気になるわきの臭いを正しく攻略
| 自分自身がわきがじゃないか?! とは、誰しも一度は考えたことがあるはず |
そしてその中でも、今回は特に「わきが(腋臭)」にフォーカスします。わきの臭いに関しては、欧米ではある程度、普通の生理学的現象とみなされて特別なことではありませんが、もともと体臭の少ない日本人の間では古くから問題視され、程度によっては必要以上に嫌悪感を持たれるのも事実。わきがに関する基本知識と最新の効果的な治療法をしっかり抑えて、気になる臭いを攻略しましょう!
そもそも「わきが」の正体とは?
| アポクリン汗腺が通常よりも多く、働きが活発なのが「わきが」 |
また、人間の汗にはもう1種類の汗があり、それがエクリン汗腺からでる汗。エクリン汗腺のほうは一般的な汗腺で、身体全体に分布して汗自体もほとんどが水分。暑い時や運動をした時などに額から流れる汗や背中じっとりとする汗はエクリン汗腺によるものです。こちらはわきがの臭いとは関係ありませんのでご安心を。ただし、大量の汗をかいたまま放っておくと、皮脂や空気中の雑菌などに反応し、汗臭さの原因になってしまいますので注意が必要です。
では、次ページの「わきがセルフチェック」でしっかり自己確認してみましょう!
わきが体質セルフチェック
自分のニオイは自分では気付きにくいもの。また、他人もなかなか教えてはくれません。わきががどうかという問題は、それだけに難しい判断。そこで、わきがに関する治療実績が高く、男性の症例も多いという湘南美容外科「SBCスキンケアクリニック」の中村院長にわきがのセルフチェック法と最新の治療について伺いました。「自分はワキガかも…」と思ったら、以下の項目を今すぐチェック。・耳あかが湿っているか?
アポクリン汗腺は耳のなか(外耳道)にも多く分布しています。そのため、アポクリン汗腺からの分泌物が多いと耳あかが湿り気を帯びます。耳あかが湿っている人の約75%はワキガ体質である可能性が高いと考えられています。
・わき毛の量が多いか?
アポクリン汗腺と皮脂腺の分泌液は、毛穴を通って皮膚の表面に出るため、わき毛などの体毛が濃い人はこれらの腺の数も多いと考えられます。
・下着に黄色いシミができるか?
アポクリン汗腺の汗に含まれる脂肪・タンパク質・鉄分・色素などが、衣服につく黄色い汗染みの原因となります。したがって、汗染みができやすい人はアポクリン汗腺の数や分泌量が多いと考えられます。
・家族にわきが体質の人がいるか?
アポクリン汗腺の数や大きさは遺伝によって左右されます。両親のいずれかがワキガの場合、子どもに遺伝する確率は約50%、両親ともワキガ体質だと75%の確率で遺伝します。両親ともワキガではないのに、本人がワキガである場合は、祖父母にワキガ体質の人がいるはずです。また、家族にワキガ体質の人がいる場合、鼻が慣れてニオイに鈍感になってしまうこともあります。
特に、1~3までがすべて当てはまる人は、ほぼ確実にワキガであると考えられます。また、家族歴の有無も比較的に確度の高い判断材料です。(ただし、これはあくまでも自己診断方法なので、正確な診断を希望する場合は、専門の医師によるカウンセリングを受けてください)
では、次ページで効果の高い最新わきが治療法を紹介します!
ボトックス注射or完全摘出法がおすすめ
| ボトックス12cm×5cmの範囲に10箇所程度の印を書き、それを目安にボトックスを注入していきます。 注入する際に用いる針は高画素数のカメラでも撮りにくいほど細い極細針(c)湘南美容外科 |
・ボトックス注射
最もポピュラーな治療法。わきの下にボトックスを注入することでエクリン汗腺の活動を抑制し、汗の分泌が最大で約8割減と大幅に抑えられます。汗の分泌が減ることで、臭いも軽減することができます。汗腺を取り除くわけではないので、効果は永続的なものではありませんが、約半年位の間は汗の量を抑えることが可能です。治療時間も約5分と手軽でコストパフォーマンスが高いのも人気の理由。
・完全摘出法
湘南美容外科の10年間のわきが治療経験とノウハウを活かして改良、開発されたわきが・多汗症手術。アポクリン汗腺自体をすべて摘出するので、わきがの根本原因をしっかりと取り除けます。効果も一生涯続くということで、悩みの種だったわきがを完治させたいという男性にはおすすめ。(ただし、わき毛が少なくなることと、手術跡が若干残ります)
・マイクロシェービング法
傷口をできるだけ小さくしながら、臭いや汗の原因であるアポクリン汗腺を取り除くことが可能。米国製のマイクロシェービングコンソーラーと呼ばれる特殊医療器具を使用して摘出効果を追求。ただし効果は完全摘出法には劣ります。傷口を小さく出来るということで女性から支持されている治療法。
一人でわきがに悩んでしまうと、周囲の目が気になって堂々と振舞えず、気持ち的にもマイナスに。ストレスも汗の過剰な分泌につながりますから、臭いの程度に応じて最適な解決法を専門家に相談してみるのがベターです。