唇のニキビ、原因と対策は?
口元や唇にできる吹き出物は、とても厄介な存在ですよね。口を少し動かすだけでも痛みが走るので、会話や食事が辛くなったり、自然な笑顔などを作りづらかったり、日常生活に様々な支障がでてしまいます。
また、唇や唇の縁にできる吹き出物はニキビであるかどうかの判別が難しいため、初期段階で適切な対処ができず、症状が悪化しやすいという問題もあります。
そこで今回は、唇ニキビの原因と対応策についてご説明していきたいと思います。
唇にニキビ?!もしかしたら口唇ヘルペスかも?
ニキビは、何かしらの理由で毛穴がつまり、分泌されるべき皮脂が毛穴内に溜まってしまうことが原因で発生します。毛穴に溜まった皮脂は、時間が経つとラードのように粘度が上がり、最終的には固い芯(コメド)となりますが、ここにアクネ桿菌が付着・繁殖すると炎症が起き、ニキビとなります。
このニキビのできるメカニズムに当てはめると、実は「唇にはニキビができない」ということになります。なぜならば、唇には毛穴がないため、ニキビができるはずがないためです。
もし、唇に吹き出物ができた際には、ニキビではなく「口唇ヘルペス」を、まず疑ってみて下さい。口唇ヘルペスとニキビは、初期段階の見た目がよく似ているため混同しやすいのですが、それぞれ発生する原因も対処法も異なります。
そのため、口唇ヘルペスをニキビと勘違いしてニキビケアを行ってしまうと、症状が改善するどころか悪化する危険性があります。
では、唇にできた吹き出物が口唇ヘルペスであるかどうかを見分けるにはどうすればよいのでしょうか?
口唇ヘルペスの見分け方
口唇ヘルペスは、ニキビと異なり、ウィルスが原因で起こる感染症です。発症初期に見られる症状は、白ニキビや黄ニキビの見た目に似ていますが、ピリピリとした痛みや刺激、かゆみが伴うケースが多いのが特徴です。
また、いくつもの小さな水ぶくれが集まって出来ることが多く、小さな水疱がいくつも集まって一つの吹き出物のように見えることもあります。
口唇ヘルペスは、一度感染すると生涯体内にウィルスが潜伏し、水ぶくれなどの症状が改善した後も、免疫力が落ちると再発しやすいという厄介な性質を持っています。ヘルペスはニキビと異なり、発生に毛穴の有無が関わっていないため、毛穴のない唇にも発生します。
唇にできた口唇ヘルペスの治療法
口唇ヘルペスは、放置をしていても、自己免疫力の回復にともなって自然治癒します。しかし、自然治癒に任せていると症状の改善までに時間がかかるため、抗生物質や抗ヘルペスウィルス薬などで治療するのが望ましいとされています。
ヘルペスに効果を発揮する塗り薬は、薬局やドラッグストアなどでも購入可能ですが、初めての感染の場合は皮膚科に赴き、専門医に適切な治療をしてもらうのが一番です。皮膚科では、ヘルペスの症状に合わせて、適切な塗り薬や飲み薬を処方してもらえます。
一度専門医にヘルペスの治療を受ければ、以後重症化するリスクが軽減されるので、市販薬を使った対処も難しくなくなります。また、薬局やドラッグストアで抗ヘルペス薬を購入する場合も、薬剤師に相談した上で購入することをおすすめします。
口唇ヘルペスは、免疫力が落ちやすい生理前や、風邪などの体調不良時、ストレスが溜まっている時などにできやすいため、体調管理に努めることが予防に繋がります。また、抗ヘルペスウィルス薬は症状が初期の段階で使用するのが効果的なので、再発を繰り返す方は、自分に合った薬を常備しておくのも良いでしょう。
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唇の縁にできるニキビの原因と対策
唇の縁にできるニキビは口唇ヘルペスと異なり、かゆみを伴ったり、小さな水ぶくれが集まったりという特徴は見られません。そっと触ってみて芯(コメド)があるのが感じられる、毛穴が盛り上がって膿んでいるといった場合は、ニキビである可能性が高いので、適切なニキビケアを行いましょう。
唇の縁にニキビができる主な原因は、食生活や生活習慣の乱れからくる胃腸の負担やホルモンバランスの崩れ、メイクなどによる刺激などが挙げられます。
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特に、口元は胃腸の状態が肌に表れやすい傾向にあり、胃腸が弱っているとニキビができやすいと言われています。唇にニキビができるということは、胃腸に何かしらの問題が生じている兆候だと考えられるので、食生活を見直し、一日三食、栄養バランスのとれたメニューを食べるよう心がけると良いでしょう。
また、唇は口紅やリップを塗っている時間が長いパーツですが、これらのメイク用品は油分を多く含んでいるため、唇の縁の毛穴を詰まらせやすいという問題があります。
にもかかわらず、アイメイクと比較して、唇のクレンジングや洗浄はおざなりになりがちです。口紅やリップの落とし残しもニキビを引き起こす大きな原因となりますので、毎日丁寧にクレンジングするよう意識してみて下さい。
ニキビができる原因には様々なものがありますが、部位を問わず共通しているのは、ホルモンバランスの乱れです。ストレスや食生活の乱れ、不規則な生活習慣などによって、ホルモンバランスはいともたやすく乱れてしまいます。
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しかし裏を返せば、バランスの良い食事や規則正しい生活習慣、ストレスの適度の解消を心がけていれば、ホルモンバランスを整え、ニキビができにくい肌状態を手に入れることができる、ということでもあります。
暴飲暴食を、睡眠不足や疲労、ストレスなど、ニキビを引き起こす要因を取り除くためにも、規則正しい生活を意識して、皮膚の健康を保つよう努めてみて下さい。そうすることで、今あるニキビを改善できるだけでなく、これから先のニキビ予防にもつながるはずですよ。
加えて、最近は大人ニキビ対策用の専用化粧水なども販売されていますので、日々のスキンケアに取り入れるのもおすすめです。ニキビ対策用の化粧水には、肌質を改善する機能があるだけでなく、ニキビの炎症を抑える成分などが配合されているため、ニキビ改善の強い味方となってくれることでしょう。
- 唇には毛穴が存在しないため、ニキビができることはない
- 唇に吹き出物ができてしまった場合は、口唇ヘルペスの可能性が高い
- ニキビと口唇ヘルペスは、原因も対処法もことなるため、見極めが重要になる
- 唇の縁のニキビには、生活習慣や食生活の見直しで対処することが大切