口内炎は誰もがなったことのあるメジャーな病気です。
口内炎は大きくわけると4種類あります。
- カタル性口内炎
- ヘルペス性口内炎
- カンジダ性口内炎
- アフタ性口内炎
一般的は口内炎は、アフタ性口内炎もしくはカタル性口内炎を指す場合が多く、アフタゾロン(デキサルチン)のようなステロイドの塗り薬は、そのような口内炎に効果があります。
内科、皮膚科ではケナログが有名ですが、歯科ではアフタゾロンの使用が多い印象です。
口内炎の原因と早期治療
アフタ性口内炎の原因
アフタ性口内炎の原因は、ストレス、寝不足、ビタミン不足、胃が荒れている…。
いろいろ語られていますが、根本的な原因はわかっていません。
カタル性口内炎の原因
カタル性口内炎の原因は物理的な刺激です。
- 舌を噛んだ
- 火傷(熱い食物)
- 入れ歯・矯正器具が合わない
口内炎の早期治療
口内炎は1週間程度で自然に治ります。
しかし、口内炎は食事中に痛みをともなうため、口内炎塗り薬などを使って早期治療してしまった方がおいしくご飯を食べられます。
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アフタゾロンとジェネリックのデキサルチン
デキサルチン(デキサルチン口腔用軟膏)はアフタゾロンのジェネリックです。
そのため、効能効果、副作用は同等です。
内科、皮膚科ではケナログやデキサルチンが有名ですが、歯科ではアフタゾロン(アフタゾロン口腔用軟膏)の使用が多いようです。
(同様に、内科のうがい薬はイソジンガーグルですが、歯科ではネオステリングリーン)
| 口内炎塗り薬 | 薬価(1gあたり) | |
|---|---|---|
| 先発 | アフタゾロン | 65.0円 |
| ジェネリック | デキサルチン | 55.7円 |
口内炎塗り薬アフタゾロン(デキサルチン)
アフタゾロン(デキサルチン)はステロイド(デキサメタゾン)を有効成分とする口腔用塗り薬です。
アフタゾロン(デキサルチン)は、アフタ性口内炎やカタル性口内炎に効果があります。
ウイルス性口内炎(ヘルペス性口内炎)やカンジダ性口内炎には効果がありません。
むしろ、ステロイド軟膏をウイルス性口内炎(ヘルペス性口内炎)やカンジダ性口内炎に使えば悪化する場合があります。
その理由についてはこちらの記事で説明しています。
ステロイドには強さのランクがありますが、デキサメタゾンはランク表には記載がなく不明です。
(吉草酸デキサメタゾンがstrongのため、それと同等かそれ以下のmild?)
| 強さ | 英語表記 | 主なステロイド |
|---|---|---|
| 最強 | strongest | デルモベート |
| 非常に強い | very strong | マイザー アンテベート |
| 強い | strong | ボアラ (吉草酸デキサメタゾン) |
| 普通 | mild | アルメタ キンダベート |
| 弱い | weak | オイラックスH |
アフタゾロン(デキサルチン)は口の中に使うため、塗っても唾液などで取れにくい口内炎を保護するような基剤が使われています。
| 口内炎塗り薬 | 基剤 |
|---|---|
| アフタゾロン | ヒプロメロース カルボキシビニルポリマー ゲル化炭化水素 |
| デキサルチン | 流動パラフィン ポリアクリル酸Na プラスチベース |
本剤の付着性については「食事中,食事後も付着している」とするもの55.2%で、付着による違和感が少ないため,平均約100分の付着時間が認められている。
アフタゾロン口腔用軟膏 インタビューフォームより
アフタゾロンは粘着性に特徴を持たせているようですが、
アフタゾロン、デキサルチン、ケナログの粘着性を比較したところ、粘着の強さの違いは体感できませんでした。
アフタゾロン(デキサルチン)の用法用量
アフタゾロン(デキサルチン)の添付文書(医療者向け薬の説明書)には、次のような記載があります。
通常、適量を1日1回~数回患部に塗布する。
なお、症状により適宜増減する。
アフタゾロン(デキサルチン)は、使い方の自由度が高い口内炎塗り薬といえそうです。
アフタゾロン(デキサルチン)を1日4回(毎食後と寝る前)口内炎に塗り、2.3日もすればで炎症は治まります。
アフタゾロン(デキサルチン)の塗り方使い方
- アフタゾロン(デキサルチン)を指や綿棒に米粒大から小豆大の大きさに取ります
- ティッシュなどで口内炎の水気を取ります
- アフタゾロン(デキサルチン)を口内炎全体をおおうように塗ります
[口内炎をアフタゾロン(デキサルチン)でカバーするイメージ] - アフタゾロン(デキサルチン)を塗った後は30分くらいは飲食を控えます
- 使用後は、アフタゾロン(デキサルチン)の先端をきれいに拭きます
(薬が先端で固まる場合があるため)
アフタゾロン(デキサルチン)は口内炎の刺激を抑える効果も期待できます。
ただし、塗り薬の基剤に接着性があるとはいえ、食事をするとアフタゾロン(デキサルチン)ははがれ落ちていきます。
粘着性で口内炎薬を選ぶのであれば、アフタッチ(アフタシール)がおすすめです。
アフタゾロン(デキサルチン)の効果
アフタゾロン(デキサルチン)はステロイド(デキサメタゾン)の抗炎症作用により、口内炎の炎症を抑え、痛みを取り除きます。
アフタゾロン(デキサルチン)の効果(有効率)は、77%です。
アフタゾロン(デキサルチン)の副作用
口内炎の治療にアフタゾロン口腔用軟膏0.1%を用い、治療効果を検討した。
140症例のうち、98症例が著効、有効 (有効率70.0%)の成績を示し、また副作用は認められなかった。アフタゾロン口腔用軟膏 インタビューフォームより
アフタゾロン(デキサルチン)の臨床試験では副作用は認められなかったようですが、
アフタゾロン(デキサルチン)を塗り続けると、ステロイド(トリアムシノロンアセトニド)を含む、口内炎貼り薬アフタッチと同じような副作用が起こる可能性があります。
- 白い斑点→カンジダ感染症の疑い
- 黄色い膿→細菌感染症の疑い
アフタゾロン(デキサルチン)の市販
アフタゾロン(デキサルチン)の有効成分であるデキサメタゾンが入った市販の口内炎塗り薬はありません。
0.1%のステロイド(トリアムシノロンアセトニド)を含んだケナログは医療用と同じ市販薬がドラッグストアなどで市販されています。
まとめ
- 一般的に起こる口内炎は、アフタ性口内炎もしくはカタル性口内炎
- 口内炎の塗り薬はケナログが有名だが、アフタゾロン(デキサルチン)を使う歯科医師(医師)もいる
- デキサメタゾンは、アフタゾロンのジェネリック
- アフタゾロンとデキサルチンの粘着力は体感では同じ
- アフタゾロン(デキサルチン)の有効成分はステロイド(デキサメタゾン)
- アフタゾロン(デキサルチン)は、アフタ性口内炎に効果がある
- アフタゾロン(デキサルチン)を1日4回(毎食後と寝る前)口内炎に塗れば、2.3日もすればで炎症は治まる
- アフタゾロン(デキサルチン)を塗って、何日もしていも治らないときは、副作用もしくはケナログが口内炎の種類に合っていない(ヘルペス性口内炎、カンジダ性口内炎など)可能性がある
- アフタゾロン(デキサルチン)の有効成分である「デキサメタゾン」が入った市販の口内炎塗り薬はない