ツンと匂ってくるあの嫌な臭い。ワキガ臭と切っても切り離せないものがあります。
それが「アポクリン腺」という、汗の出口の一つ。
ワキガ臭は、アポクリン腺という場所から、発生しているのです。
当サイトを始め、いろいろなサイトや書籍でも「ワキガはアポクリン腺から出ています」と、説明がなされていますね。
では、なんでこんな臭い線が、体にはあるのだと思いますか?
実は偶然臭くなるのではなく、アポクリン腺という場所にも役割があるから、こうして今でもワキガ臭を発してしまう人がいるのです。「臭いな」と感じることはあっても。なかなかその仕組みや歴史について知る機会はないですよね。
アポクリン腺(ワキガ臭)の事を知ることは、自分の体臭や周りにいるワキガの方への理解を深めることにつながります。
ちょっとした話のネタにもなるので、興味を持たれた方はぜひ読んでいってください。
アポクリン腺の役割
人間の体には、たくさんの汗の出口「汗腺」があります。
そしてこの汗の出口は、汗と一緒に体の熱を外に逃がす働きをしてくれます。いわゆる、体温調節ってやつです。
しかし、アポクリン腺だけは、汗の出口ではありますが、もともと体温調節のための出口ではありません。
アポクリン腺は、本来「臭いやフェロモンを出すための汗腺だったのです。
そのおかけで、家族や仲間を認識しやすくしたり、女性(男性)を引き寄せるフェロモンを放つなど、「臭いでアピールしたり、認識させる」という役割を果たしていました。
しかし、人間の進化の過程でアポクリン腺が「もういらなくね?」となるタイミングがやってきます。
それは、「体の毛が薄くなった」ことです。
体の毛が少なくなったことで、体温調節の仕組みの方が優先され、エクリン腺という汗の出口の方が、アポクリン腺よりも発達。
進化が進んだ現代では、アポクリン線は全身ではなく脇やデリケートゾーンなど、一部にしか存在しなくなりましたし、ほとんどの人のアポクリン腺は、そこまで活発に動いていません。
そのため、現代人はその機能が徐々に薄れ、ワキガの人は約10人に一人の割合になりましたが、少数の人にはまだ、その頃の名残が残っている、というわけですね。
要するに、ご先祖様の遺伝を色濃く残している人が、アポクリン腺の数が多かったり、活発に働いているということです。
なんとなく「嫌な匂いだな〜」と感じるワキガ臭にも、ちゃんとしたルーツがあった、ということなのです。
すそワキガの原因も「アポクリン腺」にある
「股から嫌な臭がする….」
デリケートゾーンの臭いも、アポクリン腺が大きく関係しています。
特にワキガ体質の方は、陰部のアポクリン腺も多く、活発な傾向が強いので、注意が必要になります。
この臭は俗に「スソワキガ」と呼ばれていて、本気で悩んでいる方も少なくありません。
彼や旦那との生活が、スソワキガによってうまくいかなくなる。なんてことも珍しくない話です。(全くもって、人には相談しにくい嫌な悩みです)
ですので、嫌な匂いがするかも!と感じたら、何か対策を打つ必要があります。正直ワキガなら「ちょっと臭うかもよ?」と、言ってくれる人も中にはいますが、すそワキガについては、ほぼ自分か、パートナーにしかわかりません。
だからそこ、やばいと思ったらすぐにセルフチェックして、ダメそうなら早急に手を打つ必要があります。早めになんとかしておけば、夫婦生活も恋愛もこじれずにすみます。
「恥ずかしいし…」というのが本音だし、できれば気づかない、見ないふりしてスルーしたい問題ですよね。
しかし、残念ですがほおっておいても良いことはありません。或る日突然「臭いんだよね….」と言われる前に、なんとかしておきたい問題です。
自信を持ってパートナーと接せられるよう、治療やケアを始めてみることをお勧めします。
食べ物次第で、アポクリン腺からワキガ臭がしやすくなる
突然ですが、あなたの好きな食べ物は何ですか?
すき焼きや焼肉、フレンチやイタリアンでしょうか。
ケーキやチョコレート、パフェなどの甘い物?
それとも、仕事帰りのコンビニでつまみ食いする、ホットスナックの類でしょうか?(美味しいですよね)
もし、この中に「毎日のように食べるものがある」という方は、完全にワキガ予備軍です。
それはなぜか?食生活の乱れや偏食は、アポクリン腺からワキガ臭を発する大きな原因の一つだからです。
ですので、
「ギリギリワキガ臭がしないくらいのアポクリン腺を持っている」
という女性の場合、食生活が変わることによってワキガ臭を発することも十分あり得る。ということ。
特に脂肪分が多い肉、砂糖たっぷりのスイーツ、コンビニや串カツ屋の揚げ物。
この三つは、体を臭くする要素がてんこ盛りです。だから、ワキガの人がこれらのものを食べ過ぎると、さらにワキガ臭を強めることになってしまいます。
もちろん、アポクリン腺の数が少なくワキガではないほとも例外ではありません。汗に混じる脂質やアンモニアの量が増えるので、ワキガでなくてもそれに近い臭いを発する場合も全然あります。怖くないですか?
怖い!臭いの嫌!と思ったら、やることは二つだけ。
・臭いに元になる食べ物を控える
・体の酸化を防ぎ、善玉菌を増やす食べ物を食べる
この二つを抑えれば、最大限「ワキガの原材料」を体から締め出すことができます。
臭いがきになる方は、食生活にも気を配ってみてください、ダイエットの時の食制限よりかは、数段楽なはずです。
アポタンパクを抑えられるように工夫してみる
ワキガの元となる要素の一つに「アポタンパク」というものがあります。これが発生すると、ワキガ臭はきつくなり、周りに不快な思いをさせる。ということですね。
アポタンパクについては以下の記事が細かいので、こっちを見てみてください。皆さんが良く食べる「りんご」が、あの嫌な匂いを抑える効果があるとされています。
アポクリン腺を制するものがわきがを制す!
誰しも一度は「くさっ!」と感じるワキガ臭は、アポクリン腺というものが原因です。だから、ワキガ臭の人がいたら
「こいつ、ちゃんとケアしろよ!」
ではなく
「あ、アポクリン腺からアポタンパク出ていて、ちょっと匂っているんだな」
と思ってあげましょう。こうすると、表情が優しくなり、相手も「私臭いんじゃ?」と悩まずにすみます。
あなたも、理由を知り笑顔になることで、臭いによるストレスがよくなることでしょう。
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