ベイルだけじゃねぇぞおら《バレンシアvsシャルケ、ミランvsトットナム》
世界が注目するチャンピオンズリーグが漸く再開いたしました。総対数は多いですが、出来るだけ多くの試合について書いていきたいと思っています。少なくともベスト16までは、仮に内容が薄くても数で勝負していこうという面持ちでございます。結局気合いが入ってしまって....というのは言わない約束。 ということで早速。前置きが長くなるのが悪い癖です。ミスターターンオーバー《バレンシアvsシャルケ》 この試合に関しては少々囓る程度で終わらせます。ちょっとした所感といった感じ。 バレンシアについて。 シーズン開幕当初にもエントリーをアップした記憶があるが、ターンオーバーという手法を今季の欧州各チームにおいて一番使いこなしているのは、このバレンシア率いるウナイ・エメリであろう。毎試合スタメンが変わる所謂「猫の目オーダー作戦」を施行し、3バックなど様々なシステムも試みている。 今節のシステム。敢えて数字で表すとしたら、4-1-2-1-2という布陣がしっくりくるだろうか。アンカー気味にトパル、その前にバネガとコスタ、その前にドミンゲス、その前にアドゥリスとソルダード。初めて見るバネガコスタ。 このスタメンをパッと見た感想を気の赴くままに書いてみよう。 まず、ホアキンとマタがいない。アルベルダもセサルもいない。サイド攻撃はどうする。ドミンゲスはどういう役割なのか。一度見てみたいという気持ちはあったものの、実際の所バネガとコスタの共存は図れるのかどうか。 こんな感じ。つまり、どのように戦うかのイメージが全く持てないのである。そして、今季のバレンシアはこういう現象が他チームに比べて非常に多い。単純にこの手法でリーグ戦3位でCL決勝トーナメント進出というのは中々の強者である。ただ、単純に肯定出来る物でもない、というのが管理人の立ち位置。 現存戦力に不協和音を持たせずに様々なメンバーを使いながら戦い、ころころと変わるシステムに意味を持たせながら結果を残している、と言う意味では確かに評価できる。この"意味を持たせる"というのが以外と重要な所。つまり、観ている側に意図が伝わっているということなので、ある程度しっかりした準備を行わないとできんことだぞ、と。 しかし、である。怪我人云々の問題もあるにせよ、「これだ!!」という物を持っているチームの方が、ここぞという時には強い、と言うのは管理人の意見。それがエメリにあるのならいいし、ないのなら厳しいぞと。そういうわけ。 今日のバレンシアについて。結論から言うと、初めてみる形の割には意外としっかり組織だって戦えていた。 問題になりそうなのはどうみてもサイド攻撃である。このめちゃくちゃ中央集権型システムの中で、誰がサイドの幅を作り出すのか。ここが本日のバレンシアの肝になってくるのは間違いない。 ざっと攻撃を見てみよう。今季のバレンシアは、どのシステムでも共通してCBから試合を組み立てることを臨む。この試合も例外ではなく。トパルを最終ラインに組み込みSBを押し上げながら、丹念に前線にボールを届けることを試みる。 注目のバネガとコスタ。彼らは非常に頭の良い選手達のようで、供給役と需要役を代わる代わるこなすことでセンターサークル付近の渋滞を未然に解消していた。勿論、双方ともに技術に関しては問題なく、特に供給役に関してはどちらも一級品のレベルであった。受け手側に関しては、上手いというよりは出来るといった感じかな。それでも彼らが優秀であることには間違いない。 ドミンゲス。立ち上がり当初は役割が見えずらく、何をしているか分からなかったドミンゲス。ただ、2トップの役割が徐々に明確化していくことにより、ドミンゲスも成すべきことを理解したようで。 一番求められていたのが中央での楔の的。非凡なアルゼンチン二人組と近い位置取りをすることで、中央のマークの引き裂くことに一役買ったドミンゲス。地味だけど全く働けていないわけではなかった元ゼニトの暴れん坊であった。ちなみに彼もアルゼンチン人なので、中央はラテンの血であふれかえっていたバレンシアであった。 最後に2トップ。 彼らの意識の根幹を成していたのが、常に裏を狙うと言うこと。アドゥリスとソルダードは文字通りの万能ストライカーなので、そういったオフザボールの動きも秀逸。SBの裏のスペースを突きまくることで、サイドに幅をもたらそうと必死であった。ただ、序盤に関して言えば、ロングボールがノイアーに拾われまくっていたので、結果単調になってしまっていたのは否めなかった。 しかし、ソルダードの得点シーン然り、サイドの良い位置でSBより前の選手が起点となれさえすれば、良い形の攻撃を何度も仕掛けていたバレンシア。逆にラウルに喫した失点シーンの様に、サイドの守備が曖昧になってしまっていたのも否定できないが、それ以上の攻撃が得られる、という判断の下の采配なのだろうと言うことで、ひとまず黙認しておく。時間がないからつっこまない。 以上です。 最後に、バレンシアをまとめた一文を。 「これだけシステムをいじりながら戦って一定の結果を残しているのは単純に凄い。でも、そろそろ固定仕始めてもいいんじゃない??怪我人が多いとしてもさ。あ、でも勝っているからとやかく言わないよ、俺」 終盤に見られたホアキンとビセンテを中央よりに配する4-2-2-2。マタをトップ下に組み込んだ4-2-3-1。数年前を奇想させるホアキンとビセンテの4-2-3-1。スタンケビチウスが爆発した3バック。 一貫したシステムで戦う重要性というのを、管理人は未だ信じ続けてはいる。しかし、これほど色々なシステムを施行し、且つそれを一定上の質を持って体現している、というのは単純に評価に値するだろう。賛否両論あるだろうが、しばらくはエメリを温かく、そして期待の眼差しをもって見守っていきたいと思う。 ホントに最後にシャルケについて。 未来が見えない。 これが彼らに対する感想である。残念ながら、今のシャルケはいたって普通のチームとなりつつある。ラキティッチを失った今、さらにその現象に拍車がかかっているのは否めないなと。以上です。ちなみに、カリミとかハリステアスなどをとってる暇があるのならば、良質なストライカーを一人取れよと。それだけは言いたい。誰がいいかな。ん〜。あ、マジでアドゥリスとかいいね。ここまで読んで頂いてありがとうございます。引き続きエントリーは続きますのでよろしくお願いします。ランキングアップのため、下記のバナーをクリックしていただけると嬉しいです!!
- posted by golazo
- 2011/02/16 23:43
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