クレンジングとボディソープを断捨離、石鹸のみに。

      2016/08/28


スキンケアの旅がはじまってすぐに
石鹸で落とせるメイクと、クレンジングが必要なメイクがあることを知りました。
メイクを石鹸で落とすには、合成界面活性剤、シリコンオイルなどを使用していないものを選ぶことでした。

 

石鹸とは

ところで、あらためて石鹸とは何なのでしょうか?

石鹸とは、動植物の油脂を水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)や、水酸化カリウム(苛性カリ)で反応させたもので、油脂と強アルカリを混ぜて化学反応を起こした結果できる人類最古の化学物質のひとつです。

石鹸は界面活性剤の仲間で、本来混じりあわないものの表面張力を低下させて水になじみやすくし(浸透作用)、汚れを包み込み(乳化作用)、そのまま水に溶けて分散。(分散作用)このような、作用で汚れを落としますが、いわゆる合成界面活性剤とは区別します。なぜなら…

・構造が比較的単純で分解しやすいく自然環境への影響が少ない。
・濃度の低下や酸により界面活性を失いやすい。
・石鹸使用の長い歴史の中で人体に対する安全性が確かめられている。

石鹸は界面活性剤の仲間だけど、すすぐと界面活性を失い界面活性剤は肌には残りませんので、安心ですね。

手作り石鹸

では、数多ある石鹸の中から、どのような石鹸を選んだらいいのか・・・
私は乾燥肌なので、皮脂を取り過ぎず、洗い上がりがマイルドなものを選びたい。
そこでたどり着いたのが手作り石鹸です。手作り石鹸は結構ブームになっていて、レシピ本もいろいろと出ているし、材料や道具のショップも充実しているようです。私は前田京子さんの著書で手作り石鹸のことを知りました。

前田京子さん

「お風呂の愉しみ」、「オリーブ石けん マルセイユ石けんを作る」などの著者。石鹸の他スキンケア、ボディケア用品などを楽しみながら手作りする方法を教えてくれます。何よりご本人がそんな生活をとても楽しんでいらっしゃるのが、どの著書を読んでも伝わってくるのです。

前田京子さんの手作り石鹸

■コールドプロセス製法■
油脂を加熱せずに反応熱だけで熟成させる製法。油脂の変質、酸化を抑えることができます。また、油脂とアルカリの反応でできたグリセリンという天然の保湿&洗浄成分がそのまま含まれています。

グリセリンは空気中の水分を引き寄せる性質から、保湿剤として、また傷やあかぎれなどの修復にも使われる成分。市販されている多くの石鹸は、このグリセリンを取り出してしまうことがほとんどです。

■過脂肪■
石鹸にならない油脂の有用な成分(精製過程でかなりの部分が取り除かれてしまうけれど、オリーブオイルだと、スクワレン、リン脂質、糖脂質、各種ステロール、ビタミン、抗酸化物質など)を残している過脂肪石鹸。洗浄力がマイルド。

■pH■
石鹸というのはアルカリ性であることを利用して汚れを落とします。市販の石鹸はph値10が一般的な中、前田京子さんの石鹸は8~9の弱アルカリ性です。

私が求めていた「皮脂を取り過ぎず、洗い上がりがマイルド」というのは前田京子さんの石鹸で叶えられそう。

是非こんな石鹸を使いたい!と思ったのですが、この手作り石鹸、なかなかハードルが高いのですね。

強アルカリの苛性ソーダは劇薬指定されているため購入の際には印鑑が必要。またたんぱく質を溶かす性質があるので、扱いも細心の注意が必要です。

前田さんの元には、「一度使ったらもう他の石鹸は使えないほど気に入っているけれども、年をとって作れなくなるのが不安」とか「忙しくてなかなか作る時間がない」などの相談も多数寄せられていたそうです。

前田京子さんの手作り石鹸のレシピを再現

そこで太陽油脂㈱さんで前田京子さんの石鹸のレシピを商品化してくれました!

マルセイユ石鹸とは

今日世界中で「マルセイユ石けん」がいい石けんの代名詞になっているのは、1688年にルイ14世が王令によってヨーロッパでの石けん製造の独占権をマルセイユに与え、以来、厳しい品質管理が続けられてきたからでしょう。72パーセントの刻印が、マルセイユ石けんのあかしですが、それはもともと「材料の配合はオリーブオイル72パーセント、水28パーセントとする」という印でした。けれども19世紀に入ってオリーブの不作のために他の油を配合せざるを得なくなって以来、今では「油のうち72パーセントがオリーブオイル」という意味に変わっています。

前田京子著 「オリーブ石けん、マルセイユ石けんをつくる」 より

ただ、今では72%の刻印があってもオリーブオイルを全く使っていなかったり、使っていてもほんの少しだったりと、類似品やニセモノが多く出回っているようなので、購入の際には注意が必要なようです。

前田京子さんマルセイユ石鹸レシピ

■オイル配合はオリーブオイル72%、ココナッツオイル18%、パームオイル10%です。オリーブオイルは肌になじみやすい「オレイン酸」が脂肪酸のうち80%前後も含まれています。そして皮脂の中の重要な成分「スクワレン」を自然な形で含んでいます。オリーブオイルだけだと泡立ちがよくないのと、溶けくずれがしやすい石鹸になりますが、これに泡立ちをよくするココナッツオイル、溶けくずれを抑えるパームオイルを使っています。

■pH値「8」。ちなみに、酸性が「0〜6」、中性が「7」、アルカリ性が「8〜14」。ですのでこちらの石鹸は弱アルカリ性になります。市販されている石鹸は「10」のものが多いので、市販のものと比べてとてもマイルドな石鹸です。

使い心地、洗い上がりなど

私はクレンジングも洗顔フォームもやめてこの石鹸だけにしました。前田京子さんの著書を何冊か読んでいて、この石鹸のレシピに信頼を寄せていましたのでワクワクしながら使い始めました。
使うときには、無印の泡立てボールで泡立てます。混ぜる水の量を少なめしてもみ込むと、きめ細かい泡がたっぷり。そして洗い上がりはつっぱることなく、すべすべです。
一般的な石鹸よりも溶けくずれやすいと散々読んでいたのですが、保管の仕方さえ間違えなければ全く問題はないと思います。私は浴室内で、最初は石鹸用のネットに入れて壁面に下げていましたが、今は無印良品のステンレスボトルラックに。ボディソープのボトルが1つ減らせたので、その部分に置いています。

ちょっぴりハードルが高い手作り石鹸ですが、大量生産の石鹸とは違う、安心安全で信頼できるレシピを再現し、それが商品化されていて、とても助かっています。当初は洗顔のみに使うつもりでしたが、今はカラダにも使っています。使い心地も洗い上がりもよかったですし、クレンジングとボディソープの断捨離にも成功。(笑)今後も楽しみながら使い続けたいと思います。

 
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