チンチラを飼ううえで気になる臭いですが、臭い原因や消し方、日常的な臭いケアの方法についてご紹介します。
チンチラの体臭・臭い防止と対処方法
チンチラには体臭があるの?
チンチラ自体には人間が気になるような体臭はありません。
南米アンデス山脈の3000メートルの高さの地域に生息していた野生種がもととなっているチンチラは、特別な体臭といったものを持っていないのです。
現在、チンチラの野生種は絶滅の危機に瀕しているといわれていますが、人工的に繁殖された飼育用のチンチラの人気は衰えていません。
チンチラ自体に嫌な体臭がないのも、ペットとして人気の理由のひとつです。
チンチラの体臭が気になる原因
ペットとして飼育されているチンチラは、エサの種類や飼育状況によって臭うこともあります。
例えば飼育用ケージの掃除が行き届いておらず、不潔な状態で放置されているような場合です。
ほかにも、チンチラ飼育には欠かせない砂浴びを十分にさせていないと、体から分泌される脂で臭いが出ることもあります。
これはチンチラ自体に問題があるというより、飼い主のケアの仕方が適切でないと言い換えることができるでしょう。
体臭が気になった場合の対処法
チンチラの臭いが気になりだしたら、砂浴びをさせる事を考えてみて下さい。
なぜ砂浴びをさせるのか?その理由と方法についご紹介します。
チンチラの体の皮脂腺からは、被毛に艶を持たせたり体の熱を保つための「ラノリン」という物質が分泌されます。
脂肪質のラノリンは自然に落ちることはないので、お風呂代わりの砂浴びは欠かすことができません。
気を付けたいのがチンチラを水に濡らす事です。
もともと水浴びをする習慣がないので、水に濡らしてキレイにするのは避けてください。
体臭対策としても砂浴びをさせましょう。
砂浴び用にはチンチラ専用の砂を用意します。
砂といってもチンチラ用のものは一般の砂ですなく、雲母を細かく砕いたものを使います。
この砂はとても細かいため、チンチラの毛に最も適しているからです。
ちなみにチンチラは気に入らない砂を与えても砂浴びをしてくれません。
チンチラは砂浴びが大好きなので、砂浴び用の容器に専用の砂を入れて与えると、自分から喜んで砂浴びをしてくれます。
砂浴び用の容器がない場合は、タッパーや空き箱などに専用砂を1センチくらい敷いてあげても構いません。
砂浴びの時間は5~10分間くらいが適当です。
チンチラにとって砂浴びはお風呂の代わりで、臭い対策だけでなく健康を保つためにも必要なものです。
基本的に毎日砂浴びをさせるようにしてください。
チンチラの糞尿による臭いの原因と解消法
チンチラの糞(うんち)や尿(おしっこ)には人間が嫌がるような強い臭いはありません。
これもペットとしてのチンチラが人気になっている理由のひとつです。
といってもチンチラの糞尿が無臭というわけではないので、臭いに敏感な人は気になる可能性もあるでしょう。
チンチラの糞は?
チンチラはよく糞をする動物です。
糞をする場所は決まっていないため、気が向いた場所で排せつをしてしまいます。
ケージの中で飼っている場合は、至るところに糞を落としています。
チンチラの健康状態が良い状態なら、糞は乾燥してコロコロしているので嫌な臭いは発生しません。
糞の掃除方法は?
ケージ内の糞の掃除はシートの交換で済みます。
固くて乾いた糞のため、シートといっしょに簡単に片づけることができて手間がかかりません。
ケージの外で遊ばせたときに糞をしたら、ホウキとチリトリで片づけるか、掃除機で吸い取ればOKです。
床やカーペット、畳の場合でも臭いがつく心配がないので苦労はないはずです。
軟便や下痢の場合は?
チンチラは消化器が弱いので、エサを変えたりすると軟便や下痢になることがあります。
ペットショップから購入したチンチラに自宅でエサを与えると、エサの種類が変わることによってお腹を壊すというケースは意外に多いようです。
軟便や下痢は臭いが出る可能性があるので、見つけたらすぐに拭き取っておきましょう。
べっちょりした状態なら、拭き取った跡をペット用の消臭剤で二度拭きするか、ペット用の消臭スプレーを掛けておいてください。
ストレスで下痢をすることもある
チンチラは精神的なストレスで下痢をすることがあります。
下痢の始末をするだけでなく、脱水症状を防ぐためにも動物病院で医師の診察を受ける必要があります。
チンチラの尿の臭いは?
チンチラの尿にはほとんど気になる臭いはありません。
チンチラの発情期の臭いとは?
糞尿ともに嫌な臭いがほぼないチンチラですが、発情期になると臭いが発生することもあります。
これは体臭や糞尿の臭いではなく、発情期のフェロモンのような匂いです。
特別不快な臭いというわけではないものの、気になる人もいるかもしれません。
発情期の臭いは床やケージに付着するものではなく、室内いっぱいに広がるというほどでもありません。
チンチラの臭い対策の注意点は?
チンチラは体臭・糞尿の臭いともに、ほぼ無臭に近いペットです。
無臭に近いからといってケアをしなくていいというわけではありません。
臭い対策だけでなく、チンチラの健康のためにも日常的なケアはしっかり行いましょう。
適切なエサで臭い対策をする
チンチラはエサが変わるとお腹を壊しやすい動物です。
お腹を壊すと軟便や下痢を起こしやすく、嫌な臭いの原因になるので注意してください。
基本的にエサはチンチラ専用フードを使い、できるだけ同じもの(商品)を使うようにしましょう。
いきなりエサが変わるとお腹を壊すので要注意です。
適切な環境をキープして臭い対策
チンチラはストレスから下痢をすることがあります。
下痢の糞は嫌な臭いの元になるので、ストレスを与えない工夫が必要です。
チンチラが健康的に生活するための適温は17~21℃、湿度は40%以下です。
温湿度計を用意して、適切な環境をキープできるように心掛けましょう。
特に夏場と冬場には温度・湿度に気をつけてください。
砂浴びで臭い対策と健康対策を!
チンチラの臭い対策と健康つくりには砂浴びが効果的です。
砂浴びの砂はケージに入れっ放しにせず、定期的に交換してあげましょう。
チンチラの中には砂浴びの最中に糞や尿をしてしまうものもいます。
砂浴びが終わったら砂をチェックし、糞や尿があるようならその部分を捨てて新しいものを足してください。
チンチラ用のトイレは必要?
チンチラは決まった場所に排せつをしないため、トイレのしつけをするのはむずかしいといわれています。
ケージ内にトイレを設置した場合、そこで排せつする可能性はゼロではありません。
臭い対策を考えるなら、ケージ内にトイレを設置してみるのも良い方法でしょう。
そこで糞尿をしてくれるようになれば、臭い対策が容易になるからです。