「ニキビはオイリー肌の人ができやすい!」そう思っている人も多いのではないでしょうか。実は、ニキビは乾燥肌の人でも、とてもできやすいのです。
乾燥肌は、ニキビだけでなく、肌荒れの原因になったり、メイクのノリが悪くなったり、良くない事ばかり。日ごろのちょっとした工夫で乾燥肌を改善して、ニキビの出来にくい、肌荒れのしにくい肌にしていく方法をご紹介いたします。
1、ニキビを作ってしまう原因「乾燥肌」と、ニキビの関係
1-1 保湿成分が失われると「乾燥肌」になってしまう!
そもそも、乾燥肌とはなんでしょう。
健康な肌では角質層に約30%の水分が含まれています。これが30%以下になった肌が「乾燥肌」と呼ばれます。ただし、人間の肌にはもともとその水分を守る「保湿成分」があり、それがきちんと働いていれば水分の蒸発を防ぐことが出来るのです。その保湿成分で、もっとも重要なものが「セラミド」と呼ばれる角質細胞間脂質の一種です。角質細胞間脂質とは角質細胞の間に合って、角質細胞同士をつなぎ合わせている脂質の一種。いろいろな脂質が混ざり合っていますが、そのうち約40%が「セラミド」です。これらの脂質が肌の水分を守り、また外からの刺激から肌を守るために大きな役割を果たしているのです。このセラミドが失われると肌の水分量が80%も低下してしまい、肌はかたく、ゴワゴワとし、「乾燥肌」となってしまうのです。
1-2 乾燥が引き起こすニキビのメカニズム
余分な皮脂が毛穴に詰まり、そこからアクネ菌が増殖し炎症を起こしてしまったのがニキビです。ではなぜ、肌の皮脂分泌量が少ないのにニキビになりやすいのでしょうか。
乾燥肌になると、肌を外からの刺激から守ろうとして、肌のバリア機能である角質層がどんどん厚くなってきます。この角質層が厚くなることにより毛穴がふさがり、毛穴が縮小していきます。この、毛穴が小さくなったことによって、少しの皮脂の分泌でも毛穴が非常に詰まりやすくなってしまうのです。乾燥肌の人がニキビになりやすいのは、この角質層の肥大化による毛穴の縮小にあるのです。
1-3 乾燥肌になりやすい原因・環境
■年齢によるもの
保湿成分は年齢とともにその生産量は減っていきます。それと同時に角質層の水分量も同時に減り、年を重ねるに従い肌は乾燥しやすくなっていきます。
■乾いた空気の中にいるとき
湿度が30%以下になると、肌から水分が蒸発しやすくなります。近年では地球温暖化などの影響で、空気が乾燥しやすい環境にあります。11月ごろから室内湿度は30%を切ることが多くなり、それが原因で肌が乾燥しやすい環境にさらされてしまいます。
■食事によるもの
ダイエットや夜の食事制限などで、極端に「脂質」の制限をしている場合、皮脂の分泌量が減り、乾燥肌になりやすくなります。しっかりとした栄養を与えてあげることが大切です。
■生活習慣
睡眠不足やストレスにより血流の循環が悪くなり、肌のターンオーバーをうまく促すことが出来なくなり、肌荒れや乾燥といったトラブルを引き起こしやすくなっています。
2、普段の生活に取り入れたい!乾燥肌の予防策
2-1 メイク落としは刺激の少ないものを選び、こすりすぎない事!
クレンジングは大切な皮脂をも洗い落としてしまうため、メイクとともに肌の潤いに重要なセラミドまで一緒に落としてしまいます。一般的なクレンジング剤は、乾燥肌にとってはとても刺激が強いものになっています。普段から、固形の石鹸や洗顔だけで落とせるメイクにするのが理想ですが、それもなかなか難しい場面も多いことでしょう。
おすすめなのは刺激の少ないクレンジングクリームやミルク、固形の石鹸です。ここで注意したいのは洗顔するときにこすりすぎない事!摩擦が起きることによって、乾燥しやすい肌になってしまうからです。
2-2 セラミドを配合した美容液をつかって肌の水分量をあげる
肌を乾燥させないためには、「保湿」をしてあげることが大切です。保湿とは与えた水分を「保つ」「維持する」ことがポイントです。保湿力のあるもの、すなわちセラミドなどの保湿成分を与えて肌質を改善してあげることで保湿力のある肌に代わり、乾いた空気の中でも肌は乾燥しにくくなり、ニキビ予防へと繋がっていきます。保湿成分の入った美容液をすでに使っているけれど、乾燥してしまう…というかたは、セラミド配合の美容液に変えてみましょう。
2-3 セラミドを摂取しよう
セラミドは塗るだけでなく、普段私たちが食べている食べ物の中にも含まれています。スキンケアなどで、顔に塗るだけでなく食べることで積極的にセラミドを摂取していきましょう!主に、米・小麦・こんにゃく芋・ほうれん草・大豆・乳製品などにセラミドは多く含まれています。特に最近では食物繊維と植物性セラミドが多く含まれるこんにゃくが注目されています!
2-4 十分な睡眠をとりましょう
肌には睡眠がとても重要な役割をしています。睡眠不足により、ターンオーバーが遅れてしまうと、肌の水分を保つためのセラミドなどの成分の生成がうまくできなくなってしまうので、結果的に乾燥肌になり、ニキビや肌荒れを引き起こしてしまうのです。一般的には最低6時間は睡眠が必要と言われています。肌のためになるべく睡眠時間を取れるようにしていきたいですね。
2-5 お風呂は乾燥しやすい!長風呂は厳禁
長い時間の入浴や、熱いシャワーなどを浴びると、角質層がふやけ、肌を潤いから守ってくれている脂質などを洗い流してしまいます。そのためお風呂やシャワーは38℃から40℃未満の温度に設定し、お風呂に浸かるのは20分程度に抑えるのがオススメです。
お風呂上りは特に乾燥しやすいです。お風呂から上がったらすぐに保湿ケアをしましょう!
2-6 部屋の湿度を30%以上に保ちましょう
湿度が30%以下になると、肌から水分が蒸発しやすくなります。冬場などで暖房を付ける機会が多くなると、たちまち湿度が30%を切る事が多くなります。加湿器などを付けて湿度を保つように心がけましょう。
まとめ
オイリー肌の人だけでなく、乾燥肌のひとも非常にニキビになりやすいのです。「毛穴に皮脂がつまり、そこから炎症が起こりニキビになる」という理由は、どちらも同じです。肌が乾燥しやすい人は、しっかりと肌の水分を保つ、「保湿」が大切です。保湿は普段のちょっとした生活習慣から、改善していくことができるので今回ご紹介した方法を少しずつ取り入れていきましょう!
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