整体、エステ。2,980円がでれば2,680円が出るのは必然。次は・・・
ということは、2,580円で、次は2,480円でしょうか。消費税増税の2014年4月から1年4ヶ月ほど経っても整体とエステの相場の低下には歯止めがかからないようです。このまま値下げと、クーポン券の乱発を繰り返していたら、間違いなく体力の無い所はつぶれてしまいます。ではどうしたら良いか?
1激安店、2,980 → 2,680円はある意味自然な流れ
そりゃそうでしょう。値段の安さを前面に押し出してお客様にアピールしてきたのですから、もっと安い所が出来たら、続かないわけには行かないですね。
薄利多売のハンバーガー戦争と一緒になってしまいます。
これをマクドナルドとモスバーガーの関係で見てみると
- マクドナルドの営業時間は、7時〜22時が多かったです。
- モスバーガーは、24時間営業が多かったです。
この違いは、生産効率にあります。
マクドナルドは一度に大量にハンバーガーを製造できるので、お客様をスピード感を持って対応できました。だから客席のイスは固いプラスチックのイスです。また客席のテーブルを4人掛けにするか、2人掛けにするかなど、回転率をシビアに計算しているものです。
しかしモスバーガーはクオリティにこだわるあまり、製造に時間がかかるので回転率が悪い。そして原材料費も高めなので、利益率がマクドナルドよりも20%は低い。じゃあ営業時間を伸ばして利益を確保するぜ!となりました。
余談ですがマクドナルドのスピード感のある接客のためには「人」が必要です。そこでマクドナルドの店舗運営を全てマニュアル化して高校生でもすぐに即戦力にしました。
しかしこの方法はやがて頓挫しました。アルバイトが集まらなくなったのです。マクドナルドが人を採用できたのは銀座に第一号店ができてホコ天(歩行者天国)をハンバーガーを食べながら歩くというライフスタイルがかっこ良かったからです。今のスタバと同じでイメージが良かったのですね。しかし時は流れ、クールなバイトが普通のバイトになり、マイノリティが働くイメージになってリクルートが本当に難しくなった。
マクドナルドが低迷している本当の理由はここですね。要は介護現場と同じで人が集まらないのです。
この経緯は「2号店、3号店を出したいな」と考えている起業家にとって重要なポイントですね。
整体やエステは基本は一対一のサービス
マックのように回転率を上げるやり方では、施術の質はたいていは下がります。
また複数のスタッフを雇っているところでは、薄利多売の中でスタッフの士気を維持するのが勝負となりますね。これ介護業界の反省を活かしたいものです。
整体やエステでは、施術の値段を高く設定し、原価はほとんど人件費なので薄利多売にせずともやってこれたのです。
しかし60分2,980円と、これだけ相場が下がって来ていると、高い値段を設定の理由が「腕が良いだけ」ではそっぽを向かれてしまいます。
腕が良いから値段も高いが、なぜそっぽを向かれるのかは後半に説明
2整体、エステの相場の低下。4つのパターン
1 全身もみほぐし2,980円のようにフランチャイズ化と深夜営業によって、マスで利益を確保して行く戦略。
- 資金力のあるところだから出来る。それ以外は手を出さない方が良いかも。
- 今後の課題は良い人材の確保ですかね、やっぱり。
2 戦略なき値下げ、周りが値下げしたから、しかたなくこちらも値下げ
3 サービス業の分解によって値下げ
- これは今後爆発的に伸びて来ます。個人経営、規模の小さなところは超おススメ!
4 持たない経営によって値下げ
- これも今後爆発的に伸びて来ます。
- 例えば歯医者さんがこの方法を取り入れて、急成長している例は少なくないです。
- 持たない経営は家賃と人件費が大幅に削減できます。たとえば骨盤力は南青山のオフィスを昨年12月に解約しましたが、家賃は42万円から3万円に減りました。しかも売り上げ規模は逆に伸びています。
- 持たない経営の良い点は、看板に縛られないという事です。つまり看板に書かれた営業時間から離れる事ができます。
- 持たない経営が出来ると、その分を価格を下げてお客様に提供できます。
3整体院、エステサロン。腕を磨いていたら安売り店は怖くない?
ベテランの方の意見、「腕を磨いていたら安売り店は怖くない」
これは正論ですが、落とし穴があります。それは一般のお客様は違いが分からないのです。
そもそも「うちは腕には自信がある」それをどうやってお客様に伝えたら良いのでしょうか?
声をあげればあげるほど、怪しくなって行きますし、ホームページの質も上がって来ていますのでホームページを見ても区別はつきにくいです。
「腕を磨いていたら安売り店は怖くない」と言えるのは、すでにお仕事が軌道に乗って顧客に恵まれている経営者が言う事であって、これから始める方。経営規模がまだ小さな所はそれだけに頼っていると危険だと思うのです。
4高額の整体院、エステサロンの使われ方に変化
高い値段設定で経営が成り立っている、うらやましい整体院、エステサロンは存在します。
家電量販店がアマゾンのショールームに
ところで、家電量販店がアマゾンのショールームになってしまった話を聞いた事あると思います。現物を見に家電量販店に行く。そして気に入ったらその場でアマゾンにアクセスし、ネット注文する。
家電量販店は、たまったもんじゃないですね。
これと同じ事が整体、エステサロンでも起こっている。
つまり、施術の大事なときだけは高級店。定期的なメンテなどは安い所に通うという使い分けです。
整体院、エステサロンの経営はリピートが美味しいのに、一番良い所を持って行かれているのですね。だから高額店は常に新規のお客様を集めてなければならなくなります。これはキツいなあ。
5生き残りをかけて何が必要か?
相場が下がっている理由は4つ
1 全身もみほぐし2,980円のようにフランチャイズ化と深夜営業によって、マスで利益を確保して行く戦略。
2 戦略なき値下げ、周りが値下げしたから、しかたなくこちらも値下げ
3 サービス業の分解によって値下げ
4 持たない経営によって値下げ
このうち2番のライバルは怖くないです。
しかし、1、3、4番のライバルは怖いです。とくに3番4番は怖い。
1番は資金力がないと無理でしょう。だとすると3番、4番の方法でそのポイントをさくっと書くと
- 自分の整体やエステのサービスがどこまで分解できるかを見極める事。
- 店舗を持たずに出張や訪問、またはレンタルスタジオなどを借りて仕事が出来るか。
この点に関しては続編を書きます。今回は問題定義と言う事で、気持ちブルーで終わり。
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