効果的なニキビケアを手に入れる~成分を知ってスキンケアを見直そう~
ニキビケアは同じものがみんなに効くというわけではありません。ほかの人が「これでニキビが改善されたよ」とすすめてくれたスキンケアを使ってみても、まったく改善されなかった、なんてことはありませんか? ニキビができる原因・環境は人によって違うのです
まずは、あなたのニキビがどんな原因でできているのかを見極めましょう。タイプ別に、効果的なニキビケアをご紹介します。
皮脂分泌が多いニキビ肌の方
ニキビができやすいのは皮脂分泌が盛んな思春期。また遺伝的にできやすい人もいます。おでこや鼻が常にテカってヌルヌルしてしまう。そんな脂性肌の人には、皮脂分泌を抑える成分の入った化粧品をおすすめします。
皮脂分泌を抑える主な成分
| ビタミンC誘導体 | 皮脂の分泌をコントロールして、炎症や毛穴の開きを抑える作用がある。 |
|---|---|
| イソフラボン | 大豆エキス由来の成分で、女性ホルモンと似た働きをする。皮脂の分泌を正常化し、美白にも効果的。また傷んだ肌の再生作用も。 |
インナードライで皮脂が過剰に分泌される方
見た目にはツヤがあっても、肌表面のバリア機能が低下して水分がどんどん蒸発し、お肌がそれを補おうと過剰に皮脂を分泌している場合があります。、つねに毛穴が開き気味のため、毛穴を詰まらせ、アクネ菌がそこで繁殖し、炎症に・・・。このようなインナードライ肌には、「保湿」が一番の解決策。加湿器をたいたり、1~2時間おきにミストでお肌を潤すなど、特に日中の水分補給が大切です。またスキンケアは、保湿力の高い成分を意識して選びましょう。
主な保湿成分
| セラミド | 本来、肌表面の薄い角質層に含まれる成分。肌の保湿分の要で、スキンケアでセラミドを補うと、肌なじみがよく、べとつかず、角質の乱れを整えてくれる作用がある。 |
|---|---|
| ヒアルロン酸 | わずか1グラムで水6リットルの保水力をもつといわれる優れた保湿成分。水分の保持能力を高め、コラーゲンとエラスチンの損傷を防いで、肌のハリと弾力を保つ。 |
| リピジュア | 化粧品やシャンプーのほか、ストッキングなどにも使われ始めている注目の保湿成分。肌の角質細胞の間を満たす、「細胞間脂質」と似た構造でできており、角質層を整え、みずみずしい肌を保つ。肌なじみと持続性がよく、ヒアルロン酸の約2倍の高い吸湿性があるといわれている。 |
抵抗力が弱くアクネ菌に負けてしまう方
皮脂もさほど多くないのにすぐにニキビができてしまう。生理前に限らず、常に肌トラブルに悩まされている。そんな人は、お肌の抵抗力が弱まっているのかもしれません。肌のバリア機能を取り去ってしまうようなゴシゴシ洗顔や、洗顔のしすぎは禁物! アクネ菌に対抗できる成分に注目してニキビケア化粧品を選びましょう。
アクネ菌の殺菌作用のある主な成分
| サリチル酸 | アクネ菌の繁殖を防ぐ抗菌・殺菌作用がある。またピーリング作用や皮膚の軟化作用もあり、乾燥や角質肥厚によって硬くなった皮膚を改善、毛穴の詰まりをなくして角栓ができるのを防ぐ。ただし敏感肌の人は使用すると悪化することもあるので注意を。 |
|---|---|
| 感光素201(ピオニン) | 抗菌・殺菌作用をもつ黄色の結晶状の粉末で、化粧品に使用される場合、肌を清浄して角質を整え、潤いを与える効果があり、ニキビケアに効果を発揮。また、メラニン生成抑制作用や、抗酸化作用もあり、美白やアンチエイジングなどにも効果的。 |
| イオウ | アクネ菌を殺菌する作用があり、ニキビの化膿を予防します。角質を柔らかくして古い角質を取り除く働きにより、ニキビの芯・膿が排出されやすくなります。 |
| 炭 | 洗顔石鹸などに含まれ、有害物質を吸着・分解する働きがある。角栓の酸化を防いでくれる作用も。毛穴にこびりついた汚れや皮脂を取り除くため、常在菌が繁殖してしまっている皮膚の改善も期待できる。 |
ストレスや寝不足が続くとニキビができる方
不規則な生活を送ると、活性酸素が増えて体の抵抗力が弱り、お肌の上ではアクネ菌が繁殖。皮脂の分泌が特に増えなくても、ニキビができてしまうことがあります。また、ストレスがターンオーバーの乱れ、乾燥につながった結果、古い角質や皮脂が毛穴につまりやすくなり、ニキビの原因になってしまいます。肌のバリア機能が低下している場合は、殺菌力やピーリング力の高いニキビケアは刺激が強い場合もあります。まずは植物エキスなどで肌本来の力を活性化させ、抵抗力を底上げしましょう。
肌を活性化させる主な植物エキス
| 植物性プラセンタ | ターンオーバーを促進させ、美白を促し、肌に弾力を与える。 |
|---|---|
| キハダ樹皮エキス | 肌荒れ防止効果、紫外線吸収作用に優れている。 |
| カミツレ花エキス | 消炎、毛穴引き締め、殺菌、血行促進効果に優れている。 |
| ローズマリー葉エキス | 抗酸化・抗アレルギー作用があり、香りにはリラックス効果も。 |
| グリチルリチン酸 2K | 「甘草」の根の含有成分を水溶性化した薬効成分。消炎・鎮静の働きがある。 |
| ラベンダー花エキス | 炎症を抑え、日焼けやストレス、その他ダメージを受けたお肌の治癒を促進する。 |
毛穴が詰りやすく、角栓がたくさんある方
ニキビ周辺の毛穴によく注目してみてください。ニキビ予備軍となる黄色や黒の角栓がたくさん目に付く人は、毛穴がつまりやすい体質であることも考えられます。角質を柔らかく、角栓を取れやすくする成分に注目してスキンケアを選び、「毛穴つまり」からニキビへの連鎖を断ち切りましょう。
角質をやわらかくする成分
| グリコール酸 (AHAの一つ) | 角質の柔軟効果や除去効果があり、ケミカルピーリング剤として使われている。自然界では、サトウキビやブドウの実や葉などに含まれている有機酸。刺激が強いため、はじめは低濃度から試し、肌の状態に合わせて少しずつ使用するのがおすすめ。 |
|---|---|
| イオウ | 温泉成分として有名。皮膚表面のタンパク質と反応して角質を軟化させ、痛んだ古い角質をしっかりと取り除けるため、ニキビケアにもよく使われる。 |
| 硫酸ナトリウム | こちらも温泉の主成分の一つです。角質の柔軟、古い角質の除去効果がある。洗顔料や入浴剤に配合される。 |
| 乳酸(AHAの一つ) | 生物に多く含まれる有機酸で、デンプンを原料として、発酵や化学反応により合成される。配合量によって肌への効能が大きく変わり、少ないと角質の柔軟剤として保湿柔軟化粧品に、多いとピーリングや毛穴ケアなどに応用される。 |
| パパイン | パパイヤの実から抽出されるタンパク質分解酵素。タンパク質中のペプチド結合を切断してアミノ酸にするので、角質中のタンパク質を分解し、古い角質を除去できるため、毛穴ケアやニキビケアの洗顔料などに配合される。 |
自分に合ったケアを見つけよう
このように、原因によってお勧めの成分は違います。自分のニキビの原因がどこにあるかを見極めて、自分に合ったニキビケアをみつけてくださいね。