上諏訪温泉 ぬのはん

上諏訪温泉で150年以上続く老舗旅館「」にシーズンオフの格安プランで初めて宿泊。
諏訪湖に面したレトロな感じの宿で、「ぬのはん」は「布半」と書くらしい。
建物内のあちこちに無駄とも言えるゆとりの空間があって、贅沢な雰囲気が漂う。
奥深い造りなので中庭に面した部屋や純和風の離れもあって、「ホテルぬのはん」というよりも「旅館ぬのはん」の方がピッタリと言った感じ。


外観

パブリックスペースは外観とは異なり機能的な造りにリフォームされていて、フロントの近くに無料のPCコーナーも用意されている。

ロビーラウンジは和風の中庭に面していて、中庭に出ることができる。

宿自慢の中庭は、当初、諏訪湖を借景にした築山などを配した趣のある庭であったと想定できるのだが、度重なる増改築の犠牲になって、庭の形態が壊れてしまったような感じ。

今では残念ながら普通の庭かも。



ロビーラウンジ


ロビーラウンジ前の中庭と奥の離れ


1Fロビーに隣接する売店

【宿泊データ】

宿泊:平成2238日(月)

料金:12,600円(2食付、税サ込)

客室:夢屋敷3F和室10畳、セパレートBT付

夕食:会食場、セットメニュー

朝食:会食場、セットメニュー



総客室数:40室(和室:36、離れ特別室4室)

長野県諏訪市湖岸通り3-2-9  TEL0266-52-5500


 




外観(画像の3F左端の部屋に宿泊)

案内されたのは玄関の上の夢屋敷。

諏訪湖が望める湖側3Fの10畳和室で、セパレートタイプのバス・トイレ・洗面台付き。

シンプルな造りの昭和チックな一般的客室で、それなりに手入れがなされ、きれいに掃除されているのだが、残念なことに老朽感は隠せない。

部屋の照明が薄暗い感じだが、これが老舗旅館の味と思えばどうってことはないけど。

でも、ポットが、今時、電気湯沸かし器じゃないんだよなぁ~。



夢屋敷3F湖側の10畳和室

あいにくの天候だが、部屋からは諏訪湖一望で、諏訪の花火は特等席。





客室前の廊下は昭和の旅館って雰囲気。
増改築が繰り返されているようで、この廊下は昼でも暗いネ。


夢屋敷3F客室前の廊下

大浴場は1F北側にある浴室棟まで長い廊下をテクテク。
ところどころにアンティーク家具と生け花がさりげなく置かれていて、優しい雰囲気を演出。
男女で浴室の造りは異なり、到着日と出発日で男女入れ替え制。
いずれも露天風呂を併設している。



到着時男性用の内湯は入り口近くの浴槽に大きな岩がど~んと構えていて、これは何?って感じ。
カランは10個くらいで、浴槽は1つ。
浴槽の左奥は立湯になっている
内湯の広窓にスダレがあって、薄暗い雰囲気。街中なので目隠しはしかたないのだが…。
寒い時期だったので少し熱めの湯が気持ちいいが、中央の吐水口から熱い源泉が注がれるタイプの循環式。
ただし、塩素臭を全く感じなかったので、消毒はどうなっているのだろう?


到着時男性用の内湯

到着時男性用浴室に併設された半露天風呂は桧風呂で、脱衣場から直行できる。

諏訪湖の冬季は凍てつく寒さなので目隠し兼用の風除けが設けられているが、吹き抜ける風が冷たぁ~い。

内湯で温まってからの方がいいような…。
で、頭を洗うと、頭から風邪をひくかも。

なお、循環式で加温していると思われる。



到着時男性用露天風呂

洗面台の規模は小さく、朝は女性用となることから、別途、女性が喜びそうな雰囲気のパウダールームを脱衣場内に設けている。





到着時女性用の内湯は浴室内部が総檜造りになっていて、落ち着いた雰囲気を演出している。
でも、檜造りは湿度が高いとメンテが大変なような気がするんだけど…。


到着時女性用の内湯

到着時女性用浴室に併設された露天風呂は内湯から東屋付きの露天風呂に出る。

内湯のドアを開け、冷たい石を踏んだらすぐにポチャン。

街中なので眺望はないが、庭園の中の露天風呂という雰囲気で、かつてここに庭があったという感じがする。



石造りの露天風呂


脱衣場内に掲示されている温泉分析書

浴室棟入り口近くには休息所が設けられていてる。
待ち合わせに便利だし、マッサージ器の用意があってなにより無料なのがうれしいネ。


休息所


浴室棟と玄関ロビーを結ぶ廊下

夕食は2Fにある中宴会場に椅子・テーブルを入れて和風ダイニングに仕立て上げた会食場。

畳に椅子テーブルは奇異な感じもするが、洋風ダイニングより落ち着いた感じ。



会食場(中宴会場)

当初セットされていたのは、食前酒、先付け(ワカサギ稚魚のから揚げ、抹茶豆腐、花山椒のお浸し)と炊き合わせ(岩魚甘露煮、小茄子、小芋含め)。

お品書きもあって、後は一品出し。この価格でがんばるよなぁ~。


夕食の当初セット分


お品書き


苺の冷やしスープと造り


お焼き


油もの


馬トロ焼き

食事は五目釜めし、赤だし、香の物。
もちろんデザートも付いている。

少し軽めの食事だが、食べ過ぎにならない程度の十分な量。

会席料理仕立で、これだけの本格的な味を期待していなかったこともあって、余計に美味しく感じる。

高い料理レベルを垣間見たようで、料金を勘案すれば満足の一言に尽きる。

次回はスタンダードプランで料理をアップして泊まりたい宿。

でも、これで十分満足できるし、やはり、次回も格安プランだろうなぁ~。

朝食も夕食と同じ2Fの会食場。

朝から種類が多くてびっくり。これは力が入っている感じ。

しかも、ほどよい味付けの朝食は見た目にも朝から食欲が出そうな逸品揃え。

テーブルで作るすくい豆腐、ところてんは客の心理を突く楽しい企画と思う。

蓋をとっていなかったが、中身は豚の角煮でトロトロ。
サラダには茅野寒天も載っている。

なお、会食場ではモーニングコーヒーを提供していないが、1Fロビーラウンジでは無料提供していて、サービスポイントは高くなるかも。


セットされていた朝食