エルタシンがよくわかる

エルタシンは安心な医療薬であるのか?

エルタシンは、抗生物質が含まれている外用剤で、主に皮膚科で処方されます。
細菌感染でおこったおでき(膿痂疹(のうかしん)、毛嚢炎(もうのうえん)、尋常性毛瘡(じんじょうせいもうそう)、尋常性痤瘡(ざそう)、癤(せつ)、癰(よう)など)の治療に用います。
また、けがややけどなどの細菌感染の予防、感染がおこった場合の治療にも用います。

エルタシンの有効成分であるゲンタマイシン硫酸塩は、
アミノグリコシド系抗生物質で、感染原因細菌の増殖を阻害し、
殺菌作用を示します。
通常、膿痂疹、湿疹および類症・ざ瘡(にきび)・皮膚潰瘍などの二次感染の治療に用いられます。
【エルタシンの使用上の注意 】
(事前に医師・薬剤師に伝えるべきこと)

・以前に薬を使用して、
 かゆみ、発疹などの、アレルギー症状が出たことがある。

・妊娠または授乳中

・他に薬を使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、大衆薬も含めて他に使用中の医薬品に注意してください)

・アミノグリコシド系抗生物質及びバシトラシンに対し過敏症の既往歴のある患者。

そもそもエルタシンって?

エルタシンは「エルタシン軟膏0.1%」で、富士製薬工業株式会社に2009年5月から販売されております。
アミノグリコシド系抗生物質です。細菌の増殖を阻害し、局所の感染症をなおします。一般的にはヘルパス、にきび、とびひなどの皮膚病への塗薬として処方されます。また、表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、慢性膿皮症や外傷、熱傷、手術創などの二次感染などにも処方されます。
エルタシンは、塗り薬ですので、副作用少ないといわれておりますが、
発赤や腫れ、発疹などの過敏症状を起こすことがあります。

長期に広範に用いると、耳鳴りやめまいを生じたり、場合によっては難聴や腎障害を起こすおそれがあります。
長期の大量使用は控えるようにします。

エルタシンの有効成分はゲンタマイシン硫酸塩

エルタシンの有効成分は「ゲンタマイシン硫酸塩」で、軟膏は白色~微黄色でチューブに入っております。
アミノ糖系といわれる抗生物質で、主にグラム陰性菌、ブドウ球菌、レンサ球菌などの細菌による膿痂疹(細菌感染によるとびひ)に効きます。
また、けが・やけどなどの細菌感染の予防と治療にも用います。
点眼薬は細菌による眼の炎症に効きます。
エルタシンは、ゲンタシン軟膏の後発品であり販売名「エルタシン軟膏」として2000年に輸入承認を受け、2004年に輸入承認事項の一部変更承認を受けた。
その後、「医療事故を防止するための医薬品の表示事項及び販売名の取扱いについて」(平成12年9月19日付医薬発第935号)に基づき、医療事故防止対策として、販売名をエルタシン軟膏0.1%に変更し、2008年に製造販売承認を受けました。
エルタシンの有効成分である「ゲンタマイシン硫酸塩」軟膏の処方目的は、びらん・潰瘍の二次感染や外傷・熱傷および手術創などの二次感染。
[ゲンタシンクリーム・軟膏のみの適応症]表在性皮膚感染症,慢性膿皮症
[硫酸ポリミキシンB散のみの適応症]骨髄炎,関節炎,膀胱炎,結膜炎,角膜炎(角膜潰瘍を含む),中耳炎,副鼻腔炎
[バラマイシン軟膏のみの適応症]表在性皮膚感染症,深在性皮膚感染症,慢性膿皮症,腋臭症
[フランセチン・Tパウダーのみの適応症]子宮腟部びらん

上記の治療としても用いられております。

エルタシンは保険が適用されます。
さまざまな抗生物質が塗り薬に応用されています。OTC薬(大衆薬)として市販されているものもあります。

エルタシンの効果・効能のメカニズム

エルタシン軟膏は、その抗菌・殺菌作用から、すり傷・切り傷の治療にも使われております。
切り傷やすり傷は、患部を乾燥させず、外気に触れないようにすることが大事です。
エルタシン軟膏の主剤は、ワセリンが使われているので、、殺菌性の高い軟膏等で患部を覆い、治るまで乾燥させない治療法です。患部になじみやすく、且つ覆いやすく、その場に留まりやすいのが特徴です。そして、殺菌性の抗生物質、ゲンタマイシンが0.1%配合されています。市販薬ですと、その1/5以下です。
エルタシンの副作用の注意

(1)[バラマイシン軟膏,ポリミキシンB硫酸塩,フランセチン・Tパウダー]ショック,アナフィラキシー様症状(呼吸困難,かゆみ,潮紅,顔面腫脹,発汗,吐きけなど)が現れることがあります。
(2)[ソフラチュール貼付剤,バラマイシン軟膏,フランセチン・Tパウダー]長期連用で,腎機能障害,難聴がおこることがあります。
(3)[ポリミキシンB硫酸塩]難聴,神経筋遮断作用による呼吸抑制がおこることがあります。

エルタシンの有効成分である「ゲンタマイシン硫酸塩」は、殺菌性の抗生物質で、細菌のリボソーム 30S サブユニットに結合して、蛋白合成を阻害します。他のアミノグリコシド系抗生物質と同様経口投与では無効です。小腸にて吸収された後、門脈を経由して肝臓に到達し、不活化されるためです。
エルタシンは、1日1~数回患部に塗布するか、あるいはガーゼなどにのばしたものを患部に貼付する。
本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の使用にとどめましょう。