好転反応とは?

好転反応とは、『調整反応』『還元反応』とも呼ばれファスティングを行った際や健康食品を食べた際、一時的に身体の調子が悪くなったり身体に様々な反応が出たりすることをいいます。

不快な症状が現れるため、副作用と間違われる場合がありますが好転反応と副作用は全く異なるものです。副作用は、“風邪薬を飲むと胃が荒れる”などのように、患部以外の問題のない部分が悪くなることを言います。

一方好転反応は、体の悪い部分が一時的にさらに悪化しますがそれは患部を回復させるための過程であり悪化したあとは浄化作用や新生作用が働き元よりも良い状態になります。つまり、好転反応とは体の悪い部分が治癒する過程における現象と言えます。

この好転反応の知識を持たずに酵素ダイエットへ取り組み、いざ身体の不調が出たときに「この酵素ドリンクは合わない」と辞めてしまう方もいらっしゃいますが、せっかくデトックスされている最中なので勿体ないです。

今回はファスティングダイエット時に起こる好転反応症状の理由と起きたときの対応方法について解説していきます。

ファスティングを行うとなぜ好転反応が出るのか

人間の身体は、乱れた食生活やストレス・疲れなどにより酸化しそれによって老化や病気・美容障害が進行します。しかし、ファスティング(断食)をすることで体内の酸化したサビを取り元の綺麗な状態に戻すことができます。

ファスティング時に好転反応が起こるのは、体内に溜まっている毒素や老廃物が排出されるからです。老廃物などの悪い物質が血液に乗って身体を流れていく際、好転反応という不快な症状となって現れるのです。

ファスティングダイエットで好転反応が出やすい人

好転反応の症状や出方には個人差がありますが、体内に毒素が溜まっている人ほど強く出る傾向があります。好転反応は不快な症状ではありますが、症状が出るということは、ファスティングの効果がきちんと出ているということなので決して悪いことではありません。具体的に、好転反応が出やすいのは次のような人です。

・初めてファスティングをする人
・食生活が乱れている人
・普段から加工食品や添加物を多く摂取している人
・野菜より肉中心の人
・疲れがたまっている人

ファスティングダイエットで出る好転反応の種類

ファスティングによって出る好転反応の症状は人それぞれであり、その時の体調によっても異なります。以下は代表的な好転反応の例です。

・なんとなく身体がだるい
・睡眠は足りているのに眠い
・頭痛がする
・下痢をする、またはいつもとは違う便が出る
・吹き出物ができる

このような症状が出るとビックリしてしまう人も多いですが、体内の毒素が排出され、体質が改善される過程で起こる症状なので心配する必要はありません。

好転反応ごとの対処方法

いくら好転反応が、ファスティングの効果が出ているがために現れる症状だとしても、不快なことには変わりありません。

通常3日ほどで症状は治まりますが、その間できるだけ快適に過ごせるように不快な症状から抜け出すための対処方法を症状別にご紹介します。

そして、身体を温めることです。お風呂にゆっくりつかる、寝る時は湯たんぽを使うなど、体を冷やさないような工夫をしましょう。

身体がだるい・眠い時の対処方法

可能であれば横になるなどして数時間休息をとりましょう。さらに、水分を多くとり、出来るだけ早く身体を浄化させることで楽になります。

頭痛時の対処方法

ファスティングダイエットを行うと、必ずといっていいほど現れる症状の一つです。ナトリウムやカリウム不足が原因の場合、塩分を摂ることで症状が収まります。少量の塩をなめる、梅干しや昆布などを口に含む、などがおすすめです。また、血糖値が下がったことが原因の頭痛の場合、ハチミツなどの糖分を摂取することで改善されます。ただし、同じ糖分でも精製されている砂糖は絶対に摂取しないで下さい。

便の異常時の対処方法

ファスティングダイエットの目的は、体内の老廃物を排出することにありますが、それによって起こる代表的な症状が便の異常です。下痢をする、油っぽい便が出る、逆にカサカサした便が出ることもありますが、これは腸にこびりついた宿便などの不要物を出しているサインです。下痢止めなどは飲まずに出し切りましょう。

好転反応はどれぐらいの期間続くものなのか

好転反応はファスティングを始めて2日目に出ることが多く、眠気・だるさ・下痢などの症状はその後通常2~3日で収まります。デトックス(吹き出物)は、ファスティングを終えて1~2週間ほどで自然治癒します。

症状は、体内の毒素が多い人ほど長引く傾向がありますがファスティングを行えば多かれ少なかれ必ず起こることなのでそのまま継続して下さい。ただし、あまりにも辛い症状が続く場合は無理をせずファスティングを中断して下さい。

そして、次回行う場合は断食期間前の準備期間を3日~5日と長めに取り、その間を無添加食品や玄米で行うことでだいぶとラクになるはずです。

酵素ドリンクを残すのが勿体ないからという理由でムリに続けることはあまりお勧めできる方法ではありません。

好転反応が出たときに役立つアイテム

1.ミネラルウォーター

ファスティングダイエット中は、できるだけ多くの水分(1日2L程度)を摂るように心がけましょう。水分を沢山摂ることで毒素や老廃物の排出が促進され、辛い症状から早く抜け出すことができます。

2.お風呂・カイロ・湯たんぽ

好転反応が辛いときには、身体を温めることがとても有効です。身体が温まり血行が良くなると、排毒作用が早まるからです。

ファスティング以外でどんなときに好転反応が起こるのか

ファスティング(断食)以外でも、身体の不調や歪みを直す過程で好転反応が起こるものがあります。

◆指圧・整体・足裏マッサージなどを受けたとき
◆ヨガなどを行ったとき
◆漢方を服用したとき
◆健康食品を食べたとき

まとめ

初めてファスティングを行う人は、体調不良が起こることにビックリしたり、不安になったりすることがあるかもしれません。しかし好転反応が起こるということはファスティングの効果がきちんと出ているからだと知っていれば、不安を解消することができるでしょう。

ファスティングは、好転反応の仕組みをよく理解し症状に備えれば安心して行うことができ、身体が軽くなったり、体重の減りが良くなったり、体調が良くなったりと、身体にとっていいことが沢山あります。ぜひ、このレポートを参考にファスティングダイエットに挑戦してみて下さいね。