メタボリックシンドローム改善とデトックス効果の温泉入浴術
メタボリックシンドロームに温泉の成分が効果があることが解明されつつある。また、身体に溜まった老廃物や毒素を排出するデトックス効果もあることが分かってきた。
硫黄泉でメタボリックシンドローム改善
硫黄泉とは、1リットル中に硫黄成分を2mg以上含む温泉のことである。北海道の登別温泉や箱根の大涌谷温泉や鹿児島の霧島温泉などが有名で、全国に300ヶ所以上分布している。
普通のお風呂につかった場合と硫黄泉につかった場合で比較すると、硫黄泉のほうが大幅に中性脂肪値や血糖値が減少した。温泉につかると、それに含まれている鉱物が皮膜を作るため保温効果が高くなり、血流量がアップする。そうすると、血液中の糖や中性脂肪がどんどん細胞に流れ、エネルギーとして消費されるため減少する。
硫黄泉は、血管を拡張させる効果が高く、より血流が良くなって糖や中性脂肪を減らしてくれる。硫黄泉は、湯気を吸うことでも血行を良くする効果がある。このダブル効果で効率的に糖や中性脂肪を減らすことができる。
3人の人に、1日3回ずつ2日間、硫黄泉につかってもらったところ、平均して中性脂肪が230から147に、血糖値が116から93に減少した。さらに、体脂肪量が1.7kg減った人もいた。
二酸化炭素泉でデトックス
二酸化炭素泉とは、火山活動で発生した二酸化炭素ガスが溶け込んだ温泉で、群馬県の下仁田温泉、長野県の唐沢鉱泉、岐阜県の濁河(にごりご)温泉、兵庫県の吉川(よかわ)温泉、大分の長湯温泉などが有名である。全国に約15ヶ所分布している。
デトックスができていないと、身体に老廃物や毒素が溜まり、細胞の働きが低下し、新陳代謝が悪くなり肌の老化が進んだり、代謝量が下がり太りやすい体質になる。
二酸化炭素泉は、普通のお風呂に比べ、血液中の老廃物量の低下が大きいことが分かった。炭酸ガスは、末梢血管を刺激して老廃物を排出しやすくしてくれる。二酸化炭素のミクロの泡が体内に浸透し、抹消の毛細血管やリンパ管をマッサージするように刺激し、抹消レベルまで血流がアップする。全身から老廃物や毒素を排出されやすくしてくれる。
二酸化炭素泉を飲むと、さらにデトックス効果がある。腸にある絨毛(じゅうもう)は毒素が溜まりやすい場所である。二酸化炭素泉を飲むと、炭酸ガスが胃腸を刺激して蠕動(ぜんどう)運動が活発になり、毒素が便と一緒に排出される。
(2006年12月24日 あるある大事典Ⅱ)
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