出典:PIXTA
血液検査で表われるFT4(サイロキシン) 数値が示す甲状腺の異常
FT4(サイロキシン)は甲状腺ホルモンとして作用するものです。
血液検査の項目の中のFT4はこの量を調べる検査項目です。
このF4の値が意味するものは、またどんな病気の疑いがあるのでしょうか。
□FT4は、T4、FT4、FT3として変換されなかったごくわずかな甲状腺ホルモンである。
□FT4はFT3よりは甲状腺ホルモンとしての作用は弱い。
□FT4の値が基準値を上回っていても下回っていても甲状腺に何らかの異常がある。
血液検査の項目の中のFT4はこの量を調べる検査項目です。
このF4の値が意味するものは、またどんな病気の疑いがあるのでしょうか。
要チェック項目
□FT4は、T4、FT4、FT3として変換されなかったごくわずかな甲状腺ホルモンである。
□FT4はFT3よりは甲状腺ホルモンとしての作用は弱い。
□FT4の値が基準値を上回っていても下回っていても甲状腺に何らかの異常がある。
FT4(サイロキシン)とは
本来、甲状腺ホルモンにはT3、T4の2種類があります。これはそれぞれ、基本の骨組みにヨードが3個結合したものと、4個結合したものとの違いです。
甲状腺ホルモンが分泌されると、その中にあるT4は、糖、蛋白、脂質の代謝を促し、新陳代謝が盛んに行えるように作用します。また交感神経の活動を活発にし、身体の成長や発達を促す作用があります。
T4は血液中では単独で存在することはほとんどなく、甲状腺ホルモン結合蛋白と結合しています。その中で、ごくわずかですが、蛋白質とくっついていない、いわば遊離型のフリー(FREE)なホルモンも流れています。
最終的にホルモンとして作用するのはこの遊離型のフリーなホルモンで、FREEの「F」と本来の「T4」がくっついて、FT4と呼ばれるようになりました。
甲状腺ホルモンが分泌されると、その中にあるT4は、糖、蛋白、脂質の代謝を促し、新陳代謝が盛んに行えるように作用します。また交感神経の活動を活発にし、身体の成長や発達を促す作用があります。
T4は血液中では単独で存在することはほとんどなく、甲状腺ホルモン結合蛋白と結合しています。その中で、ごくわずかですが、蛋白質とくっついていない、いわば遊離型のフリー(FREE)なホルモンも流れています。
最終的にホルモンとして作用するのはこの遊離型のフリーなホルモンで、FREEの「F」と本来の「T4」がくっついて、FT4と呼ばれるようになりました。
FT4の検査目的とは
FT4の検査目的は、甲状腺機能亢進症や甲状腺機能低下症などの甲状腺の機能異常の疑いがある場合に行われます血液検査です。
FT4は抹消の細胞でその大部分がT3に変換されて、ごくわずかなFT4がFT4のままの状態で甲状腺ホルモンとしての作用を行っています。しかし、甲状腺ホルモンとしての作用はFT3の方が強いです。
FT4は抹消の細胞でその大部分がT3に変換されて、ごくわずかなFT4がFT4のままの状態で甲状腺ホルモンとしての作用を行っています。しかし、甲状腺ホルモンとしての作用はFT3の方が強いです。
血液検査項目FT4の値の目安は
FT4は、総T4のうちのわずか0.03%と微量しか存在していませんが、甲状腺機能をはかる上ではT4を測定するよりもFT4を測定する方が一般的です。
その基準値の目安としては0.82~1.63ng/dLです。
その基準値の目安としては0.82~1.63ng/dLです。
FT4が基準よりも低かった場合に疑われる病気は?
甲状腺ホルモンはT3、T4がありますが、この測定だけで診断することはありません。これ以外にも甲状腺刺激ホルモンなど他の数値も考慮し総合的にみた上で診断がついていきます。
ここでは、FT4の値が正常値より低い場合に考えられる可能性のある病気をいくつかあげていきます。
甲状腺ホルモンの不足が原因で代謝機能が低下する代謝内分泌疾患の一つです。甲状腺ホルモンが不足するので甲状腺ホルモンであるFT4の値も正常値より減少します。
橋本病は自己免疫疾患とも考えられます。自己抗体が甲状腺を攻撃し、炎症がおこり、甲状腺ホルモンの分泌が低下します。その結果、甲状腺ホルモンであるFT4の値は正常値よりも低くなります。
また、甲状腺ホルモンが不足する意外な原因があります。それは、ヨードの過剰摂取です。
日本人は比較的、昆布といったヨードを含む食品を多く摂取しているので、ヨードの過剰摂取で機能低下を起してしまっているケースもあります。
ここでは、FT4の値が正常値より低い場合に考えられる可能性のある病気をいくつかあげていきます。
甲状腺機能低下症
甲状腺ホルモンの不足が原因で代謝機能が低下する代謝内分泌疾患の一つです。甲状腺ホルモンが不足するので甲状腺ホルモンであるFT4の値も正常値より減少します。
慢性甲状腺炎(橋本病)
橋本病は自己免疫疾患とも考えられます。自己抗体が甲状腺を攻撃し、炎症がおこり、甲状腺ホルモンの分泌が低下します。その結果、甲状腺ホルモンであるFT4の値は正常値よりも低くなります。
また、甲状腺ホルモンが不足する意外な原因があります。それは、ヨードの過剰摂取です。
日本人は比較的、昆布といったヨードを含む食品を多く摂取しているので、ヨードの過剰摂取で機能低下を起してしまっているケースもあります。
FT4が基準よりも高かった場合に疑われる病気は?
バセドウ病(甲状腺機能亢進症)
バセドウ病は本来TSH(甲状腺刺激ホルモン)が甲状腺を刺激して甲状腺ホルモンを分泌するところ、自己抗体が甲状腺を刺激して甲状腺ホルモンを過剰に分泌してしまっておきる疾患です。
甲状腺ホルモンが過剰に分泌されるので、FT4が過剰になり、正常値よりも高い値となります。
亜急性甲状腺炎
甲状腺に炎症が起き、甲状腺の破壊が激しく起こると、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されます。全経過が急性と慢性の間なので亜急性甲状腺炎とよばれています。
甲状腺の過剰分泌が起きるので、FT4の値は正常値よりも高くなります。
急性甲状腺炎
甲状腺に炎症が起き、甲状腺の破壊が激しく起こると、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されます。全経過が急性なので急性甲状腺炎とよばれています。甲状腺の過剰分泌が起きるので、FT4の値は正常値よりも高くなります。
FT4が少なくてもFT3があれば大丈夫?
FT3が甲状腺ホルモンそのものの働きをするなら、FT3だけが十分あれば良いと思うかもしれませんが、FT3はT4、FT4、FT3と変化して生成されるので、FT4の量はFT3に影響を与えるのです。
FT4の検査結果がもし正常範囲でなかったら、早めの受診が必要です。
早めに治療を行うと、問題なく日常生活が送れる疾患ばかりです。しかし、放っておくと悪化するだけで自然治癒することはほとんどありません
(監修:Doctors Me 医師)
FT4の検査結果がもし正常範囲でなかったら、早めの受診が必要です。
早めに治療を行うと、問題なく日常生活が送れる疾患ばかりです。しかし、放っておくと悪化するだけで自然治癒することはほとんどありません
(監修:Doctors Me 医師)
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