ココナッツオイルにUVカット効果があるって本当?
ここ数年、ココナッツオイルが世界中でブームとなっています。その愛用者として有名なのが、世界的に人気のモデル、ミランダ・カーです。
彼女が「ココナッツオイルなしでは生きていけない」と発言したことで一気に注目度が高まり、美容を気にする日本の芸能人も、こぞって使用していると言われます。
ココナッツオイルが美容に良いというのは評判だけの話ではなく、確かに美容をはじめとして多くの効能が確認されています。
その効能のなかでも特にUVカット効果にスポットを当て、ココナッツオイルとはどんなものなのか、UVカット効果があるというのは本当なのか、そしてその他の様々な効果について紹介します。
ココナッツオイルとは
ココヤシの実から採れるオイル
ココナッツの実の、種子内部の胚乳から抽出されるヤシ油がココナッツオイルです。同じヤシ油でも、パームヤシから採れるパームオイルとは全く別のものです。
ココナッツオイルとヴァージンココナッツオイルの2種類が存在し、ヴァージンココナッツオイルは無精製、無添加、非加熱で抽出されたものです。これに対しココナッツオイルでは、温めて精製され、漂白や脱臭の加工がなされており、天然成分がそのまま残っているとは言えません。
ココナッツオイルを選ぶ際には、原料がヴァージンココナッツオイルであることを確認しましょう。そしてここでは、体にいい成分が残っているヴァージンココナッツオイルについて取り上げます。
中鎖脂肪酸など健康成分が豊富
オイルの成分である脂肪酸には、中鎖脂肪酸と長鎖脂肪酸の2種類があります。中鎖脂肪酸は水に溶けやすく、エネルギー変換効率がいいために健康に良いとされ、母乳にも含まる成分です。
食用にされるオイルの多くは長鎖脂肪酸ですが、ココナッツオイルの主成分としてその6割を構成するのは、中鎖脂肪酸です。これがココナッツオイルの様々な健康・美容効果の根拠になっていると考えられます。
そのほかにも、ビタミン類やミネラル、食物繊維、後述するラウリン酸など、注目される健康成分を豊富に含んでいます。
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ココナッツオイルにUVカット効果があるって本当なの?
紫外線カット率は高くはない
ココナッツオイルには確かに紫外線カット効果が見られます。そのため日焼け止め原料としてもよく使用されています。ただしそのカット率は決して高いものではなく、20%程度、SPFでいえば4~10程度です。
真夏の紫外線対策としては不十分であり、あくまで補助的な、マイルドな日焼け止めと考えた方が良いでしょう。日焼け止めを塗ることができない唇などデリケートな部位に使ったり、肌荒れを起こしやすい人におすすめです。
ベタつかず保湿効果
ココナッツオイルのいい点は、オイルでありながら粘度が低く、サラリとして着け心地がいいこと、そして保湿効果に優れていることです。顔や手に塗ってもベタつかず気にならないうえ、保湿しながら多少の紫外線カット効果を期待できます。天然由来のオイルなので肌への負担がないのが嬉しいですね。
体内でのビタミンD合成のため、毎日多少の日光を浴びる必要があると言われますが、ココナッツオイルはビタミンD合成に必要なUV-Bを全てカットすることがないので安心です。保湿効果とともに抗炎症作用があり、日焼け後の火照った肌にもおすすめです。
ココナッツオイルのその他の効果
美容面の効果
UVカット、保湿効果以外にも、ミネラルやビタミン類による新陳代謝促進、抗菌作用が期待できます。抗酸化作用と合わせて、トラブルに強く若々しい肌をサポートしてくれます。豊富なビタミンEが血流を改善して、肩こりや冷え性の改善、そして美肌効果へとつながります。
ココナッツオイルには母乳にも含まれるラウリン酸が豊富に含まれ、免疫力を強化してくれます。感染症などで体調を崩しにくくなるほか、アトピー肌やニキビ肌の改善にも効果的です。
ココナッツオイルの中鎖脂肪酸は分子量が小さいので、肌や頭皮、髪にも浸透しやすく、保湿しながらのヘアケアに適しています。
オイルというと太ってしまうイメージですが、ココナッツオイルは中鎖脂肪酸なので、一般的な植物油に比べて消化吸収は4倍、そして10倍も速く代謝される性質があります。健康にいいだけでなく、ダイエット中の方にも心強い味方です。
食物繊維が豊富で、便秘を解消する点からも、美容・美肌効果を期待できます。
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健康面の効果
機能性食品であるココナッツオイルは、薬用としての効能もあります。先述のように消化吸収のスピードが速く、すぐにエネルギーに変換されて栄養を吸収できるため、消化吸収機能が低下している方におすすめです。
ココナッツオイルの中鎖脂肪酸がインスリンの分泌を改善し、糖尿病の予防効果が期待できます。また、悪玉コレステロールを抑えて心臓系疾患の予防にもなると言われます。
甲状腺ホルモンの適正な分泌を維持、代謝を促進する作用や、虫刺されや火傷、切り傷、口内トラブルのケアに効果があり、認知症改善をサポートするという説もあります。
ココナッツオイル、利用時の注意点は?
オイルとして食用にするだけでなく、紫外線対策や保湿のために肌に塗ったり、パックに使用する、ココナッツオイル入りのスキンケアを使用する、うがいをするなど様々な使い方ができます。
人気が高いだけに、信頼できるココナッツオイル商品を選ぶことが大切です。なかには適当な食部油に香料を加えただけの、ココナッツオイル風の人工成分も販売されており、注意が必要です。
天然成分なので副作用の心配はないものの、摂り過ぎると頭痛や吐き気、食欲不振やめまいの原因になることもあります。1日大さじ2杯程度を目安に、自分の体にとって負担のない量を心がけてください。
どんな食品でもアレルギーの可能性はゼロではないので、使用前にパッチテストをし、痒みや腫れなどが出た場合にはすぐに使用を中止します。
UVカット以外にも、たくさんの美容・健康効果が認められるココナッツオイルですが、その実感には個人差があります。毎日の生活に摂りいれつつ、運動や睡眠、栄養バランスのいい食事など、普段の生活習慣をおろそかにしないことが大切です。
- ココナツの実から抽出したヤシ油
- ヴァージンココナッツオイルを選ぶ
- 中鎖脂肪酸、ラウリン酸、ビタミン類などが豊富
- 紫外線カット率は低いが保湿でき使用感が良い
- 代謝促進、免疫力アップなど様々な美容、健康効果
- 毎日の生活にうまくとり入れましょう