コレステロールを高いまま放っておくと、高脂血症などの病気に繋がる恐れがあります。コレステロールが高い場合、どんな薬が処方されるのか、病院を受診せずにコレステロールを下げる薬を手に入れる事はできるのかなど、ここでは薬についてまとめてみたいと思います。

 

■コレステロールを下げる薬って副作用はある?

本題に入る前に、コレステロールを下げる薬に副作用はあるのか?という疑問に答えておきたいと思います。

 

答えから言うと、薬なので少なからず副作用を感じる人はいると思いますが、安全性の高い薬が多いのでそこまで心配しなくてもいいでしょう。

 

稀に腎機能や免疫力低下などの副作用を認める場合があり、中には消化器症状、発疹や掻痒感などの皮膚症状が出現した報告もあります。使用する薬剤によって副作用に違いはありますが、副作用出現のリスクはかなり低いと考えて大丈夫です。

 

それでも処方された薬や飲み始めたサプリなどが身体に合わないと感じた場合は、担当医に相談すると薬を変えてくれますし、市販されている薬の場合も専門医に飲み続けていいのかの相談をするといいと思います。

 

 

■コレステロールを下げる薬って?~処方薬編()内はジェネリック

病院を受診した場合、どんな薬を処方されるのかここに簡単にまとめておきますね。

 

・リピトール(アトルバスタチン)
・ベザトール(ベザフィブラート、ミデナール、ベザレックス、ベスタリット)
・ユベラN(トコフェロールニコチン酸エステルカプセルなど)
・エパデールS(イコサペント酸エチル粒状カプセル、メルブラール粒状カプセルなど)
・クレストール(まだ発売されていません)

 

主にこの4種が多いと思います。では、何を基準に医師が処方を変えているのか気になりますよね?

 

まず、コレステロール値に異常がある場合、LDL(悪玉)コレステロールを減らす薬や中性脂肪を減らす薬、HDL(善玉)コレステロールを増やす薬が処方されます。大まかにまとめると、以下のようになります。

 

コレステロールを減らす

・肝臓でのLDLコレステロール合成を抑制する*スタチン系薬剤
→国内では現在6種類使われているので、わかりやすく商品名を後者に一緒に書いておきます!
プラバスタチン=メバロチン、シンバスタチン=リポバス、フルバスタチン=ローコール、アトルバスタチン=リピトール、ピタバスタチン=リバロ、ロスバスタチン=クレストール

 

・胆汁酸とコレステロールが町で吸収されるのを抑制する*陰イオン交換樹脂
→クエストラン=コレスチラミン、コレバイン=コレスチミド

 

・小腸からのコレステロール吸収を阻害する*コレステロール吸収機構阻害剤
→ゼチーア

 

中性脂肪を減らす

・中性脂肪が肝臓で作られないよう抑制する*フィブラート系薬剤
→ビノグラック=クロフィブラート、リポクリン=クリノフィブラート、ベザトール=ベザリップ・ベザフィブラート、リピディル=トライコア・フェノフィブラート

 

・中性脂肪の合成を抑え、HDLコレステロールを増やす*ニコチン酸製剤
→ユベラN・ユベラニコチネート=ニコチン酸トコフェノール、コレキサミン=ニコモール、ペリシット=ニセリトロール

 

・中性脂肪が肝臓で作られるのを抑制する*EPA
→エパデール=イコサペント酸エチル、ロトリガ=イコサペント酸エチル+ドコサヘキサエン酸エチル

 

 

■コレステロールを下げる薬って?~漢方編

主にコレステロールを下げる働きがあるとわかっている漢方を紹介しておきます。

 

・大柴胡湯(だいさいことう)
・黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
・西湖加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
・三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)

 

漢方はあくまでコレステロールを下げるための手伝いにしかならないと考えて下さい。長期的に内服しないと効果が得られない事も多く、食習慣の見直しなど根本的な問題解決をしなければなりません。

 

■コレステロールを下げる市販薬

一般的に市販されている薬は【誰でも購入する事ができる=安全=効果が弱い】という事になります。効果もコレステロールを下げるというよりは、血中コレステロールのバランスを整える・高くなってしまったコレステロールを正常値に近づける・血中の余分な脂質を取る働きがある程度にすぎません。

 

飲み続ける事で多少の効果は期待できるので、いくつか商品を紹介しておきます。
・コレスゲン
・ドルチトール
・コレストン、コレスパン
・ドルチトール
・シンプトップ
・スリムノール

 

ここには載せきれないだけ市販されていますが、どれを飲むかは自分の現状に合った物を選ぶようにし、違う種類の薬を複数同時に内服するのは絶対にやめましょう。

 

 

■コレステロールを下げる薬は痩せる?

メディアなどで「コレステロールを下げる薬を飲むと痩せる!」って書いてあると「飲んでみようかな…」って思いますよね?コレステロールを下げる薬は本当に痩せる効果があるのでしょうか。

 

上記で触れたスタチン系の薬はコレステロールの合成を阻害する効果はあっても、脂肪を燃焼したり、摂取しすぎたカロリーを無かった事にしてくれる効果はありません。コレステロールを多く含む食事を好む人にとっては効果的だとしても、決してダイエットに繋がるとは言えないのが現状です。

 

次にロトリガについてですが、中性脂肪を減らす効果があるので、理論的には内臓脂肪も減らせて痩せる効果はあります。ですが、身体に必要なコレステロールまで減らしてしまうので痩せるために飲むのは危険です。

 

 

■まとめ

健診でコレステロール値が引っかかり、再検査を促すような通知が来た、もしくは来た事があるという人は少なくないはずです。私もその中の1人です(笑)

 

今の時代は「LDLコレステロールが高くてもHDLコレステロールも高い場合はあまり気にしなくてもいい」とか「HDLコレステロールが異常値でも気にしなくていい」とか様々な見解があります。

 

最新の医学誌には「コレステロールの基準を無くす方向」という文献も載っていました。そのためどれを信じたらいいのか自分でも判断付かなくなる事があると思います。

 

そんな時はまず自分の生活を見直すと共に、サプリメントを摂取してみてもいいと思います。数値によってはすぐに内服を開始した方がいいと判断する医師もいますので、気になったらまず1度病院を受診しておくと安心できますよ。

 

みなさんは、献血をされたことがありますか?
献血をすると2週間後ぐらいに、血液検査の成分表が送られてきますので、無料で検査することが出来ます。

 

サプリメントや、食事の改善、運動などの効果を測ることが出来ますし、社会貢献にもなりますので活用されても良いと思います。
ただし採血前の問診では、もし服用されている薬があれば必ず申告されてくださいね。