2014年03月28日
キズやヤケドを治療の常識を根底から覆す湿潤療法!
3/27のTBS系
予約殺到!スゴ腕の専門外来SP!!4
~治りが早く傷跡が残らない!常識ハズレのキズ治療法
の話題です。
東京練馬区の練馬光ヶ丘病院の年間12000人も来院する専門外来
「傷の治療センター」の夏井睦(なついまこと)医師(外科医)が
従来の治療法を完全否定し、世界で最初に始めたのが
湿潤療法(しつじゅんりょうほう)なんだそうです。
・傷も火傷も早く跡形もなく治る
・傷口は消毒もせず、薬も使わず、水道水で丁寧に洗い流した後
特殊な茶色いシート(ハイドロコロイド被覆材のシート=+MOIST)を貼るだけ
という湿潤療法ですが、
Wikipedia:湿潤療法によれば20世紀末には既に普及を始めたようで、
湿潤療法を行うお医者さんも徐々に増えているようです。
尚、家庭でもある程度自分で出来る治療法ですが、重度の場合、緊急の場合は
夏井睦医師のサイトに「」ってページがありますので
病院検索に御利用下さい。
(戻るボタンが使えないページみたいですので、間違った場所を
クリックしちゃった場合は上のリンクから行き直して下さい)。
因みに、夏井睦先生のサイトのトップページはコチラ(「新しい創傷治療」)
また、夏井先生が開発した ハイドロコロイド被覆材のシート=+MOIST
については↓↓で解説してますが、夏井先生の湿潤療法ってかなり画期的で
(左が治療前、右が治療後)
いかにも傷跡が残りそうな女性の傷が10日で完治
赤ちゃんのお腹に出来た火傷の水ぶくれが2ヶ月で跡形もない
赤ちゃんが顔全体に負った重度の火傷が3ヶ月で元通り
などビックリするような結果なんですが、
夏井先生によれば
「傷痕、火傷の痕は一生後悔しますので、
」
とのことですので、怪我や火傷って突然起こることですから、
湿潤療法は頭の片隅に入れておくと良い知識って感じですね。
湿潤療法の原則① 傷は消毒してはいけない!
消毒は傷の妨害工作なので即刻止めるべき!!
従来は怪我をすれば消毒するのが常識と思われていたのに
なぜ消毒してはいけないのか?
に関して夏井睦医師によれば
「消毒すると非常に痛いですよね?
んですよ」
「ですね」
「水で洗えば細菌は流れ落ちてしまいます」
とのこと。
ナレーションの説明をまとめると
・消毒薬は細菌細胞のたんぱく質を破壊して殺菌しているが、
実は細菌だけではなくしているので、
消毒とは傷口を余計に広げ、回復を遅らせる行為
・消毒薬を使わずとも水洗いだけで細菌は流れる
とのことです。
湿潤療法の原則② 傷口を乾燥させてはいけない!
かさぶたでは傷は治らない!傷のジュクジュクこそが一番大切な物質!!
従来の治療法では傷口にガーゼを当て、傷を乾燥させていましたが、
何とそれもダメ治療なんだそうです。
なぜガーゼを当てて傷口を乾燥させるのがダメなのか?
について、夏井睦医師によれば
「今までの治療はガーゼを当てて乾燥させてかさぶたにして治してたんですね。」
「」
「です」
とのこと。
ナレーションの説明をまとめると
・今まで回復の目安とされていた傷口に出来るかさぶたの正体は
傷口を乾燥させたことで壊死した細胞が固まった物
・(傷口が)乾燥した状態が続けば、これを剥がせば剥がす程細胞が壊死し、
負の連鎖に陥り、
とのこと。
更に、傷口のジュクジュクを見るととても治ったように見えず、
寧ろ悪化しているように見えますが、
実はあのジュクジュクこそが傷を治すのに最も重要な
滲出液(しんしゅつえき:Wikipedia)という物質なんだそうで、
夏井先生によれば
「です
傷口がジュクジュクしていると皆まだ治っていないと思うんですが、
んです」
とのこと。
ナレーションの説明では
・傷口がジュクジュクしているのは傷口から滲出液が分泌されているため
・この滲出液こそ傷を治す成分がたくさん入った細胞成長因子
・滲出液が乾くことなく分泌されることで皮膚の再生がどんどん促され、
これにより傷口が生きた細胞で埋め尽くされ、傷痕を残すことなく回復する
とのことです。
湿潤療法に欠かせないハイドロコロイド被覆材を使用したシート!
&湿潤療法のやり方
番組映像で夏井睦医師が治療に使用していた茶色いシートは
夏井先生が開発した治療用のシートなんだそうで、
ナレーションの説明では
「湿潤療法に欠かせないのはハイドロコロイド被覆材という空気を遮断し、
乾燥を防ぐ為のシート」
とのことですが、番組では製品名の紹介は無かったですが、
夏井先生のサイト内の説明では+MOIST(プラスモイスト)って製品ですね。
楽天でも「湿潤療法」で検索すると+MOISTが多数出てきます。
【楽天】 湿潤療法
なんかアルコール消毒液やガーゼ、絆創膏とかの常備はもう止めて、
+MOIST常備した方が良さそうな雰囲気ですが…(≧m≦)
この+MOIST(プラスモイスト=ハイドロコロイド被覆材のシート)を治療に使うと
あんなに傷口がジュクジュクでも化膿しないんだそうですが、
夏井先生の説明では
んだそうで、
湿潤療法ではハイドロコロイド被覆材のシートが滲出液(しんしゅつえき)を
どんどん吸い取り、常に流れがある状態になり、そういう環境を作ると
、細菌の足場がないので
化膿しないんだそうです。
ナレーションの説明では
・湿潤療法では滲出液が常に出ている為、細菌が同じ場所に留まることが出来ず、
細菌は増殖できない
・寧ろ、かさぶたが出来ると細菌細胞が留まって大増殖し、化膿しやすくなる
とのこと。
■湿潤療法のやり方■
とても簡単で、
①1日1回傷口を水道水でよく洗い、シートを貼り替える
②滲出液がシートに付かなくなれば治った証
っとこれだけです。
夏井睦医師が練馬光ヶ丘病院で行っていたシートの貼り方は↓↓みたいな感じです。
道路で転倒して怪我をした長野与里子さん(64)の深くえぐれた指の傷の例
自転車で転んで顔を擦りむいた小島陽南ちゃん(4)の例
※この場合の傷口洗浄は水道水で洗うのではなく水に浸したカーゼ等で拭く
もうちょっと傷口が大きい場合はこんな感じで使っていました
ただ、最初の方で引用したWikipedia(湿潤療法)では、
と記述してますし、
切り傷、擦り傷とか水膨れ程度の火傷なら家庭でOKだと思いますが
(大概の場合、今までなら少し重度かなって雰囲気でも
夏井先生の治療も大して変わらないので難しいですが)
深めの傷や広範囲な火傷の場合は、直後の応急処置とか、
夜に怪我した等で直ぐに病院に行けない場合のつなぎ等なら有効でも
一度診察を受ける必要があるかと思います。
また、夏井先生のサイトの説明でも広範囲な火傷の場合等は
最初から湿潤療法(サイト内では「プラスモイスト」と製品名で書いてますが)
をするのではなく、ワセリンとラップで処置をし、ある程度回復してから
湿潤療法に切り替えてるようですので、
アルコール消毒液とガーゼより遙かに良い治療法でも全部自己判断は
ちょっとマズイ感じですので、くれぐれもご注意下さい。