<薬膳ダイエット  体質を変える食事!>

食材の持つ性質を活かし、食事でありながら薬効を発揮するのが薬膳。今こうした薬膳が、美容やダイエットの効果が期待できるのでは?と人気です。

例えば豆乳ベースにハトムギやゴマを使った美肌鍋は、発汗作用を促す食材が入った鍋と組み合わせます。漢方では、毎日の食事を通して体質を改善することが「薬食同源」という考え方に基づいた基本です。

でもこうした薬膳鍋を家庭で毎日作って食べるのは無理ですよね・・・。

そこで、薬膳研究家の谷口ももよさんをたずねることにしました。

今回は痩せにくい体質で「虚証」と診断されて黒川さんが薬膳を使ったダイエットに挑みます!

温熱性

平性

寒涼性

かぼちゃ
にら
ねぎ
にんにく
しょうが
鶏肉
まぐろ
紅茶

など

じゃがいも
にんじん
ピーマン
黒豆
白菜
牛肉
豚肉
いか
ほうじ茶

など

なす
トマト
きゅうり
もやし
昆布
バター
かに
緑茶

など

 ※上記の食材は一例です

薬膳ダイエットに欠かせないこと。それは自分の体質を知ること、そしてその体質を中庸に持って行くために、有用な食材の性質を知ることです。
「しょうが」や「にら」などはカラダを温めてくれる温熱性の食材。「なす」や「トマト」などはカラダを冷やすとされる寒涼性の食材です。

 

[出典 筑波大学運動生理学教室調べ]

実際に食後の体温の変化を計った実験でも、温熱性のたまねぎは体温を上げてくれることが分かりました。

 

薬膳研究家の谷口さんは、虚証と診断された黒川さんに合う食材として、温熱性の「鶏肉」と「しょうが」をメインの食材に選びました。作るのは、「五色の野菜あんかけ豆腐ハンバーグ」です。(五色の野菜あんかけ豆腐ハンバーグの詳しいレシピは、この記事の後半で紹介しています)

 

黒川さんはこれから4週間、自宅で薬膳を取り入れた料理を自分で作りながら、ダイエットに挑みます。
カラダを温め、代謝を促す「しょうが」と「ねぎ」は毎日欠かさず使用。
「しそ」と「あじ」もカラダを温める食材です。
お弁当のご飯には、むくみを取るとされる「黒豆」を入れます。
スパイシーなカレーにも温熱性の「鶏肉」を使用…。
谷口さんに教わった薬膳の基本を、ふんだんに食生活に取り入れました。

 

そして、4週間後…
現在の黒川さんと4週間前の黒川さん。明らかに顔の輪郭が変わっていました。
結果は3.4キロの減量に成功!

 

薬膳を食生活に取り入れるポイントを、谷口さんは次のように説明します。

薬膳というのはお肉もお魚もバランス良く食べることがとても大事なので、特定の野菜だけ食べればいいとかそういうことではありません。

中庸というのがとても大事なので、どちらかに自分の体質が偏っている場合は、やはりどちらかのほうにバランスを置いて、その食べ物と自分でバランスを整える感じがとても大事なんです。

どの食材が『寒』で、どの食材が『温』なのか、という見分けは、実は見た目ではなかなか判断できないのですが、やっぱり旬にそったものが多い。夏はカラダを冷やすものが多いですし、冬は蓄えようとするものが多いですね。」(薬膳研究家 谷口さん)

 

 


ここからは、番組に登場した料理のレシピを紹介します。

 

五色の野菜あんかけ豆腐ハンバーグ
虚証の人が、代謝を上げ、体質改善できるように考えられたメニューです。

【材料4人分】

)…温熱性、()…平性、()…寒涼性

  • 鶏ひき肉…200g(  鶏肉は胃腸によく、カラダを温める)
  • 卵…1個(
  • 豆腐…1/2丁(
  • 山芋…100g(
  • しょうがのすりおろし…小さじ1(  カラダを温める、新陳代謝を促す)
  • 塩…小さじ1/2
  • こしょう…少々
  • 片栗粉…大さじ1
  • 黒きくらげ…5g(  水分代謝アップ、血流をよくする)
  • にんじん…1/2本(
  • 赤パプリカ…1個(
  • ピーマン…2個(  血の巡りをよくする )
  • れんこん…100g(
  • ねぎ…1/2本(  カラダを温める、発汗作用を促す)
  • しょうゆ・酢・砂糖…各大さじ4
  • しょうがのすりおろし…大さじ2(  カラダを温める、新陳代謝を促す)
  • 片栗粉…大さじ2(倍の分量の水で溶く)

 

【つくりかた】

  1. 豆腐の水気を切ったものとたまご、片栗粉、鶏のひき肉をあわせ塩こしょう、しょうがのすりおろしをいれてよく練り合わせ、そこに1㎝角に切った山芋を加え4等分してハンバーグの形に成型し、油を多めに引いたフライパンで両面こんがり焼く
  2. (1)を焼いている間に鍋に油大1ほどいれにんじん、赤パプリカ、ピーマン、れんこんを1㎝角に切ったものを入れてさっと炒め、そこに水で戻し1㎝ほどに切ったきくらげもいれて水400cc、しょうがのすりおろし、調味料を合わせて沸騰させ、味を調えたら水溶き片栗粉でとろみをつける
  3. 皿に1の豆腐ハンバーグを載せその上に2の5色のあんかけをたっぷりのせてさらに白髪ねぎをトッピングして完成

 

【ポイント】

  • あんかけ用の野菜はカラダを冷やすものを避け、彩りよくバランスを整えます
  • 代謝を上げる生姜は惜しみなく使います

えびとにらのガパオ風ライス
こちらは、スタジオで試食した「えびとにらのガパオ風ライス」。
虚証の人が、代謝を上げ、体質改善できるように考えられたメニューです。

 

【材料2人分】 

)…温熱性、()…平性、()…寒涼性

  • えび…10尾(  カラダを温める、足腰の冷えにも効果的)
  • しょうが…10g(  カラダを温める、新陳代謝を促す)
  • にんにく…5g(  カラダを温める、血流をよくする、疲労回復)
  • にら…1/2束(  カラダを温める、血流をよくする)
  • 塩こしょう…少々
  • ナンプラー…大さじ1.5
  • パクチー…適量
  • 白米…1合
  • 黒米…大さじ3    
  • 水溶き片栗粉(片栗粉大さじ1/2+水大さじ4)
  • ゆで卵…2個

 

【つくりかた】

  1. えびは殻をむいて背ワタをとり1㎝角に切り片栗粉をまぶしておき、白米は水で洗い、黒米をいれ黒米分水を足して炊飯する
  2. しょうがとにんにくはみじん切りにし、フライパンでごま油で香りがでるまで炒めたら1のえびをいれて色が変わるまで炒め塩こしょう少々をいれる
  3. にらを1㎝に切ったものを2にいれて炒めナンプラーで味を調え水溶き片栗粉でとろみをつけて完成
  4. ご飯の上に炒めたものをのせて半熟のゆで卵とパクチーを飾り完成

 

ハトムギと白きくらげのサラダ
美肌効果があるハトムギを使ったメニューです。

【材料2人分】

  • ハトムギ…1/3カップ
  • きゅうり…1/2本
  • プチトマト…4個
  • 白きくらげ…4g
  • 酢…大さじ1
  • オリーブオイル…大さじ1
  • 塩こしょう…少々

 

【つくりかた】

  1. 白きくらげは水に戻してからさっとお湯で1~2分ゆで1㎝ほどに刻む
  2. きゅうりは5㎜角に、プチトマトは4等分にきり、1と2と一緒にボールにいれて混ぜ合わせ、そこにお酢とオリーブオイルと塩こしょうで味を調えて完成

はちみつとクコの実の美人茶
美肌効果のあるクコの実を使ったメニューです。

【材料2人分】

  • クコの実…大さじ2
  • はちみつ…大さじ2
  • 熱湯…2カップ

 

【つくりかた】

  1. ティーカップにクコの実とはちみつをいれ熱湯を注いで2~3分ほど蒸らして完成。

 

【ポイント】

  • クコの実をはちみつにつけたものを常備するといろいろ使えます。
  • 少し煮詰めてもよいです。