ワキガを予防する食生活とは?
2016年4月17日
ワキガは体質的な体臭なので、食生活や生活環境などの外的要因によって突然ワキガ体質になることはありません。
しかし、食生活によってワキガのニオイが強くなることはあります。ワキガの主な原因であるアポクリン腺の活動を活発にする食べ物や汗や皮脂の分泌を盛んにさせたり、ニオイ成分を多くする食べ物を多く摂取することでワキガ臭が強くなってしまうのです。
なので、ワキガを予防するにはできるだけワキガのニオイを強くする食生活を避けることです。そして、ワキガを予防する食生活によってニオイを弱くすることができるのです。
ここではワキガのニオイをを強くする食べ物の紹介と予防する食生活について紹介します。
ワキガのニオイと食事の関係
普段食べているものとワキガのニオイには、大きな関係があります。アポクリン腺の汗やエクリン腺の汗、皮脂は食べ物が原料になっているので、これは当然かもしれません。
特にワキガのニオイを強くするのは肉類です。肉類に多くの動物性タンパク質や脂肪は、アポクリン腺の活動を活発にすると言われているのです。
さらに、肉類は腸内環境の悪化や肝機能を低下させて汗や皮脂を臭くします。これもワキガのニオイを強くします。なぜなら、ワキガはアポクリン腺の汗だけが原因ではなく、エクリン腺の汗や皮脂のニオイも含まれているからです。
このように、ワキガは食事の影響を受け、特に肉中心の食生活はワキガを強くする原因なのです。
ただ、肉類を食べたからと言って、アポクリン腺ができたりしてワキガ体質になることはないのでその点は誤解しないで下さいね。急にワキガになったのではなく、もともと潜在的にワキガ体質であったのです。
しかし、肉類中心の食生活が当たり前になれば子供や孫などに影響することはあるでしょう。実際に、近年の食の欧米化によってアポクリン腺の数も多く、サイズも大きくなっているようです。それに肉中心の国の方がそうでない国よりもワキガ比率が高いという事からも、肉食がワキガ体質と関係していることは確かと言えるでしょう。
ワキガを予防する食生活とは?
アポクリン腺の数は生まれつき決まっているので、食生活によってその数を減らしたり無くしたりすることはできませんが、活動を抑えることやワキガのニオイを弱くすることは可能です。
まず、アポクリン腺の活動を抑えるには動物性のタンパク質と脂肪分が多い食べ物の食べ過ぎは避けます。そして、ワキガを予防する食生活をすることです。
ペクチンを多く含む食べ物を摂る
ワキガの予防に体内のアポタンパクという物質の生成を抑えることが有効であると、最近の研究で明らかになりました。このアポタンパクを抑える働きを持っているのが水溶性食物繊維のペクチンです。
ペクチンを多く含む食べ物には、りんご、レモン、ミカンなどの柑橘類に多く含まれています。ペクチンは便秘解消や糖尿病予防にも効果があると言われているので、積極的に摂りたい食べ物と言えます。
酸性食品とアルカリ性食品をバランス良く摂取する
ニオイ物質は主に体内や体液が酸化することによって発生します。この酸化しやすい状態を作るのが体内のpHが酸性寄りに傾いた時です。この体内を酸性に傾かせる要因のひとつが酸性食品の過剰摂取なのです。
酸性食品には、アポクリン腺を活発にする肉類やチーズ、魚介類、ビールなどがあります。酸性食品の摂り過ぎはワキガと体臭全般を臭くする要因と言えます。
一方、この酸性に傾くのを防ぐのに役立つのがアルカリ性食品です。酸性寄りに傾いた体内のpH値を健康な状態に戻すことができるのです。主なアルカリ性食品には海草類、野菜類、きのこ類、果物などがあります。
特に、近年の食生活はスナック菓子やファストフード、ジュース、肉類などの酸性食品に偏りがちです。なので、積極的にアルカリ性食品を摂るようにしましょう。
ただ、酸性食品は悪い食べ物ではありません。肉類にはビタミン類や鉄分など体にいい栄養も豊富です。ですので、まったく食べないというのも良いとは言えません。酸性食品とアルカリ性食品の両方をバランスよく摂取することが一番と言えるでしょう。
ビタミン類やポリフェノールなどの抗酸化物質を多く含む食べ物を摂る
活性酸素はストレスや食べ過ぎ、飲みすぎなどいろんな要因で発生していますが、これもワキガの元となる皮脂を酸化させてニオイ物質を発生させます。なので、活性酸素による体内の酸化を防ぐこともワキガのニオイを抑えるためには必要なのです。
活性酸素による体の酸化を防ぐには、ビタミンCやビタミンE、ポリフェノール、βカロチン、アスタキサンチンなどの抗酸化物質を多く含む食べ物の摂取が効果的です。これらを多く含む食べ物は、緑黄色野菜や果実、魚介類などがあります。
| 栄養 | 主な食べ物 |
|---|---|
| ビタミンC | 赤ピーマン、キウイ、レモン |
| ビタミンE | アーモンド、アボカド、植物油 |
| ポリフェノール | 茶葉、赤ワイン、ブルーベリー |
| βカロチン | しそ、モロヘイヤ、人参 |
| アスタキサンチン | 桜エビ、紅サケ、いくら |
ただ、ビタミンCとポリフェノールは摂取してもほとんどが2~4時間程度で対外に排出されてしまいます。そのため、これらの栄養は1度に一気に摂取するよりもこまめに分けて摂取する方が効果的です。
腸内環境を整える
整腸作用がある食べ物には、乳酸菌やオリゴ糖、食物繊維が豊富に含まれています。例えば、乳酸菌であればヨーグルトやキムチ、漬物に多く含まれていますし、食物繊維であればコンニャクやさつま芋など、オリゴ糖であればヨーグルトやリンゴ、玉ねぎに多く含まれています。
特に食物繊維は平成25年の国民健康・栄養調査結果によると、15歳~70歳までの年代において1日の摂取目安に届いていないという状態です。
1日の摂取目安は健康維持に必要とされる摂取量なので、腸内を整えることを目的にする場合はさらに摂取する必要があります。ですから、食物繊維は普段の食生活で特に意識する必要があると言えるでしょう。
まとめ
まさにバランスの良い食事が心地よい体臭を作ると言えますね。肉類を食べたらアルカリ性食品や抗酸化食品、整腸作用がある食品もしっかりと取るようにしましょう。
ただ、体にいいからといって偏ると逆効果です。バランスが大切です。食べ物で体の中からワキガ対策、ニオイを弱くしましょう!
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