ピーリング化粧料 (JP 2016-117675 A 2016.6.30)

(19) 日本国特許庁(JP)
(12)

公開特許公報(A)

(11)

特許出願公開番号


特開2016-117675
(P2016-117675A)

(43) 公開日 平成28年6月30日 (2016.6.30)
(51) Int.Cl.
A61K 8/67
A61Q 19/00
FI
A61K8/67
A61Q19/00
審査請求 未請求   請求項の数 7 OL (全 8 頁)
(21) 出願番号
特願2014-257733 (P2014-257733)
(22) 出願日
平成26年12月19日 (2014.12.19)
(71) 出願人
(72) 発明者
(72) 発明者
Fターム(参考)
4C083 AB03 AC17 AC30 AC30 AD64 AD64 CC02 DD27 EE01

(54) 【発明の名称】ピーリング化粧料

(57) 【要約】
【課題】アスコルビン酸誘導体を安定に配合したピーリング化粧料を提供する。
【解決手段】 アスコルビン酸の2位及び/又は3位の水酸基がグリセリル基又はアルキルグリセリル基によって置換されたアスコルビン酸誘導体又はその塩と、α—ヒドロキシ酸を含有したピーリング化粧料を提供する。配合するアスコルビン酸誘導体としては、2位及び3位の水酸基又は、3位水酸基にグリセリル基を導入したものが好ましく、配合するα—ヒドロキシ酸はグリコール酸、クエン酸、乳酸、リンゴ酸等が好ましい。
【選択図】 なし


【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記の一般式(I)で表わされるアスコルビン酸誘導体又はその塩及びα—ヒドロキシ酸を配合することを特徴とするピーリング化粧料。
[式中、
R1は、H、炭素数1〜22のアルキル基、炭素数2〜22のアルケニル基、ベンジル基、R3−O−CH2−CH(OH)−CH2−、R4−O−CH2−CH(CH2OH)−、R5−CH(CH2OH)−、R6−CH(OH)−CH2−、又はヒドロキシシクロヘキシル基であり、
R2は、H、炭素数1〜22のアルキル基、炭素数2〜22のアルケニル基、ベンジル基、R7−O−CH2−CH(OH)−CH2−、R8−O−CH2−CH(CH2OH)−、R9−CH(CH2OH)−、R10−CH(OH)−CH2−、又はヒドロキシシクロヘキシル基であり、ここで
R3及びR4は、H、炭素数1〜22のアルキル基、炭素数2〜22のアルケニル基、又はフェニル基であり、
R5及びR6は、H、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数2〜20のアルケニル基、又はフェニル基であり、
R7及びR8は、H、炭素数1〜22のアルキル基、炭素数2〜22のアルケニル基、又はフェニル基であり、
R9及びR10は、H、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数2〜20のアルケニル基、又はフェニル基である。
但し、R1がH又は炭素数1〜22のアルキル基、炭素数2〜22のアルケニル基又はベンジル基のとき、R2は、H、炭素数1〜22のアルキル基、炭素数2〜22のアルケニル基及びベンジル基のいずれでもない。]

【請求項2】
前記一般式(I)の、R1は、炭素数1〜22のアルキル基、炭素数2〜22のアルケニル基、ベンジル基、R3−O−CH2−CH(OH)−CH2−、R6−CH(OH)−CH2−、又はヒドロキシシクロヘキシル基であり、
R2は、水素、炭素数1〜22のアルキル基、炭素数2〜22のアルケニル基、ベンジル基、R3−O−CH2−CH(OH)−CH2−、R6−CH(OH)−CH2−、又はヒドロキシシクロヘキシル基で表されるアスコルビン酸誘導体又はその塩及びα—ヒドロキシ酸を含有することを特徴とする請求項1記載のピーリング化粧料。
【請求項3】
前記一般式(I)の、R1は、炭素数1〜10のアルキル基、HO−CH2−CH(OH)−CH2−、であり、
R2は、水素、1〜10のアルキル基、HO−CH2−CH(OH)−CH2−、で表されるアスコルビン酸誘導体又はその塩及びα—ヒドロキシ酸を含有することを特徴とする請求項2記載のピーリング化粧料。
【請求項4】
前記一般式(I)の、R1は、HO−CH2−CH(OH)−CH2−、であり、
R2は、水素、HO−CH2−CH(OH)−CH2−、で表されるアスコルビン酸誘導体又はその塩及びα—ヒドロキシ酸を含有することを特徴とする請求項3記載のピーリング化粧料。
【請求項5】
前記アスコルビン酸誘導体及びα—ヒドロキシ酸を含有した化粧料において、pHが4.0以下であることを特徴とする、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のピーリング化粧料。
【請求項6】
アスコルビン酸誘導体又はその塩の含有量が0.1〜20.0質量%であり、α—ヒドロキシ酸の含有量が0.1〜10.0質量%であることを特徴とする、請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のピーリング化粧料。
【請求項7】
前記α—ヒドロキシ酸がグリコール酸、乳酸、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、シトラス酸、グリセリン酸、マンデル酸から選ばれることを特徴とする、請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のピーリング化粧料。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アスコルビン酸誘導体を安定な状態で配合することを可能とするピーリング化粧料に関する。
【背景技術】
【0002】
ケミカルピーリングは、肌に蓄積した角質を除去し、ターンオーバーを正常化させる目的で行われ、肌荒れ、にきび、しわ、しみの改善に効果的である。一般的に使用されているピーリング剤は、α—ヒドロキシ酸、サリチル酸、トリクロロ酢酸が配合されており、とりわけ、α—ヒドロキシ酸の使用頻度は多く、角層の細胞間における接着を弱める効果によりターンオーバーの促進に寄与している。
【0003】
さらに、α—ヒドロキシ酸を配合したピーリング化粧料を使用することで、有効成分の浸透性を高めることが可能となる。そのため、有効成分が真皮深層に浸透しやすくなることで、メラニン生成抑制効果やコラーゲン産生促進効果等の優れた効果を発揮しやすくなる。また、それら効果に優れた有効成分としては、アスコルビン酸及びアスコルビン酸誘導体(例えば、アスコルビン酸グルコシド、リン酸アスコルビルMg等)が提案されている。(特許文献1)。
【0004】
しかしながら、α—ヒドロキシ酸、アスコルビン酸及び/又はアスコルビン酸誘導体をピーリング化粧料に同時に配合した場合、経時的な安定性が低く、有効成分量の低下、着色、着臭等が避けられず、それらを同時に配合することは困難であった。中でも、着色に関して特に問題となっていた。
【0005】
また、本発明者らは、グリセリルアスコルビン酸の化粧料への配合を提案しており、メラニン産生促進効果、コラーゲン産生促進効果に優れる化粧料への配合等に関しては充分に熟知したものであるが(特許文献2)、グリセリルアスコルビン酸誘導体をピーリング化粧料に配合した際のピーリング化粧料の安定性、使用感等については充分に検討されておらず、グリセリルアスコルビン酸誘導体とα—ヒドロキシ酸とを組み合わせて使用する影響については解明されていなかった。

【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献 1】特許第2926412号
【特許文献 2】特許第4681670号

【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、前記における問題を解決するものであり、アスコルビン酸誘導体を安定に配合したピーリング化粧料を提供することを課題とする。



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