美容に関心がある人であれば、ほとんどの人がお肌のターンオーバーという言葉を聞いたことがあるかと思います。
よく「お肌のターンオーバーが乱れる」だとか、「ターンオーバーが遅れる」だとか言いますよね。
このターンオーバーが乱れてしまうと、お肌はどのような症状が表れるのでしょうか?
ターンオーバーが乱れるとどうなるのか、対策法についてご紹介していきます。
ターンオーバーの乱れを見極めて、正しいケアができるようにしていきましょう。
そもそもターンオーバーって何なの?
そもそもターンオーバーとはどのようなことを言うのでしょうか。
お肌のターンオーバーとは、お肌の新陳代謝、お肌が生まれ変わりのことを意味します。
お肌の皮膚は表面側から「表皮」、「真皮」、「皮下組織」と層になっています。
さらにこの表皮は内側から、「基底層(きていそう)」、「有棘層(ゆうきょくそう)」、「顆粒層(かりゅうそう)」、「角質層」と4層になっていますが、お肌の細胞は基底層でうまれ形を変化させながら、どんどん表面へと押し出されていきます。
細胞は無核となって死んだ状態で角化細胞となり、新しい細胞に押し上げられてどんどん表面まで上がっていき、やがて最後は「垢」となって自然に剥がれ落ちていきます。
このサイクルこそがよく言われている「ターンオーバー」です。
ターンオーバーの周期
ターンオーバーの正常な周期ってどのくらいなのでしょうか。
実はターンオーバーの速度は体の部位でも異なり、平均で28~56日と文献などでもばらつきがあるそうです。
一般的には28日くらいの周期が正常だとよく言われていますね。
これは平均的な20歳のターンオーバーの周期なのだそうですよ。
また、手や足などの末端は血行が悪くなりがちなので、ターンオーバーが比較的遅いそうです。
加齢を重ねていくうちにターンオーバーは遅くなっていき、30~40代になると45日くらいまで伸びてしまいます。
ニキビなどの肌トラブルの治りが遅いのはこのためです。
ターンオーバーが乱れるとどうなるの?
ターンオーバーが乱れるとは「お肌のターンオーバーが遅くなる」というイメージがあるかもしれませんが、実はそれだけではなく「ターンオーバーが早まる」のもターンオーバーが乱れているということになります。
では、ターンオーバーが乱れると具体的にどのような症状が表れるのかを説明していきます。
ターンオーバーが早まったとき
核を持ったまま角質化せずに未熟な細胞がお肌の表面に来てしまうと、「セララミド」や「天然保湿因子」などの保湿成分を十分につくることができません。
そのためバリア機能が十分に機能せず、保湿力や免疫力が低下してしまいます。
傷みやすく、乾きやすくなるため、乾燥肌や敏感肌、ニキビや炎症などの肌トラブルが起こりやすくなります。
ターンオーバーが遅れたとき
反対にターンオーバーが遅れるというのは、本来剥がれるはずの古くなった角質が剥がれずに、表皮に残った状態で、角質が詰まったり、角質層が分厚くなったりしてしまいます。
古い汚れた角質が表皮に残ってしまうと、シミやそばかす、くすみなどの原因になると言われています。
この角質が分厚くなることで角栓となって毛穴が目立ちやすくなり、酸化すると黒ずんでさらに目立ったりニキビなどの炎症につながったりしてしまいます。
また、余計な角質は水分を多くとってしまうため、乾燥肌の原因にもなります。
お肌のターンオーバーが乱れる原因
ターンオーバーが乱れる原因はさまざまです。
- クレンジングや洗顔の際に強くこすりすぎている
- 紫外線
- 夜更かしや睡眠不足など不規則な生活
- 偏った食生活による細胞の栄養不足
- ストレス
- 加齢
お肌のターンオーバーが乱れるのは、上記のような原因が考えられます。
また、ターンオーバーが遅れるのはターンオーバーが速いことが原因である場合もあります。
ターンオーバーの乱れに気付いたら、できるだけ早く原因を改善していきましょう。
お肌のターンオーバーが乱れたらどうしたらいいの?
上記の中で自分に当てはまるものはできるだけ全て、改善していく必要があります。
スキンケアを見直す
クレンジング剤や洗顔料はできるだけ合成界面活性剤など、お肌への刺激が少ないものや洗顔料は無添加の固形石鹸などに変えるのがおすすめです。
またクレンジングや洗顔はできるだけ、やさしく丁寧に短時間で済ませましょう。
また、ターンオーバーが早まっている場合は乾燥しやすいため、お肌にやさしいもの、保湿成分が配合されているものなどに変えてみましょう。
ターンオーバーが遅れている人は、ピーリングも効果的ですがやりすぎると逆効果です。
特に遅れていると思っても、本当はターンオーバーが早まっていることもあるのでしっかりとした見極めが必要です。
生活習慣や食生活を見直す
お肌の修復などは睡眠時、自律神経である副交感神経が優位になったときに行われるため、寝不足などはターンオーバーを乱す原因になってしまいます。
睡眠は十分に取るように心がけ、できるだけ同じ時間帯に就寝・起床して生活リズムを整えることが大切です。
また、お肌をつくる細胞の栄養にもなる食事ですが、偏った食生活だと細胞は栄養不足になり十分に成長できないまま、角質層に押し上げられていってしまいます。
お肌のターンオーバーなどに関わっているビタミンA、B、C、E、亜鉛などを積極的に摂り、バランスの取れた食生活を意識していきましょう。
そのほか紫外線対策やストレスをできるだけ溜めないように意識する、定期的にストレスを発散するなど、スキンケアの見直しと並行して行っていきましょう。
おわりに
お肌のターンオーバーが早まっているのか、遅れているのかを見極めることは、スキンケアの改善などを行う上でもとても重要です。
間違った判断をして正しいと思ってスキンケアをしていても、それが逆効果になることもあります。
ターンオーバーが早まっているのか遅れているのかをしっかり見極めて、正常に戻していきましょう。