夏場、蚊に刺された場所を掻いていたら、跡がのこってしまったという人もいるのではないでしょうか。
肌が凸凹してしまったような傷は皮膚科でのレーザー治療などが必要ですが、小さな傷跡であれば、家庭でケアすることでなんとか消したいですよね。
そんな他人事のように言っている僕はアトピーを患っています。
もう傷跡どころの話じゃないわけで・・見た目って大事だね。ちょっと人と変わった容姿をしていると化け物を見ているかのような目でこちらを見てくる。
傷跡はそんな風には見られないかもしれませんが気になる人は気にするんですよね。
そういう意味でも早く傷跡を治していただきたい。というわけで、今回は、ぬることで傷跡を消す効果があるクリームについてお伝えします。
1.ヒルドイドソフト軟膏
皮膚科でよく処方されるクリームです。アトピー患者もステロイドと一緒にヒルドイドを処方されることが多々あります。
おもに、乾燥肌の人の保湿用クリームとして処方されていますが、傷跡を消す効果も大きく期待ができます。
成分は、ヘパリン類似物質0.3%。この成分が肌の乾燥を防いだり傷跡を消したりするわけですね。
具体的に、ヒルドイドの添付文書に記載されている効果は、血液を固まりにくくする作用、血流を増やす作用、血液の塊をはやく溶かす作用、細胞の塊を増やしにくくする作用の4つです。
傷口を再生するときに、コラーゲンが異常に生成されて皮膚を盛り上げてしまうことがありますが、ヒルドイドはそのはたらきを抑える効果があります。
また、血行をよくして、肌の新陳代謝を活発にする作用があります。加齢とともに衰えてくる代謝をうながすことで肌が新しく生まれ変わるはたらきを助ける効果があるのです。
臨床試験では、約67%の人に擦り傷などの傷跡に改善が見られたという結果が出ています。
ヒルドイドの血行促進と保湿の作用が、健康な皮膚を再生するようにはたらきかけるのです。10年以上もたっている古い傷跡には、あまり効き目はありませんが、新しい傷には大きな効果がみられると思います。
じゃあ古傷はどうすんだよーって?まあ落ち着いてください。それは後説明しますので。
2.ヘパリンZクリーム
ヘパリンナトリウムを成分とする、傷跡を消す効果をうたった市販薬です。
ヘパリンナトリウムには、抗凝固作用があるため、血行をうながして組織液やリンパ液の循環を活発にすることで傷跡の皮膚の再生を助けます。
火傷跡の皮膚のつっ張った部分の改善に効果があります。ところが、クリームだけをぬった状態では、薬が乾燥してしまいます。
傷跡を消すには保湿が大切なので、この問題点を解消するために、ヘパリンZに白色ワセリンを1:1の割合で混ぜてから患部にぬること。その上からガーゼをあてて、テープで固定するという方法がおすすめです。
なるべく長時間このままの状態を保つことで、有効成分が肌に吸収する効果を高めることができます。
就寝前にこの手当てをすれば、ガーゼが人目につくことを気にせずにすむので、毎晩の習慣にするといいでしょう。
3.アットノン
ヘパリン類似物質を成分とするクリームで、赤や赤茶色の傷跡や盛り上がっている傷跡に対して効果があります。
血行を促進することで新陳代謝を高め、傷跡を保湿するはたらきなどがあります。水分を保持することで傷跡におきている慢性的な炎症を抑える効果があり、皮膚を正常な状態に戻していきます。
傷跡に1日数回ぬったり、ガーゼなどにのばして患部に貼ったりして使用することが多い。
さらっとしたジェルタイプのものやしっとりしたクリームタイプのもの、傷跡を目立たないようにかくすことができる肌色のクリームなどがあります。
4.パリダクリーム
カタツムリの粘液の成分を配合したクリームで、美容成分として話題になっていますが、傷跡を消す効果も注目されています。
カタツムリの粘液に含まれているアラントインという成分は、傷を治すはたらきがあり、新しい肌の形成を促してくれます。
また、プロティアーゼという成分も含まれているのですが、この成分は保湿効果が高く、古い角質を取り除くはたらきがあります。
そのため、肌のターンオーバーが活性化され、傷跡をはやく消すことが可能です。さらに、グリコール酸という成分が角質を柔らかく保ち、古い角質を取り除いて、肌をなめらかに整えてくれます。
そのほかにも、肌の新陳代謝をたすけるビタミンA、C、Eなど、肌を健康な状態に戻すために効果のある成分が多く含まれています。
ただ良いと言われているのにも関わらずこの手の商品の口コミ数は少ないです。やはりカタツムリと言うヌメヌメした生き物のエキスということでイメージが悪いのかもしれません。
あくまでカタツムリの抽出成分であってそのまま、エキスを入れているわけではないんだけどね・・
5.ハーブ傷跡クリーム
日本では販売されていない、アセキサム酸が配合されている海外の商品です。アセキサム酸には傷跡の赤みを消す効果が高く、レーザーの治療後や妊娠線、火傷の跡など、多くの傷跡に対して効果が期待できます。
日本で販売されていないのは効果が曖昧だから?副作用があるから?
調べてみたのですが明確な情報はありませんでした。
ただ海外では普通に使用されていますし、通販で購入可能ですので何を試しても駄目だったという方は試されてもいいのではないかと思います。
逆に言えば積極的にこのクリームを使用する必要はないと言えるでしょう。
闇雲に傷跡を治すクリームを使用すると後悔します
傷跡を消す薬は、血行をうながす効果があるものが多いので、傷が治ってから使用することが大切です。
傷が治らないうちに血行をよくしてしまうと、炎症を悪化させたり、出血がおこったりして傷の治りを遅らせてしまうことがあるからです。傷跡を消すには、根気強く1日に数回ずつこまめにぬり続けることが大切です。
できたばかりの新しい傷ほど、消える効果が実感できる場合が多くなるので、傷跡に気がついたら早めに処置を始めましょう。
まずは、5日間ほど続けてみて、効果を感じられるようであれば、そのクリームを継続して使用してみましょう。
この期間で何も変化がない場合は、その後ぬり続けても効果があらわれない可能性が大きいため、ほかのクリームに変えて試してみましょう。ぬり始めてから3か月から6か月ほどで完全に消すことができるようです。
あせらずにじっくりと取り組んで、きれいな肌を取り戻しましょう。