部屋が乾燥しがちなうえ、寝る時に口を開けてしまっている筆者。朝起きると肌やのどがカピカピ、ということがよくあります。加湿器での対策だけでは不十分と感じつつも、これ以上どうすれば? と考えていた時に見つけたのが、三菱製紙の安眠カバー「マイドーム」。なんでも、このマイドームをかぶるだけで、自分の呼気を内部で循環させて顔まわりを自然に保温・保湿できるのだとか。ということは、これをかぶって眠れば、起床時の肌やのどのカピカピとさよならできる? 期待を胸に使用し始めて1週間。その使用感をお伝えします。

装着した姿はちょっとおもしろいですが、マイドームは航空会社の機内サービスの一環として提供されたこともある製品。メーカーは「避難所などで寝る際に寝顔を隠したい」といった緊急時のニーズも想定しているそう

マイドームの使用法や効果は?

マイドームは広げてかぶるだけなので、いつでもどこでも使用可能。呼気によって顔まわりの温度・湿度を上げるため、肌やのどの乾燥対策になるだけでなく、ウイルス感染予防効果も期待できるのだとか。また、不織布でできているので、不織布のフィルター効果によって花粉やほこりが顔まわりに入りにくくなるメリットも。さらに、明るい場所で装着するとほどよく光を遮り、リラックスできる空間を作ってくれます。

広げた状態のサイズは26(幅)×38(高さ)×35(奥行)cmで、重さは約50g。中央の縫い合わせ部分が骨の役割をし、広げるだけでキレイなドーム状に。使用しない時は、コンパクトに畳んでおくことができます(写真右)

ポリエステルと天然パルプ混の高級不織布を使用し、ハリがありつつしっとりとした肌触り。厚さは0.35mmで、風邪用マスク程度の通気性があり、手洗い、アイロンがけにも対応します。毎日就寝時に使用した場合、買い替えの目安は約1年

使用法は、かぶるだけ。装着するとこんな感じです。開口部が広いため息苦しく感じることはありませんでした。万一息苦しく感じる場合は、開口部の端を折って広げれば通気量を多くすることができます

明るい場所でマイドーム(リーフ)をかぶるとこんな視界に。木漏れ日風の光に癒されるような気がします。誰にもじゃまされずにリラックスしたい時にいいかもしれません

ちなみに、より薄手の素材を使用し、サイズもひと回り小さい「マイドームパル」も販売中。頭の小さい方や子供、旅行用に便利です。

かぶると30秒で効果を実感

実際にかぶって寝てみました。かぶった状態で呼吸を続けると、30秒ほどで顔のまわりが温かくなり、やさしいスチームに当たっているかのような感覚に。温かさが心地よく、就寝前にかぶると普段より早く寝付けた気がしたので、安眠効果もあるようです。ただ、横になった体勢では外れやすいため、朝起きるとマイドームはベッドの下に……。外れやすい仕様は安全性に考慮したものですが、睡眠時に使用する場合、保温・保湿効果を得られるのは最初の寝返りをするまでかと思うと、かなり残念です。

仰向け、横向きなどさまざまな姿勢で装着。仰向けや横向きだと体を動かした時に外れやすいので、座り寝で使用するのが一番効果を感じました。うつぶせの時はあってもなくてもあまり変わらない気がしましたが、後頭部が守られているという安心感はあります

アロマオイルを垂らしてかぶると、アロマの効果でよりリラックスできます。アロマオイルは1滴でも充分香りがたつので、つけ過ぎには注意しましょう

マイドームをかぶっている間は、思った以上に効果が感じられました。でもそれって、普通の紙袋や布袋をかぶるのとは違うの? ということで、試しに普通の紙袋と布袋をかぶって寝てみることに。

紙袋は最初こそ悪くないのですが、少し動いただけでかさかさ音がなるのが気になります。また、寝ている間に紙の端でケガをしそうでおすすめできません。布袋も、呼吸のたびに顔にくっついてきてしまうため息苦しい、という結果に。あの心地よい環境は、やはりマイドームの素材や形の成せるワザということでしょう

体感では保温・保湿を実感できたけれど、温度も湿度もただ高ければよいというわけではありません。本当に最適な温度・湿度が保てているでしょうか? かぶって20分後のマイドーム内側の温度と湿度を計測してみました。

室温14.5℃、湿度35%という環境で使用したところ、かぶって20分後の内部は温度21.4℃、湿度56%に。インフルエンザに関していえば、もっともウイルスが活性化しにくいといわれる範囲で、人間にとっては快適な環境といえます

驚いたのは、さらに10分経過しても温度や湿度が大きく変動することがなかったこと。不織布に通気性があることとマイドーム特有の形によって呼気が循環し、最適な温度・湿度が保たれるのではないでしょうか。

まとめ

マイドームは、きちんとかぶれていれば保温・保湿効果を実感できます。マスクやアイマスクのように装着していて頭や耳が痛くなることもなければ、肌への刺激にならないのも◎。長時間飛行機に乗る際にぜひ持っていきたいのはもちろんですが、かぶっても化粧が落ちにくいので、仕事の休憩時間にもこっそり使えそう。

残念なのは、一番肝心な睡眠時の姿勢(横になった状態)では外れやすいということ。寝返りが多い人は、日常の睡眠時の使用には向かないと思います。「飛行機に乗る時用」と割り切るにしても、ちょっと価格が高いのがネック。もう少し価格が抑えられれば、旅行や緊急時用にと、家族や友人にもすすめやすいと思いました。とはいえ、「自分の呼気で保温・保湿」というのはかなりいいアイデア。就寝時でも外れにくく改良され、できればもう少しリーズナブルな価格になることを期待します。

オフィスの空気の乾燥がひどいので、デスクには卓上美顔器と加湿器を設置していますが、まだまだ足りません。いっそずっとマイドームをかぶっていたいので、目の所に穴開けようかな

価格.comマガジン編集部/大泉 瑠梨

テレビでふなっしーのインタビューを見ていた時のこと。体調管理について聞かれたふなっしーは「ふなっしーは体(内)温が常に38℃くらいあって、中の湿度も高いからめったに風邪引かないなっしー」と答えていました。たしかにあの中って、マイドームで全身を覆っているようなもの。風邪菌が生き延びるのは厳しそうですね。ふなっしーの中の人(がいるとすれば)、きっと肌もしっとりしているんだろうな。