2015.08

コラム

ニキビ、吹き出物には「ハトムギ茶」で体内からデトックスを

「穀物の王様」と呼ばれるハトムギは、タンパク質を多く含み、アミノ酸のバランスもよく、新陳代謝を増進させる作用があります。さらに、ビタミンB1・B2、カルシウム、鉄、食物繊維も多く含みます。

昔から、「イボ取り」効果が有名で、水イボの改善などに利用されてきました。また、「肌をなめらかにする」と言われ、シミ、ソバカス、肌荒れ、アトピーの改善に効果があります。

ノンカフェインなので、赤ちゃんからお年寄り、妊婦さんも安心して水分補給と栄養補給ができる夏に嬉しい飲み物です。

実際に、バンコクに移住した当初、住環境の変化やストレスからか、これまで体験したことのない、ひどい肌荒れに悩みました。基礎化粧品を変えてみても、ニキビ、吹き出物対策の薬を試しても効果が現れず、半ば諦めかけていました。

そうして、治そうとすることをやめ、肌に良いと聞いたハトムギ茶を自宅で作って、冷蔵庫に常備するようにし、毎日水代わりに飲むようにしました。

気づくと、いつの間にか、肌トラブルが改善していました。

数週間ではなく、2、3ヶ月はかかったと思いますが、元の肌に戻ったのです。

それ以降、自宅では、ハトムギ茶を常備して愛飲しています。

そして、最も大事なのは、ペットボトルで売られているハトムギ茶ではなく、自宅でティーパックから作ることです。

お茶を作るには、水道水で充分です。というより、実は、水道水の方が、安全基準は高いのです。

環境学の権威、安井至氏によると、

蛇口から出る水は浄水場で作られ、国が定めた安全基準をクリアしたものだけが水道管を通って各家庭まで届いています。この安全基準は、ヒ素、フッ素、ホウ素、亜鉛、マンガン等などについて、それぞれ含有量が一定基準以下でなければいけないと定められています。

同じように市販されているミネラルウォーターにも安全基準があるのですが、この2つを比較した場合、ミネラルウォーターのほうが基準がはるかにゆるいのです

例えばフッ素は2.5倍、マンガンは4倍、ヒ素、ホウ素、亜鉛などは約5倍もの基準になっており、水道水の方が基準がゆるくなっている項目は一つもありません。ですから、水道水の方が安全性が高いといえるでしょう

塩素のせいで、臭いが気になるという場合、水道水中の塩素は、食う気に触れるとすぐに消えてしまう程度なので、蛇口から出た水をちょっと置けば、抜けてしまいます。また、お茶にすれば、臭いも消え去りますから、ちょうど良いでしょう。

また、お茶を作りおきする場合には、水出しをお勧めします。

活性炭を利用したフィルターや浄水器を使うと、活性炭が塩素を吸着するので水の味は美味しくなりますが、塩素を吸着するということは、滅菌効果が薄れるため、雑菌の繁殖は起きやすくなるからです。また、活性炭自体に雑菌が繁殖してしまわないように、使用期限を守ったり、衛生管理する必要があります。

同様に、水道水を一度煮沸させると、美味しくなりますが、塩素がとんでしまう分、雑菌が繁殖しやすくなるというリスクがあるからです。

また、あまり語られませんが、ペットボトルのお茶は、本来のお茶そのものがもつ効能以上に危険性が高いものです。

食料ジャーナリストの手島奈緒さんは、著書『まだまだあった!知らずに食べている体を壊す食品』でこう述べています。

“主原料の安いお茶に高級茶、例えば玉露をちょっぴりブレンドします。ほんの少しでも入っていれば商品に”玉露入り”と表示できます。”この値段で玉露なんだ”と安易に信用してはいけません。”

同書によると、ペットボトルのお茶350mlに使われている茶葉は2gで、これは急須でお茶をいれる際に使う茶葉と比較して、相当に少ないものです。

それでも、ペットボトルのお茶がそれなりの味がするのには、飲料メーカーの目に見えぬ頑張りがあります。

その頑張りというのは、

“さらに空気中の酸素による変色に退色を防ぐため、加工の工程で酸化防止剤(アスコルビン酸)を入れます。

一括表示を見てみるとビタミンCと書いてあります。これは健康に配慮されたものではなく、酸化防止目的で入っているもの。

このビタミンCが入ることで繊細なお茶の風味が損なわれるので、その味をマスキングするため、原料茶の火入れを強くして香ばしさを出し、味を調えます。

安い原料茶に添加物が入っているものをそこそこの味に仕上げるのですから、まさに職人技と言えます”

しかしながら、ほとんどのペットボトルのお茶の表示を見ると、このような添加物の名前が記載されていません。

実は、栄養強化の目的で使用される食品添加物、加工助剤、キャ リーオーバーのいずれかの場合は、表示を省略できるからです。

1. 加工助剤

食品の加工の際に添加されるものであって、最終食品では 除去されるか、含まれていても量が少なく、その食品に影響 を及ぼさないもの。

例:油脂製造時の抽出溶剤のヘキサン 最終製品で失活した酵素

2.キャリーオーバー

食品の原材料の製造が又は加工の過程において使用され、かつ当該食 品の製造又は加工の過程において使用されないものであって、当該食 品中には当該物効果を発揮することができる量より少ない量しか含まれていないもの。

例:せんべいの製造の際に調味料に使用されたしょうゆの中の安息香酸

注意1:五感に訴える食品添加物(調味料、酸味料、着色料、香料等)は 原則キャリーオーバーは認められない。

例:着色料の食用赤色102号を使ったイチゴソースを イチゴアイスに使用した場合

3.栄養強化

栄養強化の目的で使用されるビタミン、ミネラル、アミノ酸は表示を省略できる。

ペットボトルのお茶の葉には、販売できない茎の部分や中国産の農薬漬けの葉も混入されていることがあり、また、それを漂白、消毒する薬剤も使われていることがあり、「体に良くない液体」であることが多いようです。

「お茶」は、長らく、日本で「家庭で入れて飲む」もので、「買って飲む」ものではありませんでした。1980年頃から、お茶のペットボトル化が始まり、いつの間にか、あたかも、ヘルシーなお茶がいつでもどこでも買って飲めるようになりました。

しかし、緑茶の開発には、伊藤園が10年もの研究開発をかけているように、本物のお茶に似せたペットボトルのお茶は、自然ではなく、不自然の産物なのです。

身体にも安全な上、経済的にも安上がりですから、自宅で作り、水筒にいれて持ち歩くなど、以前のように、「お茶を買う」生活から、「お茶をいれる」生活へシフトが望ましいですね。