『ジュラシック・ワールド』主演の体作り
映画の準備、普段のワークアウト、食事法
2015年7月30日
6月に北米公開されて以来、あらゆる記録を破りまくり、映画史上3位の大ヒット映画となった『ジュラシック・ワールド』が、いよいよ日本でも公開される。恐竜のテーマパーク“ジュラシック・ワールド”で、密かに育てられていた遺伝子操作による新種の恐竜が逃げ出し、大パニックになった時、人々を救うべく駆け回るのが、オーウェン(クリス・プラット)とクレア(ブライス・ダラス・ハワード)だ。
プラットは昨年の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で初めてアクション映画の主役を演じ、肉体改革を行ったが、今作のためには違ったトレーニングを行った。終始、ハイヒールで駆け回るハワードも、ワークアウトで撮影に備えている。映画のために行ったトレーニングや、普段のワークアウト、食事法について聞いてみた。
オーウェン役の肉体作りはホットヨガで
『ガーディアンズ〜』の前までは、コメディ番組にレギュラー出演していたプラット。むしろややぽっちゃりしていた体を、映画のために大改造したことで、キャリアにも良い影響があったと認める。『ジュラシック・ワールド』のオーウェン役のためには、『ガーディアンズ〜』とは違ったトレーニングで挑んだ。
「この役のためには、ホットヨガをたっぷりとやった。あれには、はまったよ。ほかに、クロスフィットやインターバルトレーニングもやったが、ロケ場所のハワイに入ってからは、水泳とか、ハイキングとか、パワーボードの上に立つとか、ハワイのライフスタイルを満喫できるような、アウトドアのワークアウトを、毎日するようにしたね」
簡単になり始めたら別のワークアウトに変更
撮影のない時は、1日45分程度のワークアウトをする。
「その45分に、有酸素運動、腹筋、腕立て伏せなどをまとめるのさ。始める前に、今日はどこに焦点を当てるかを決める。たとえば今朝は肩の筋肉と決めた。ヨガもまだ週1度ほどやっているよ。体内から毒素を出したい、体が堅いと感じる時は、ホットヨガがとても良い。すごくハードなワークアウトだしね。普段、ばりばり体を鍛えている男たちが、ヨガをやると倒れちゃったりするんだ」
難しいと思うことをやるのが、肉体向上に有効だとプラットは信じる。
「僕も最初はヨガが全然ダメだった。だから気に入ったのさ。向上する余地がたっぷりあると思うものをやるのが僕のポリシー。あるワークアウトをやって、簡単だなと感じ始めたら、次のものに変える。それは大きな効果をもたらしてくれるよ」
乳製品は避ける。塩分は控えめに
映画のためには食事も厳しく制限するが、プラットが普段も守っていることの中に、乳製品を避けるというのがある。
「普段はそれほど厳しくしないが、乳製品はやめるようにしているね。『ガーディアンズ〜』の時に初めて試して、すごく効果があったんだ。もう、チーズは食べないよ。以前は目の下によくクマができていたが、チーズのせいだったんだと思う。あと、塩分は控えめにするし、加工食品はほとんど食べないね。欲しいとも思わなくなった」
二児の母は、DVDでまめに運動
クレアを演じるハワードは、8歳と3歳の子供をもつ母。今作のためには、撮影中にケガをしないために特別なトレーニングをしたが、普段はDVDなどを使ってワークアウトをしている。
「瞑想も兼ねて、ウォーキングはしょっちゅうやるわ。でもワークアウトビデオもよく利用している。お気に入りは、ショーン・Tというトレーナーの『T25』。Beachbodyから出ているもので、たった25分でできるの。自分の部屋でできて、道具もいらないのよ」
ハワードもヨガが好きだが、プラットが好むハードなヨガではなく、彼女が行うのは、主にリラックス系のレストレイティブヨガだ。
「撮影がなくて家にいる時は、週に一度ほど、ヨガスタジオに行って、レストレイティブのクラスを受けるようにしているわ。DVDを使って自宅でやることもあるし、ニュージーランドで次回作『Ptete’s Dragon』を撮影している時に会った素晴らしいヨガの先生から、スカイプを通してレッスンを受けることもあるわね」
体が今欲しているものを食べる
ハワードはかつてビーガン(完全菜食主義者)だったが、最初の妊娠をきっかけにやめた。
「母乳を与えている時にいろいろ健康上の問題が出てきて、何人かの医師に診てもらったら、みんなに『肉を食べなさい』と言われたの。それでも嫌だと思っていたら、最後の医師に『倫理か、あなたの将来か、どちらかを選ばないと』と言われたわ。その時から肉を食べている。でも、ベジタリアンが不健康だとは思わない。それまではビーガンでもまったく大丈夫だったんだから」
基本的には、体の声に耳を傾けて食べるものを決めるようにしている。
「私は直観を信じるの。体が今、何を必要としているのかを聞いて、それを食べる。それが私には一番効くみたい。そうしている時が、一番体調が良いのよ」
クリス・プラット(Chris Pratt)
1979年ミネソタ州生まれ。ハワイでウエイターをしていた19歳の時、声をかけられて俳優デビューすることに。これまでの出演作に『マネーボール』(11)、『ゼロ・ダーク・サーティ』(12)などがある。
ブライス・ダラス・ハワード(Bryce Dallas Howard)
1981年L.A.生まれ。父は映画監督ロン・ハワード。M・ナイト・シャマラン監督の『ヴィレッジ』(04)で注目され、『レディ・イン・ザ・ウォーター』(06)、『スパイダーマン3』(07)、『ターミネーター4』(09)などに出演。
ジュラシック・ワールド
恐竜というだけでは、もはや人は珍しがらないと考えた“ジュラシック・ワールド”の経営陣は、遺伝子操作を行い、新種の恐竜を開発していた。その存在を知った恐竜飼育係のオーウェンはショックを受ける。その恐竜が逃げ出した時、オーウェンは現場に向かうが、開発に大きく関与したクレアも責任を感じて同行を主張し、スーツにハイヒールという服装のまま、彼と一緒に駆け回るのだった。8月5日全国公開。
写真:Chuck Zlotnick / Universal Pictures and Amblin Entertainment
Universal Pictures and Amblin Entertainment
『ジュラシック・ワールド』第1弾日本予告 8.5公開- YouTube
続きを表示する
猿渡由紀
月刊女性誌編集者を経て渡米。L.A.をベースに、ハリウッドスターのインタビューや映画の撮影現場レポートなどを、日本の雑誌、新聞、オンライン媒体に寄稿する。フィットネスへの関心も高く、渡米直後から毎日ジ...
猿渡由紀の記事をもっと見る