| 鹿児島県薩摩郡さつま町湯田にある『 手塚ryokan 』 その1 です。 鹿児島県北部の川内川中流域の田園地帯に湧くのどかでひなびた温泉郷「宮之城(みやのじょう)温泉」。 開湯は江戸時代後期の文政2年(1819年)で、以前は「湯田温泉」と呼ばれていましたが、 昭和7年(1932年)に「宮之城温泉」に改名しています。 現在は、共同浴場が1軒と、落ち着いた雰囲気の旅館が8軒程が点在し営業しています。 その中でも、異彩を放っているのが、『手塚ryokan』です。 「手塚」は「てづか」ではなく「てつか」と呼びます。 昭和39年(1964年)創業の「手塚旅館」は、泉質は素晴らしいものの 古き良き時代のどこにでもある温泉旅館でした。 現在の若旦那(三代目)が、先代より旅館を譲り受けたのは平成14年(2002年)になります。 全国の人気のお宿を訪ね歩き、様々な宿に込められている良さや魅力を研究したそうです。 そして、大幅な改築を決断し、平成17年(2005年)10月に屋号も『手塚ryokan』とし、 スタイリッシュなデザイナーズ旅館としてリニューアルオープンしました! リニューアルを手がけたのは、ホテル・旅館事業再生専門のプロデュース集団「RACAN」です。 「RACAN」が手掛けたプロジェクトは九州地方に多く、 天草・石山離宮「五足のくつ」をはじめ、熊本県黒川温泉「黒川温泉黒川荘」、 宮崎県北郷町の猪八重渓谷の麓にある「合歓のはな」、 山口県の川棚温泉にある天然温泉旅館「小天狗さんろじ」、 博多の奥座敷の原鶴温泉「六峰館」など、現在人気の温泉宿ばかりです。 館内のデザインは、「RACAN」メンバーである建築士「大森創太郎」氏にコンセプトだけ伝え、 ほぼ口出しせずに全てを任せたそうです。 リニューアルオープン後も、平成20年(2008年)、平成21年(2009年)と全面リニューアルの客室を増やしていき、 こじんまりしている中に魅力ある宿へと生まれ変わった『手塚ryokan』の評判は、 九州にとどまらず日本全国に轟く事になります! 全客室数は18室と旧「手塚旅館」の24室から6室減らし接客サービスの質を向上を図ったそうです。 全18室の客室は7タイプに分けられ、温泉付のタイプは、温泉露天風呂付4室、温泉半露天風呂付1室、 温泉内湯付2室用意されています。 現在は、一般和室だった11室のリニューアルも終了し、全ての施設のリニューアルが完了したようです。 外観 美しい木立に囲まれた閑静な場所に『手塚ryokan』はあります。 新緑のシーズンは建物が全て隠れてしまいます! エントランスへと続く木立の間の石畳の道は、非日常の世界へと導いてくれるようです!? 年季の入った柱と無地の暖簾が印象的なエントランスです。 宿の外観は、一般的な温泉旅館というよりも"田舎の一軒家"というイメージで改装したそうです。 清掃が行き届いており気持ちがいいです.......大事な事ですよね! この暖簾の向こうに非日常が待っています! フロント・ロビーラウンジ 和モダンな空間の中にフロントは設けられています。 チェックイン、チェックアウトはロビーラウンジで行いましたので、 フロントの椅子とテーブルを利用する事はありませんでした。 ガラス張りの壁が特徴的なロビーラウンジです。 窓側に設けられたテーブル席は、自然光が降り注ぐ癒しの空間でもあります。 ちょっとリキュールが入ったジンジャーエールとクリームチーズがトッピングされたクラッカーで"おもてなし"です。 ゆったりとくつろぎながらチェックインを行います。 デザイナーズ旅館にふさわしいウェルカムサービスです! ロビーラウンジにはライブラリーも併設されています。 全客室数が18室と小規模の温泉宿ながら、くつろげるパブリックスペースが充実している点は感心しました! カフェ&バー バーカウンターが設けられ、鹿児島の片田舎とは思えないお洒落な空間です! コーヒーはもちろん鹿児島こだわりの焼酎をはじめ、シャンパンに各種カクテル等など、 様々な飲物が用意されています。 売店 売店では、鹿児島県ならびに地元である宮之城の特産品、お菓子、キーホルダーなどの小物、 といった物はもちろんですが、焼き物の器に、アロマフューザーなども販売されています。 大浴場、岩盤浴、エステサロン リニューアルオープン後に倍増した女性客のニーズに応え、岩盤浴とエステルームが新設されました。 大浴場、岩盤浴、エステサロンは別棟につくられており、外来の方も利用する事が出来ます。 ただし、男性のみはNGであり、利用するには女性同伴が必要です。 男性用大浴場の脱衣&パウダースペースです。 外来もOKの割には、けっこう狭く窮屈です! 泉温50度の単純泉を源泉掛け流しで使う宿自慢の大浴場です! 毎分130リットルもの湯量があるため、加水なしの100%かけ流しが実現できています! 泉質の良さ入った瞬間でわかります! 透明ですが肌にまとわりつく様な、とろ~りとした美肌湯です。 写真は男性用ですが、女性用もほぼ同じ造りのため、時間による入れ替えはありません。 貸切露天風呂 独立した離れには、2つの貸切露天風呂が設けられています。 宿泊のゲストは、1回無料で1時間利用する事ができます。 露天風呂とは仕切りのない脱衣スペースは広く、洗面台も設けられていますが、 残念ながらトイレはありません。 貸切露天風呂ももちろん源泉掛け流しです! 今回は「なつはぜ」と名付けられた貸切露天風呂を利用する事が出来ました。 眺望は坪庭しか見えませんが、それなりに開放感はあり、 大浴場と同様に泉質が素晴らしいので、十分満足する事が出来ます。 『手塚ryokan』では、1本の自家源泉と、2本の共同源泉をブレンドして使用しています。 3本の源泉を合わせると「アルカリ性単純温泉」の泉質となるのだそうです。 ただし、共同源泉の1つは「単純硫黄泉」なので、ほんの少しですが硫黄臭がします。 「アルカリ性単純温泉」の泉質ですので、肌の敏感な方から、赤ちゃんまで安心して楽しめる事が出来ます。 撮影:2014年5月 |
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新緑のエントランスが素敵ですね(^^)
館内もオシャレな作りで これからの滞在が楽しみになりますね(^^)
お部屋やお食事も気になります。
やはり源泉掛け流しと 年代が経っていても新しくとも 掃除がゆき届いているのは重要ですね🍀
『手塚Ryokan』はとてもお洒落なデザイナーズ旅館に生まれ変わりましたが、
泉質が素晴らしいので、純粋に温泉を楽しみたい方でも十分足できる旅館です。
こじんまりとした旅館ではありますが、岩盤浴にエステなど施設が充実
しているため、連泊もおすすめです。
最近は『手塚Ryokan』のような見事に再生を果たした旅館が、
全国各地にけっこう増えてきました。
こういった旅館だけを目的に日本全国へ出かけるのも悪くありません。
2014/9/17(水) 午後 11:15 返信する