目次
- タバコってニキビに悪いの?
- 【こんなに危険】タバコ×肌の実験と証拠
- 【タバコで肌が荒れる原因1】血行が悪くなる
- 【タバコで肌が荒れる原因2】栄養消費でニキビ跡が増加
- 【タバコで肌が荒れる原因3】ストレスが悪影響
- 【注意】タバコをやめるとさらに肌が荒れるって本当?
- 【注意】タバコを吸ってニキビが治るのは真っ赤な嘘
- 【必見】喫煙・美肌の両立方法
- タバコをやめれば肌も健康も改善!
タバコってニキビに悪いの?
バランスの良い食事をしている、睡眠時間もしっかりとっている。なのになぜか肌荒れがひどい……もしかしてタバコを吸っているせい?今回はそんな悩みを持つアナタのために、編集長・水野春子がタバコと肌荒れ、ニキビの関係を詳しく解説します。
【こんなに危険】タバコ×肌の実験と証拠
関係なさそうにも見えるタバコとお肌ですが、実はふか~い関係があるんです。実際の実験やその結果をご紹介します。
双子を対象にしてタバコの実験
タバコがどれだけお肌に影響するのか、イギリスのBBCニュースが驚きの実験を発表しました。それは、タバコを吸うことが健康にどれだけのリスクがあるかを伝えるために、とある双子の女性を対象に行われました。タバコを吸い続けた女性とそうではない女性の見た目にどんな違いがあるのかを検証するための実験です。
実験が始まったころの2人は22歳、双子の女性の1人にはタバコを吸ってもらい、もう1人の女性は吸わずに実験を始めました。普通であれば双子同士に大きな違いは無いはずですが、40歳になったときの2人は別人のようだったんです。タバコを吸わなかった女性は若々しく美しいのに対して、タバコを吸い続けた女性の顔にはたくさんのシミ、シワが刻まれていました。その見た目は40歳には見えないほど老化していて、歯もボロボロに。この実験結果は衝撃的です。
肌年齢にも大きな違い
化粧品会社のPOLAが行った実験は、なんと20代から70代の女性30万人を対象に行ったもの。タバコを吸っている人と吸っていない人では、肌年齢が実際の年齢より平均して5歳も老けているという実験結果が出ています。見た目の印象だけではなく肌年齢という証拠もあるんですね。
タバコを吸っているけど肌荒れは気にならない!という人もいるかもしれませんが、肌年齢は驚きの数字がでてしまうかも……。タバコと肌の関係は科学的にも証明されているんです。では、どうしてタバコが肌に悪い影響を与えるのでしょうか?
【タバコで肌が荒れる原因1】血行が悪くなる
タバコによる肌荒れの原因1つ目は血行不良です。タバコに含まれているニコチンとタールがカギを握っています!
毒物のニコチンとタール
ニコチンはタバコがやめられない原因でもありますよね。肺から取り込んだニコチンの成分は、すぐに脳の快楽を感じる部分に達して刺激をします。1度刺激されてしまった脳はもっと刺激を求めてイライラ。そしてまたタバコでニコチンを取り込んで脳を刺激……。タバコの依存の最も大きい原因です。実はこのニコチンには強い毒性があって、害虫駆除にも使えるほどなんです。害虫駆除に使えるとは言っても、その毒性の強さのあまり使用は法律で禁止されています。ニコチンはそれほど強い毒物なんです。
また、タールはタバコの植物樹脂、つまりヤニのことで、木炭を作るときに抽出される油状のものです。タバコを吸うと歯が黄色くなる、なんてことがあるけど、その色素沈着の原因はタールです。タールに含まれる化合物は4,000種類を超え、中でも有害なものは200種類もあると言われています。タールは殺菌剤としての使用も一般的で、立派な毒物であることがわかりますね。また、防腐剤として使われていたこともあったのだとか。タバコ1本吸うだけでこれらの毒物を体に取り入れていることになるんです(汗)
血行不良が肌のターンオーバーに影響
毒物であるニコチンとタールですが、これらのうち特にニコチンには血行を悪くさせる作用があると言われています。ニコチンは血管を収縮させてしまいます。すると血液の循環が悪くなってしまって全身に栄養がうまく行き届かない状態に。血行が悪くなっているこの状態は、肌のターンオーバーに悪影響をもたらしてしまうんです。
ターンオーバーとは、簡単に言えば肌が生まれ変わる周期のこと。古くなった角層を脱ぎ捨てて新しいお肌へと生まれ変わります。きれいで新しい肌細胞が再生されることで肌のツヤやハリを保っているのですが、血行が悪くなるとこのターンオーバーがうまく行われません。その結果、肌荒れが起きやすくなったり、肌がくすんで見えたり、くまがひどくなったり……。タバコの毒物によって、きれいなお肌にしてくれる働きがうまく機能しなくなってしまうのです。
自然治癒手段がなくなってしまう
なんだか難しい言葉ですが、自然治癒力とは病気やけがを治すために生き物がもともと持っている力のこと。あまり良い方法ではないけれど、なんだか風邪をひいたかも……という時にたくさん食べてたくさん睡眠を取るとケロッと治ってしまった、なんて経験はありませんか?これは自然治癒力によるものです。すり傷や切り傷が自然と治っていくのもこの自然治癒力のおかげ。だけど、血行が悪くなることによってその病気やけがを治す手段がなくなってしまうんです。
自然治癒力には、血液にのって全身に運ばれてくる栄養が必要です。血行が悪くなると体に十分な栄養が行き渡らなくなってしまいますよね。これは自然に病気やけがを治すための栄養、つまり手段がなくなってしまうということ。肌荒れが起こったとしても、それを治すための栄養が運ばれてこないんです。そうすると肌荒れは治らずさらに増えていくばかり……。
【タバコで肌が荒れる原因2】栄養消費でニキビ跡が増加
実際はニキビなどの炎症を起こしていなくても、ニキビ跡があるだけで肌が荒れているように見えますよね。タバコはこのニキビ跡とも深く関わっているんです。
ビタミンCが消費される
ニキビには赤ニキビや白ニキビ、黒ニキビなどいろんな種類があります。実はビタミンCがこれらの全てのニキビ治癒に効果を発揮するとされています。ビタミンCは美容成分としてたくさんの効果があると言われ、日焼け対策にももってこいの栄養素ですよね。
でも、タバコを吸うとこのビタミンCが破壊されてしまいます。ビタミンCを破壊するその正体はニコチン。美容のためにいくら頑張ってビタミンCを摂取しても、タバコのニコチンが破壊してしまえば、体の中のビタミンCはどんどん減ってしまいます。さらに、ビタミンCは水溶性。体の中にとどまってはくれず、3時間ほどで排出されてしまうのだとか(^^;)ただでさえ吸収するのが難しいビタミンCを、タバコのニコチンはどんどん壊しているんです。
コラーゲンの生成が邪魔される
美肌には欠かすことのできない成分と言えば、コラーゲンです。ビタミンCはこのコラーゲンを作るためにも必要な成分です。コラーゲンは、リシン・プロリンという有効成分が酵素と反応することで生まれるのですが、それを補助する役目なのがビタミンC。つまりビタミンCが無ければコラーゲンも作られなくなっていきます。ニコチンはそのビタミンCを破壊してしまうんでしたよね。ニコチンによってコラーゲンが作られなくなり、お肌は潤いがなくなっていきます。また、コラーゲンはシミなどの色素沈着を防ぐ効果もあるから、コラーゲンが無くなると色素沈着しやすいお肌になってしまいます。
さらに、タバコを吸うと体の中の白血球が有害物質を攻撃するために活性酸素を生み出します。この働きは体のウイルスやバイ菌を倒してくれるものですが、あまりにも多く生み出されるとコラーゲンの構造を変えてしまうという恐ろしい働きも持っています。この構造が変わってしまうことでメラニンが大量に発生して、きれいとは言えないお肌に……。タバコは、コラーゲンが新しく作られることを邪魔する他にも、もともとあるコラーゲンを変質させてしまう恐れがあるのです。
ニキビ跡が消えにくい
これらのビタミンCとコラーゲンがなぜニキビ跡と関係しているかと言うと……それは色素沈着がポイントです。ビタミンCが破壊されればコラーゲンが生み出されなくなり、その結果色素沈着を防ぐことができなくなります。ニキビ跡自体はもう炎症を起こしたりはしていませんが、色素はそこに残っています。時間が経てば経つほどその色素は沈着していってしまうけれど、それを防いでくれるコラーゲンは無いという状態。さらに、メラニン色素が大量に発生してしまうから、残っている色素はより消えにくくなってしまいます。
ニキビ跡はそのまま放っておくとシミになるとも言われています。実際はシミのような黒い色素沈着が起こるだけではあるけれど、シミのように見えることは確か。ニキビ跡は厄介なんですね。
はるこ先生
【タバコで肌が荒れる原因3】ストレスが悪影響
タバコにはストレスがつきもの。「吸いたい」ストレスも「吸えない」ストレスも悪影響です。
ストレスがホルモンバランスを乱す
ストレスは自律神経の働きに影響します。私たち人間は、交感神経と副交感神経という2つの神経から構成される自律神経を大脳の視床下部という場所で形作っています。この交感神経と副交感神経の両方が良いバランスで切り替わることで体の機能を保っています。一方、自律神経が働く視床下部のすぐ近くの脳下垂体ではたくさんのホルモンが分泌されます。場所は違うとしても、とても近くにあるこの2つは強く影響してしまいます。ストレスを感じ自律神経がうまく働かなくなると、それを調整しようとしてホルモンの分泌量などが変化します。つまり、ストレスで自律神経が乱れるとホルモンバランスも乱れてしまうんです。
ホルモンバランスはニキビと密接に関わる
ニキビの原因のほとんどは、過剰な皮脂の分泌によるものです。この皮脂の分泌には、男性ホルモンと女性ホルモンという性ホルモンが大きく関わっています。女性であっても男性ホルモンは持っていて、男性であっても女性ホルモンは持っているもの。私たちの体に分泌される男性ホルモンと女性ホルモンのバランスによって、皮脂の分泌のバランスが保たれています。
性ホルモンのバランスが乱れやすい思春期には、ニキビがたくさんできることがありますよね。大人になってからも、ホルモンバランスが乱れると皮脂の分泌量に影響するんです。ストレスでホルモンバランスが乱れ、皮脂の分泌が多くなるとニキビができやすくなってしまいます。
はるこ先生
【注意】タバコをやめるとさらに肌が荒れるって本当?
タバコをやめたのに肌が荒れるの!?と思う人もたくさんいると思いますが、禁煙の直後に肌が荒れるのは本当のこと。でもその肌荒れはずっと続くものではないんです。その理由は「好転反応」といいます。詳しく解説しますね。
好転反応とは、体が受ける新しい刺激に反応しているという証拠のことで、体がその刺激に慣れるまでの一時的なものです。たとえば、整体を受けた後に今までよりも体がだるくなる・眠気がするというような反応も好転反応の1つです。これまで使用していなかった体の部分や力が反応してこのような現象が起こるんですね。好転反応は1種の人間の生理現象です。
タバコについても、体に残っているタバコの毒素が排出され、老廃物も排出されます。その結果、肌荒れという好転反応が起こるんですね。好転反応は一時的なものだから、心配しなくて大丈夫ですよ♪
【注意】タバコを吸ってニキビが治るのは真っ赤な嘘
タバコとニキビの関係の噂は後を立ちませんが、タバコでニキビが治る!という噂には自信を持ってウソ!と言えます。
喫煙=肌荒れ防止はありえない
ここまで肌荒れやニキビの原因を解説してきたように、タバコを吸うことでお肌に悪い影響はありますが、肌荒れが治る・防止できるというような良い影響はありません。肌に悪い影響を与える理由はあっても、良い影響を与える理由は何一つないんです。タバコを吸うことが肌荒れ防止につながる、なんてことはありえませんよ!
喫煙は肌荒れの原因の温床
タバコを吸うことで血行が悪くなる、栄養消費でニキビ跡が増加、ストレスが悪影響するということはここまででご紹介してきましたね。タバコには肌荒れやニキビの原因がごろごろと転がっています。タバコを吸うということは、自分で肌荒れの原因を作っているのと同じこと。ニキビが治る原因・理由はないんです。
ニキビが減ったこととは無関係
では、どうしてこんな噂があるのでしょうか?それは、錯覚から生まれた伝説と言うことができます。
これには先ほどの好転反応が関わっています。禁煙後の肌荒れを好転反応とは知らずに「タバコをやめたことで肌荒れが起こる→タバコを吸えば肌荒れやニキビが治る」という錯覚をしてしまった人が多いためにこのような噂が流れたんですね。もし本当に肌荒れやニキビが減ったとしても、それはタバコとは関係がありません。喫煙者のアナタが美肌になりたいのであれば、禁煙をすることが1番の近道です。そうは言っても、禁煙はとっても難しいですよね……。
でも心配いらないわ!次の項で詳しく伝授します♪
【必見】喫煙・美肌の両立方法
喫煙と美肌、実はこの2つは両立できるんです!
”控える”ことがベスト
タバコをきっぱりやめるのは難しい。けれど少しずつ量を控えることならチャレンジできそうですよね。いきなりタバコをやめても好転反応で肌荒れが起こってしまうし、絶対に煙草を吸っちゃダメ!とうストレスが生まれてしまうのもあまり良いことではありません。まずは今吸っているタバコの量を少し減らしてみましょう。それがクリアできたらまた少しずつ減らしてみても良いですね。ちょっとだけガマンして、控えることにチャレンジしましょう!
毒素を中和してくれるものを食べよう
食べ物の中には、体の中にたまっている毒素を中和してくれる働きを持つものがあります。たとえばアスパラガス。アスパラガスには健康成分がたっぷり含まれていて、デトックス効果も期待できます。そんなアスパラガスは、なんとタバコの毒素ニコチンを分解してくれる働きがあるんです!
なんでも、アスパラガスはニコチンをメチルニコチンという物質に変化させるのだとか。メチル化したニコチンは無毒化します。つまりアスパラガスはニコチンを無毒化してくれるんですね。素晴らしい作用です。サラダにしても、ソテーにしても、お肉と一緒に食べてもおいしいアスパラガス。どんどん食べましょう!
たくさんのたんぱく質を摂取しよう
タバコを吸うとコラーゲンが生成されなくなってしまいますよね。でもそこで生成を助けてくれるのがたんぱく質!そもそもコラーゲンはたんぱく質の1種です。もとのたんぱく質を積極的に摂取することで、コラーゲンも生まれやすくなります。鶏ささみや胸肉、豆乳や納豆など、ヘルシーなものが多いから、普段から意識して食べるようにしましょう。
ビタミンCも忘れないで
そして忘れてはいけないのがビタミンC。ビタミンCは美容には欠かせない成分です。とっても大事な成分だけど、すぐ体の外に排出されちゃうのが惜しいところですよね。きちんと美容に活かすためにも、毎回の食事の中でビタミンCを摂取しましょう。ビタミンCはレモンやブロッコリーなどにたくさん含まれています。ビタミンCのドリンクなどで摂取しても良いですね!
タバコをやめれば肌も健康も改善!
タバコとお肌には深い関係があるということ、わかりましたか?タバコを吸う=肺に影響と考えている人が多いと思うけど、実は血行にも体の栄養成分にも悪い影響があったんですね。健康にはもちろん美しいお肌にも影響を与えてしまうタバコ。タバコを控えることができれば、そしてやめることができれば、健康にもお肌にも良いこと間違いなしですね。
また、自分はタバコを吸っていなくても、タバコの煙を吸ってしまう受動喫煙にも注意が必要です。タバコの先から出る煙は、タバコを吸っている人が吸う煙よりも毒素が多いのだとか。美肌への遠回りになってしまいます。近くにタバコを吸う友人や恋人がいる場合は、一緒に禁煙&美肌を目指しましょう♪