【まとめ】ニキビ跡の赤みや色素沈着の治し方

赤みや色素沈着によるニキビ跡は、クレーター型よりも治しやすい点が特徴です。特に赤みのニキビ跡は、端的に言うと炎症を起こしただけの初期段階ですから、対応を誤らなければごく短期間で治癒することが可能です。

今回は、赤みのあるニキビ跡について改善方法をまとめていきます。

赤いニキビ跡は比較的軽症、悪化する前に対処を!

冒頭で述べた通り、肌に残る赤いニキビ跡の原因は「炎症」にあります。

ニキビの発生などで肌が荒れ炎症が起きると、人体は異常を察知し対策を試みるのですが、その際に炎症部分を治療しようと毛細血管が集まります。この血管や血液が持つ赤い色素が、ニキビ治癒後も残った結果、肌を透けて赤く見えているだけの話なのです。

このニキビ跡が赤いままの場合、大抵は肌の“浅い部分”に起きたトラブルです。

したがって、肌の生まれ変わり、つまりターンオーバーを繰り返しているうちに気になっていた赤みも自然と消失するでしょう。年齢や体質にもよりますが、多くの場合は、数か月以内に消えてなくなるはずです。

ただし、炎症が起きているという事は、その時点での肌の状態が悪いという事実に相違ありません。原因を解決しないままこれを放置すると、血管が傷つき紫色のようなニキビ跡に変化したり、肌のより深い部分でメラニンによる色素沈着を起こし、より治療が困難な黒ずみニキビ跡になってしまう可能性もあります。

改善の決め手は「ターンオーバー」

これを解決するためには、ターンオーバーが正常に行われるよう、多方面から環境を整えてあげる事が一番です。

栄養バランスを整えて正常なターンオーバーを促そう

ターンオーバーは偏食や栄養不足などの影響を受けやすく、簡単に乱れてしまいます。その為、ニキビ跡の治療を考えるならばバランス良く栄養を摂取することが大切です。

特に、ターンオーバーにとって非常に重要な栄養素であるビタミンは、意識的に摂取していきましょう。同時に過剰摂取しやすい炭水化物や脂質は控える事をオススメします。炭水化物や脂質の摂りすぎは栄養の偏りを招くだけでなく、皮脂の生成を促進して新たなニキビの発生を助けてしまいます。

質の高い睡眠でターンオーバーを促進しよう

ターンオーバーのもう1つの特徴は、就寝中に活性化する点です。

2~3時間で目覚めたり、決まった時間に寝ないなど不規則な生活を続けていると、ターンオーバーは簡単に乱れてしまいます。決まった時間に連続して6時間以上の長い眠りを取ることが、ニキビ跡を消し去る重要なポイントです。

なお、なかなか眠れないからといってお酒を飲んで寝てしまったり、疲れたからと食後すぐに床についてしまうのは避けて下さい。お酒に含まれているアルコールは眠りを浅くし睡眠の質を大きく低下させますし、食後すぐに眠りにつくと消化不良を起こし、ビタミン等の吸収率を悪化させて肌の調子を乱してしまいます。

食後は一息ついて、しっかりとリラックスした精神状態で睡眠を摂るように気を付けましょう。

紫外線から保護しよう!

黒ずみくすんだような色のニキビ跡は、色素沈着が原因となって起きた現象です。肌環境を悪化させたまま放置すると、ニキビができた弱い部分を紫外線から守ろうとして、免疫組織がメラニン色素を形成し、結果としてこのようなシミができてしまうのです。

メラニン自体は人体構造の1つですから害はなく、むしろ有益な存在です。しかし、美容面で考えると、言うまでもなく大きなマイナスですよね。

ニキビができた部分は免疫的にも非常に敏感になっていますから、UV化粧品を使うなどして対策をしっかり施し、紫外線から保護してあげると良いでしょう。

もちろん、放置は絶対に厳禁です。ニキビができた部分は普段より弱っているのは間違いありませんから、ちょっとした紫外線が思わぬ色素沈着を生み出してしまうかもしれませんよ。

最重要!スキンケア化粧品の選び方

刺激成分にはご注意を!入浴剤に含まれるケースも

ニキビ跡を消そうとする時、スキンケア化粧品は普段よりもずっと慎重に選ばなくてはなりません。

特に表皮をむやみに刺激する成分(メントールなど)の使用している方は、可能であれば控えることをお勧めします。メントールは皮膚の感覚を鋭敏にし爽快感を感じさせる為、男性を中心に人気を集めています。しかし、これは同時に皮膚の乾燥を招き、多量な皮脂の分泌を誘発します。当然、ニキビでお悩みの方にはあまり良いとは言えず、余計なニキビの発生リスクを招いてしまうでしょう。

また、夏場になると入浴剤などもメントール入りのものが販売されますから、女性の方も要注意。成分が強いものは避けた方が無難です。

保湿性とメラニン抑制効果

逆に積極的に重視していきたいスキンケア化粧品が「保湿効果」と「メラニン色素抑制効果」を持ったものです。肌のうるおいは皮脂の分泌を抑える効果が期待できますし、外部刺激から肌を優しく保護し、余計な肌荒れのリスクを低減してくれます。

また、メラニン色素の抑制効果も、スキンケア化粧品を選ぶ際に重視したいポイントです。黒ずんだニキビ跡の大半はメラニン色素が原因ですから、新たな色素の発生を抑制しながら、ターンオーバーを待つ体制を取ることができます。

洗顔方法にも注意!ゴシゴシ洗顔は逆効果

ニキビ跡の治療に臨む際は、洗顔料にばかり注意を向けてはいけません。洗顔方法も同じくらい大切であることを自覚しましょう。

ゴシゴシ洗顔はNG!

特に注意したいのがいわゆる「ゴシゴシ洗顔」。程度は人によって異なりますが、ニキビコンプレックスの方の中には皮脂や角質を落とそうと必死になり、かなり強く擦ってしまう方もいらっしゃいます。

こうした洗顔が肌に良くない事は、冷静に考えると当然の話です。しかし、どういうわけかニキビ跡に悩む当人だけが気が付きません。思い返してハッとした方は、酷くなるまえに直ちに中止することをお勧めします。

肌に優しい洗顔方法とは

ニキビ跡で悩む方にとって理想的な洗顔方法は、「30度程度のぬるま湯で、やんわりと全体を洗い、きれいに洗い落とす」ことです。

ぬるま湯を利用する事で肌に対して無駄な刺激を与えるリスクを減らし、包み込むように万遍なく洗う事で肌の保湿をしっかりと保つ効果が期待できます。また、洗顔料の洗い残しは肌荒れの原因となりますから、洗い残しがないように丁寧にすすぐと良いでしょう。

最後に

ニキビ跡の治療に最も必要な要素は「継続性」です。

理論的には赤みや色素沈着のニキビ跡は十分に対処可能なのですが、継続性を欠いてしまったばかりに、後悔している方がどれだけいる事か。

「今日は忙しかったから1日くらいいいよね」といった甘い気持ちに負ける事なく、規則正しい生活習慣を続ける事が、ニキビ治療の最善の1手だと言えるでしょう。