“ダイエットや健康維持には「半身浴」が良い”というのは、もはや当たり前と言って いいほど定着しています。

でもその一方で、“「全身浴」も良い”とも言われるように なってきました。

ではいったいどちらが効果的なのでしょうか?徹底比較してみました。

全身浴と半身浴の違いって?

全身浴と半身浴は、お湯の量と体がお湯に浸かる範囲の違いかと思うかもしれませんが、 実はそれ以外にも大きな違いがあります。

湯船につかる時間が20~30分と、ゆったり 長い時間かけて入る半身浴とは違って、全身浴は方法にもよりますが湯船につかるのは 10分程度と短い時間で行います。

また全身浴はお湯の温度が40~43度とかなり高めなのに対し、半身浴は38~40度と 少しぬるめの温度設定が基本です。

全身浴と半身浴とでは時間や温度設定が違うので、 どちらにしても正しい入浴法を知っておくことが大事です。

全身浴・半身浴はここが良い!

全身浴・半身浴にはそれぞれ、メリットとデメリットがあります。まずはメリットを比 べてみましょう。

全身浴のメリット

熱いお風呂で一気に体を温めるほか、全身が湯船につかると水圧もその分高くなるので、 血行が良くなります。

血行が良くなると新陳代謝が活発になり、消費カロリーが多くな るのでダイエット効果も高くなります。

水圧が高い分、体を圧迫されていることで呼吸 も増え、心肺機能が高くなっていきます。

血行促進や代謝アップは体内の老廃物を排出させるデトックス効果があるので、美容は もちろん、筋肉のコリをほぐして疲労を解消してくれます。

さらには高い水圧が天然の 着圧ソックスのようになり、脚のむくみにも効果を発揮します。

全身に水圧がかかるの で、脚だけじゃなくほかの部位にも効果があります。

全身がお湯に浸かることで体がプ カプカ浮く状態になり、この状態はストレス解消などのリラックス効果があると言われ ています。

 半身浴のメリット

ぬるめのお風呂で下半身からじんわりと温まっていきます。

腰から下がお湯に浸かって いる状態なので、下半身から血行が良くなっていきます。

特に冷え性の人は下半身の冷 えが原因であることが多いので、下半身の血行が良くなることによって冷え性改善にも 効果があります。

冷え性の改善は体の不調の改善にもつながります。

下半身から温めることで、特に脚のむくみには効果的です。

ゆっくり入ることで汗をた くさんかくので新陳代謝も活発になり、美肌効果のほか、ダイエット効果も期待できま す。

ゆっくりと長い時間かけて入るので、自然とリラックス効果が生まれます。

こんなところがデメリット

どちらの方法にもたくさんのメリットがありますが、もちろんデメリットもあります。

全身浴のデメリット

全身浴は熱いお湯に入らなければならないので、半身浴に比べて体への負担が大きくな ります。

体力の消耗はかなり激しく、1回の全身浴でジョギングだと5km走る、ウォ ーキングだと90分歩くのと同じ消費カロリーになります。

半身浴のデメリット

全身浴よりもかなり長い時間湯船につかっていなければなりません。

また、腰から上は 湯船につからないので、その分体が温まるのに時間がかかり、真冬の寒い時期などはし ばらく寒い思いをすることになります。

デメリットはどちらも少しありますが、それをカバーしてくれるくらいのメリットがあ るほか、体調や体質、好みなどによって最適な方法が違ってくるので、まずはあなたに ピッタリの入浴法を見つけましょう。

あなたにピッタリなのはどっち?

熱いお風呂が苦手な人は半身浴、熱めのお風呂が好きな人は全身浴など、好みで入浴法 を選ぶのも選び方の1つです。

特にお湯加減などが気にならず、でもどちらの方法がい いのかわからない場合、また気になる悩みがある場合は、このチェック項目を参考にし てみてください。

これでどちらの方法が良いかわかるはずです!

  • 普段から手足が冷たく、布団に入ってもなかなか寝付けない
  • 運動をほとんどしない
  • ダイエットしても体重がなかなか減らない
  • 脚がむくみやすい、むくみが気になる
  • 便秘がち
  • 体力に自信がない
  • お風呂に入っても汗がなかなか出ない

どれか一つでも、少しでも当てはまる場合は半身浴をした方が良いでしょう。

体力がな い人の全身浴は逆に負担になってしまいますし、そのほかの項目に当てはまる人は代謝 が悪くなっている証拠です。

まずは下半身から徐々に温める半身浴で代謝をアップさせ て、それから全身浴にするのがオススメの方法です。

ただし、消費カロリーが多いのは 断然全身浴なので、とにかくカロリーを消費したいという人は全身浴がオススメです。

全身浴・半身浴のやり方

あなたにピッタリの入浴法がわかったら、基本のやり方もマスターしましょう。

 全身浴(高温反復入浴法)

いきなり10分前後湯船につかる方法もありますが、一番効果的なのが高温反復入浴法 と言われる、繰り返し入浴する方法です。

  1. かけ湯をしたら、5分間肩まで湯船につかる
  2. 湯船から出て5分間休憩する
  3. 3分間肩まで湯船につかる
  4. 5分間休憩する
  5. 3分間つかる

これが基本の方法ですが、お好みで3分湯船につかって5分休憩を繰り返すようにしま しょう。

このとき絶対にムリは禁物です。

休憩している間にシャンプーしたり、体を洗 ったりするととても効率的ですね。

トリートメントしながら3分湯船につかるとトリー トメント効果もバッチリです!

 半身浴

半身浴はまず、湯船につかる下半身にだけかけ湯をします。

全身にかけ湯をしてしまう と、湯船につかった時に上半身が冷えてしまうため、かけ湯は下半身のみにしましょう。

かけ湯をしたら、あとは20~30分間湯船につかるだけです。体が温まるまでに20分 ほどかかるので、20分以上は必ずつかるようにしてください。

お湯の量は、みぞおち の下くらいが適量です。

お湯や上半身の冷えが気になるときは、お風呂のフタをかぶせて首だけ出すようにする と、冷え防止にもなります。

長い時間入るので、お顔のパックをしながら入るのもオス スメです。

ここは守ろう!全身浴・半身浴の注意点

手軽にできる入浴法ですが、いくつか注意点もあります。

どちらの方法でも体内の水分 が失われていくので、脱水症状を防ぐために入浴前にコップ1杯のお水を飲んでから入 るようにしましょう。

お風呂にペットボトルの水などを持ち込んで、こまめに水分補給 をすると安心です。

また、お酒を飲んだ後や食後すぐ、薬を服用しているときなどはなるべく控えましょう。

貧血持ちの人や妊娠している人は、絶対にやらないでください。少しでも普段と体調が 違うと思ったときは、控えたほうが安全です。

 

どちらの入浴法にも体に良いことはたくさんです。

あなたにピッタリな方法で、健康美 人になりましょう!