「禁煙したら余計に肌が荒れてしまった!」
こんな言葉を聞いたことがありませんか?
肌がきれいになると聞いて、大変な思いをして禁煙してるのに、
努力もむなしく、肌が余計に汚くなってしまった。
「これじゃあ禁煙なんてしないほうがよかった!」
そう思ってしまっても不思議ではありません。
いったいどうなっているのでしょうか?
■禁煙で肌が荒れる人もいる
タバコを辞めることで肌がきれいになったと感じる女性はたくさん
います。
それと同時に、肌が禁煙前よりも汚くなってしまったと悩む方も、
やはり一定数いるようです。
吸っていたときは平気だったのに、辞めた途端、肌のキメが荒くなったり、
吹き出物が大量にでたり。毛穴が目立つようになってしまったり。
※こんなときの吹き出物は「禁煙ニキビ」なんて呼ばれていたり
しますね。
でも、どうして肌がきれいになる人だけでなく、肌の状態が悪化して
しまう人もいるのでしょうか。
■禁煙して肌が荒れるのはなぜ?
禁煙して肌が荒れてしまう、よく目にする理由の1つに好転反応
があります。
※好転反応とは、もともとは東洋医学(按摩や鍼)で使われる用語で、
治療の過程で一時的に起こる身体反応のこと(wikipedia)
タバコには、悪名高いニコチン・タールだけでなく、燃焼促進剤をはじめと
するさまざまな有害とされる添加物が使われています。
タバコを吸うということは、これらの有害物質=毒素を日々体に取り込んで
いるということです。
それが、禁煙をすることによって身体の細胞が活性化され、一時的な解毒反応
として毒素が便や皮膚から排泄されます。
その毒素の排出の過程で肌が荒れる。
これが、禁煙による肌荒れ(禁煙ニキビなど)は好転反応だといわれる理由です。
しかし、好転反応などデタラメだ、そんなものはないという意見もありますし、
実際のところ、禁煙ニキビのできるメカニズムは完全にはあきらかになって
いないようです。
なので私の場合、現状以下のように考えています。
・ストレスによる自律神経、ホルモンバランス、免疫系の乱れ
禁煙をすると、ニコチン依存症となった心と身体が、ニコチンを求めて悲鳴
をあげます。
とてもとても苦しく、禁煙者にとっては大変なストレスです。
そして、受けるストレスが強かったり、長引いたりすると、
・自律神経の失調
・ホルモンバランスの乱れ
・免疫力の低下
など、心と身体にさまざまな悪影響がでます。
そして皮膚科系のトラブルは、ストレスとの関連が大きいといわれています。
・食べる量が増えてしまう。
まず、タバコをやめてすぐに感じるのが、食べ物がおいしくなることです。
これは、舌の機能が回復して、味覚が正常に戻るからです。
胃もスッキリ感じることが増え、そのうえ食べ物がおいしいとなれば、
当然食べる量は増えてしまいますね。
とくに、ご飯、パン、麺類などの炭水化物(糖質)を摂り過ぎるとニキビが
できやすくなると言われています。
また、タバコをやめて口寂しさを紛らわせようと、ついついアメやガムを
食べてしまうことが多くなります。
それからお菓子、デザート類などの甘いものが食べたくなったり、無性に
炭酸飲料が飲みたくなったりすることもあります。
炭水化物と同様、甘いもの(糖質)の摂り過ぎはニキビの元になるわけです。
・便秘によるもの
禁煙すると便秘になることがよくあります。
今まで快便だったのは、タバコによって腸が刺激されて排便が促されていた
だけかもしれません。
便秘が慢性化すると、腸内で便の腐敗が進み、善玉菌が減って悪玉菌が増えて
しまうため、有害物質やガスが発生します。
身体はその有害物質を便によって排出しようとしますが、便が詰まりできません。
そして行き場を失った有害物質は腸壁から吸収され、血液中に溶け出して全身に
運ばれることになります。
体中に運ばれた有害物質は、汗や皮脂に形を変えて、毛穴などから体外へ排出されます。
ただ、有害物質の排出の負担が大きいと、肌細胞の通常の働きである、肌に溜まった
汚れや余分な水分を排出する肌の新陳代謝が間に合いません。
それが肌荒れの原因となってしまうのです。
■禁煙による肌荒れの改善策
肌荒れの原因を一通り見てきましたが、それでは、禁煙による肌荒れに改善策は
あるのでしょうか。
もちろん、何も対策をせず、そのまま放っておいても治っていくこともある
でしょう。
しかし、もし改善策があるのなら、それによって少しでも肌の調子がよくなる
のなら、取り入れてみてもいいのではないでしょうか。
今のところ、次のような対策が効果的だと考えられます。
・ストレスを解消する。
・食べ過ぎ、飲み過ぎに気をつける。
・ビタミン類、ミネラル類を意識して摂るようにする。
・体を動かして汗をかくようにする。
・腸内環境を改善する。(便秘対策)
ひとつずつ見てみましょう。
・ストレスを解消する。
スポーツ、音楽、映画、カラオケ、読書、深呼吸なんでもいいです。
余計なことを考えずに集中・没頭できるものがいいでしょう。
また、自然を感じる、自然の中に身を置くのもオススメです。
・食べ過ぎ、飲み過ぎに気をつける。
できれば腹八分目を心がけましょう。
できるだけ甘いものや炭水化物も控えたいところですが、タバコを
やめて、甘いものまでやめろとは言えません(笑)
ビタミン類、ミネラル類を意識して摂るようにする。
とくにミネラルの中でも不足しがちな微量元素(鉄、亜鉛、銅、クロム、
モリブデン、マンガン、セレン、ヨウ素)に気をつける。
サプリ、健康食品から摂るのもいいと思います。
私は、すり胡麻、アーモンド、くるみ、レモン、ライム、純粋はちみつ
などを摂るよう心掛けています。
・体を動かして汗をかくようにする。
肌と身体全体の新陳代謝を意識したものですが、入浴で汗をかくのも、
もちろんいいと思います。
しかし、ストレス解消にもなるし、筋肉を動かす意味でも運動で汗をかくこと
にチャレンジしてみてください。
・腸内環境を改善する。(便秘対策)
水分補給(朝起きてすぐ)
食物繊維をたくさん摂る(果物、スムージー、野菜ジュースなど)
乳酸菌を充分に摂る(ヨーグルト、キムチ等。合わせてオリゴ糖)
軽い運動(縄跳び、トランポリン、スクワット等、下半身を使うものがいい)
早い人だと2週間程度で肌の状態が改善することもあるようです。
しかし、一向に症状が収まらず、1年以上も悩まされた例もあるとか。
もし、あまりに症状がひどかったり、長引いてしまう場合、病気や他の原因も
考えられます。
その場合は、早めに皮膚科や美容形成外科等を受診しましょう。