですね。

もともとセットになっているものもあれば、内容を好きに選べるものもあり、選ぶのも楽しい。見栄えをよくするために「上げ底」はお決まりのようで、嵩の割りには商品の数が少なかったり、箱入りのビン物は箱から出して、箱も一緒にセットしちゃうので2つあるように見えたり。まあ、これもお愛嬌ですけど。

さて今日は12月24日、クリスマスイブでございます。日本にいた頃は、誰とどこで何食べて何もらって・・・ってな日でしたが、タイに来て結婚してからは、「サンタになる日」としての意味合いが一番強くなりました。

我が家は仏教なので、イエスキリストの誕生日を祝う感じはないのですが、私も子供もミッション系スクールなので、クリスマスを少しだけ特別に過ごしています。学校には、キリストが生まれた馬小屋の模型などが設置してあり、小さいながらもクリスマスの意味をわかっているようです。

そうは言っても、子供にとってはクリスマス=サンタクロースなわけで、朝から「サンタが入ってくるようにどの窓開けておく?」「サンタが来たとき、まだママ起きてたら写真撮っておいてよ」などと、うきうきそわそわしているみたいです。

今年は、子供が一番欲しかったおもちゃがメーカー品切れ。慌ててプレゼント希望を変更してもらいましたが、子供が寝静まったらクリスマスツリーの下にどんな風に並べようか、サンタ写真をどこのサイトから引っ張ってこようか、サンタになる方もうきうきです。

さて、前置きが長くなりましたが、今日のお題は「マダムヘン」。

我が家の年末プレゼント交換は、クリスマス辺りから解禁になるのですが、早速昨日タイママからもらったのがマダムヘンの石鹸セットでした。でっかい赤い箱に8個の石鹸が入った、ギフトセット。パッケージにへンおばさんの写真がどーんと載ってるあれです。タイ在住の人は見たことあるのではないでしょうか。

写真の左側大サイズの石鹸が8個入った箱は、英語表記で、Special Gift by Madame Heng HERBAL SOAPと書いてありました。赤い箱にヒイラギのような絵があるので、おそらくクリスマス、年末プレゼント用バージョンなのだと思います。

 マダムヘンについて簡単に説明すると、匂粉(水掛祭りで水と混ぜて顔に塗ったりするあれです)工場のオーナーを旦那に持つヘンさんは、タイのハーブなどを自分で調合して、オリジナルの石鹸を作っていました。最初は家族用、そのうちご近所にも配るようになり、その使い心地のよさからどんどん評判になって、後に息子がパッケージなどを考えて商標化したそうです。旦那の工場がフランスの香水メーカーと取引があり、かつてからマダム、マダムと呼ばれていたこともあり、マダムヘンがそのまま商標となったそう。1949年から始まり、現在マダムは88歳とのこと。長い長い歴史がある石鹸なんですね。

マダムヘンの石鹸の最大の特徴は、ケミカル一切不使用なこと。また、丸い形状をした石鹸は、一般の石鹸より大きさがあるのに減りが早い。それは粉を混合していないからとのこと。自然のものだけで作られたのに、泡立ちが良いのも特徴だとか。

そこで、早速使ってみました。いくつか種類がありますが、今回タイママからもらったのは、定番の「メリーベルハーブ石鹸」。確かに大きくて、泡立ちが良い。まず洗顔に使ってみたら、これがけっこういい。いつもは、乾燥肌用の洗顔フォームを使っているのですが、洗顔後肌が突っ張らない。香が自然のハーブそのもので、いつものフォームタイプのものの匂いはケミカルだったのね、とあっさり石鹸に乗り換えました。この石鹸、身体にも使えますし、シャンプーとしても使える。1個で頭のてっぺんからつま先まで全身を洗うことができるんです。

パッケージの中に入っていた説明書を見ると、なんと日本語がありました。文法や言い回しが???の機械直訳系日本語でしたが、英語バージョンを見つつ意訳すると、

『マダムヘンのメリーベルハーブ石鹸を使って洗顔すると、黒にきび、吹き出物、シミそばかす、発疹、かゆみが軽減。また体臭を抑える効果があるので、一日来ていた洋服から匂いがする、ということはなくなるでしょう。そのほかにも、肌のかさつきや、老化を防ぐ効果もありますし、水虫にも効きます』

タイ語、英語、中国語に日本語とアラビア語の説明が付いていますが、どれも微妙に内容が違うものの、要は「髪、顔、身体に使えて、肌トラブルを軽減させます」というのが最大の特徴のようです。

成分は『天然ハーブ、生姜、チョウセンマツの種、パルミチン酸化合物、ウコン、赤松の実、メントール』となっています。そうなんです、メントールが入ってるんですよね。これが、タイっぽいというか、洗い上がりがすっきりヒンヤリ、暑い国では受けますよね。

このメリーベルソープは1つ35バーツ。スーパーで買えるニベア、ロレアル、ポンズなどの洗顔フォームがだいたい100バーツくらいだから、その3分の1。デパートの化粧品売り場で買う大手メーカーだったら500バーツはするでしょう、と考えると「グイッティアオ(タイラーメン)1杯分の値段でこれだけの使い心地」とついマダムヘンを広めたくもなるものです。

実際に「ねえねえ、奥さん。マダムヘンって知ってる?」の口コミで人気が広がっていったそうで、今ではあちこちで買えるようになりました。Tops、Lotus、カルフール、Villa Marketなどのスーパーやワトソンなどドラッグストアで手に入るほか、Madame Hengオリジナルショップもあります。

エカマイラムイントラの高速沿いにある店舗は、ずいぶん前に一度行ったことがあります。一見カフェだと思って入ったのですが、コーヒーはなくハーブティオンリー。商品の販売とオリジナルハーブティが飲めるお店でした。

また、年末のこの時期はプレゼントシーズンですから、特大セットが安く発売されたり、年に数回セールも行っているようです。

商品はメリーベル石鹸のほかにも、青少年向けのAcne Clear Soap(なぜかパッケージがカタカナ)や、Orange Natural Soapなど種類が豊富、また石鹸以外にはシミを薄くしてくれる美容液などがあり、近くのお店で見つからない場合は、直接電話注文をすることもできます。

朝晩涼しく、日中は陽射しが強いタイのこの季節、混合肌の私は乾燥する部分とべたつく部分がしっかり分かれるのですが、そんな肌にもマダムヘン石鹸使えました。先週クリニック系エステでちょっと奮発しちまったのが悔やまれます。

会社の同僚、お友達、日本へのお土産に「マダムヘン」お勧めです。