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タイトル:公開特許公報(A)_クレンジング化粧料
出願番号:2008077269
年次:2009
IPC分類:A61K 8/34,A61K 8/86,A61K 8/81,A61Q 1/14


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藤井 範子三崎 仁作山 秀 JP 2009227629 公開特許公報(A) 20091008 2008077269 20080325 クレンジング化粧料 株式会社マンダム 390011442 桂田 正徳 100137419 藤井 範子 三崎 仁 作山 秀 A61K 8/34 20060101AFI20090911BHJP A61K 8/86 20060101ALI20090911BHJP A61K 8/81 20060101ALI20090911BHJP A61Q 1/14 20060101ALI20090911BHJP JPA61K8/34A61K8/86A61K8/81A61Q1/14 5 OL 10 4C083 4C083AB051 4C083AB282 4C083AC111 4C083AC112 4C083AC122 4C083AC302 4C083AC421 4C083AC422 4C083AC612 4C083AC662 4C083AD042 4C083AD071 4C083AD072 4C083AD091 4C083AD092 4C083AD662 4C083CC22 4C083CC24 4C083DD23 4C083DD27 4C083EE06 4C083EE10 本発明は、クレンジング化粧料に関する。 従来より、クレンジング効果が優れている観点から、油剤や非イオン性界面活性剤を含有するクレンジング化粧料(例えば、特許文献1を参照)が用いられている。 油剤を用いたクレンジング化粧料の場合、メイクなどの油脂汚れに対する除去効果に優れる反面、拭き取り後又は洗い流した後でも油剤が残存してべたつき感が生じ、再度洗顔剤で洗浄しなければならず、過度の脱脂により肌荒れが生じるといった問題を有している。一方、非イオン界面活性剤を用いたクレンジング化粧料の場合、拭き取り又は洗い流しが容易にできる反面、メイクなどの油脂汚れに対する除去効果に劣るといった問題を有している。また、可溶化剤として低級アルコールを含有させた場合、皮膚刺激を有するといった問題も有している。 このような問題点を解決するために、油剤を多量に含有しなくとも、油脂汚れを除去する試みがなされている。例えば、親水性ノニオン界面活性剤と水を含有し、油性物質を含有しない低刺激性クレンジング組成物(例えば、特許文献2を参照)などが提案されている。また、低級アルコールによる刺激を低減する試みもなされている。例えば、ノニオン性界面活性剤と水を含有し、低級アルコールを含有しない水系ゲル状クレンジング組成物(例えば、特許文献3を参照)などが提案されている。 しかしながら、これら試みに拠ってべたつき感などの使用感や低級アルコールによる刺激を改善させることはできるものの、油脂汚れに対するなじみや除去効果に関しては未だ満足しうるものではない。また、クレンジング後の肌状態についても満足しうるものではない。特開平4−308518号公報特開平8−301725号公報特開平11−152205号公報 本発明は、前記従来技術に鑑みてなされたものであり、皮膚に対する刺激がなく、メイクなどの油脂汚れ除去効果に優れるとともに、べたつき感や過度の脱脂による肌荒れを抑え、持続的なしっとり感を付与するクレンジング化粧料を提供することを課題とする。 即ち、本発明は、〔1〕(A)水70〜95重量%、(B)ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリル、(C)多価アルコールおよび(D)スチレン系ポリマーを含有してなるクレンジング化粧料、〔2〕前記(B)成分が、ポリオキシエチレン(カプリル/カプリン酸)グリセリルである請求項1に記載のクレンジング化粧料、〔3〕前記(D)成分が、アクリル酸アルキル・スチレン共重合体、ビニルピロリドン・スチレン共重合体およびアクリル酸アミド・スチレン共重合体の群から選ばれる少なくとも1種である前記〔1〕又は〔2〕に記載のクレンジング化粧料、〔4〕実質的にエタノールを含有しないことを特徴とする前記〔1〕〜〔3〕の何れかに記載のクレンジング化粧料、並びに、〔5〕洗い流さないことを特徴とする前記〔1〕〜〔4〕の何れかに記載のクレンジング化粧料に関する。 本発明のクレンジング化粧料は、皮膚に対する刺激がなく、メイクなどの油脂汚れ除去効果に優れるとともに、べたつき感や過度の脱脂による肌荒れを抑え、持続的なしっとり感を付与するといった効果を奏する。 本発明のクレンジング化粧料は、(A)水70〜95重量%、(B)ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリル、(C)多価アルコールおよび(D)スチレン系ポリマーを含有する。 (A)成分の水は、化粧料原料として使用できるものであれば特に限定はされないが、通常、精製水が用いられる。本発明における(A)成分の含有量は、化粧料中、70〜95重量%とされ、好ましくは75〜90重量%とするのがよい。その理由は、70重量%未満の場合、べたつき感が生じて使用感に劣り、また、95重量%を超えて配合すると、十分なクレンジング効果が得られないからである。 (B)成分の脂肪酸部としては、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸などを例示することができ、具体的には、ポリオキシエチレンモノ脂肪酸グリセリルおよび/又はポリオキシエチレンジ脂肪酸グリセリルを例示することができる。これら成分は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を適宜組合せて用いることもできる。好適な(B)成分としては、クレンジング効果が優れている観点から、ポリオキシエチレン(カプリル/カプリン酸)グリセリルを用いることが好ましい。尚、これら成分に重合される酸化エチレンの付加モル数は特に限定されない。 尚、(B)成分は、市販品を用いることもできる。具体的には、例えば、CETIOL HE810(商品名,コグニスジャパン社製)、ソフチゲン767(商品名,サソール社製)、L.A.S(商品名,ガテフォッセ社製)などを例示することができる。 (B)成分の含有量は、所望の効果が付与されるのであれば特に限定されないが、通常、優れたクレンジング効果を付与する観点から、化粧料中、1重量%以上が好ましく、より好ましくは3重量%以上である。また、過度の脱脂を低減する観点から、10重量%以下が好ましく、より好ましくは8重量%以下である。これらの観点から、(B)成分の含有量は、1〜10重量%が好ましく、より好ましくは3〜8重量%である。 (C)成分としては、グリコール類、グリセリン類などが挙げられる。グリコール類の具体例としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、イソプレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール、1,2−デカンジオールなどを例示することができる。グリセリン類としては、例えば、グリセリン、濃グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリンなどを例示することができる。これら成分は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を適宜組合せて用いることもできる。 (C)成分の含有量は、所望の効果が付与されるのであれば特に限定されないが、通常、しっとり感を付与する観点から、化粧料中、1重量%以上が好ましく、より好ましくは2重量%以上である。また、べたつき感を低減する観点から、20重量%以下が好ましく、より好ましくは15重量%以下である。これらの観点から、(C)成分の含有量は、1〜20重量%が好ましく、より好ましくは2〜15重量%である。 (D)成分のスチレン系ポリマーとしては、例えば、酢酸ビニル・スチレン共重合体、ビニルピロリドン・スチレン共重合体、アクリル酸アルキル・スチレン共重合体、アクリル酸アルキル・アクリロニトリル・スチレン共重合体、アクリル酸アミド・スチレン共重合体などを例示することができる。また、これら共重合体を水性媒体に分散したエマルションを用いてもよい。これら成分は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を適宜組合せて用いることもできる。好適な(D)成分としては、クレンジング時のべたつき感を低減させるのみならず、クレンジング後のしっとり感を持続させる観点から、ビニルピロリドン・スチレン共重合体、アクリル酸アルキル・スチレン共重合体、アクリル酸アミド・スチレン共重合体を用いることが好ましい。 尚、(D)成分は、市販品を用いることもできる。ビニルピロリドン・スチレン共重合体の具体例としては、例えば、アンタラ430(商品名,アイエスピー社製)などを例示することができる。また、アクリル酸アルキル・スチレン共重合体の具体例としては、例えば、アキュゾールOP301(商品名,ローム・アンド・ハース社製)などを例示することができる。また、アクリル酸アミド・スチレン共重合体の具体例としては、例えば、アキュゾールOP303P(商品名,ローム・アンド・ハース社製)、ヨドゾールGH52(商品名,日本エヌエスシー社製)などを例示することができる。 (D)成分の含有量は、所望の効果が付与されるのであれば特に限定されないが、通常、べたつき感を低減する観点から、化粧料中、0.01重量%以上が好ましく、より好ましくは0.05重量%以上である。また、使用感の観点から、3重量%以下が好ましく、より好ましくは2重量%以下である。これらの観点から、(D)成分の含有量は、0.01〜3重量%が好ましく、より好ましくは0.05〜2重量%である。 また、本発明のクレンジング化粧料には、実質的にエタノールを含有させないことが好ましい。これにより、施術後にぬるま湯による洗い流しや後洗顔を行わずとも、皮膚への刺激を低減させることが可能となる。尚、本発明における「実質的にエタノールを含有させない」とは、「別途、エタノールを含有させることはしない」という意味であり、各配合成分中に含まれる微量のエタノールまでを除外するものではない。 本発明のクレンジング化粧料には、本発明の効果を損なわない範囲内であれば、上記した成分の他に通常化粧料に用いられる成分、例えば、紫外線吸収剤、粉体、酸化防止剤、香料、着色剤、キレート剤、清涼剤、増粘剤、植物抽出液、ビタミン類、中和剤、アミノ酸などの添加剤などを適宜、その用途、目的に応じて配合することができる。 尚、本発明のクレンジング化粧料は、顔面の皮脂やメイクなどによる油脂の除去に優れている観点から、フェイスマッサージ剤、メイクアップ除去剤として好適に用いられる。また、その使用方法としては、使用後の皮膚のつっぱり感を抑制する観点、並びに、過度の脱脂によって乾燥肌となることを抑制する観点から、施術後にぬるま湯による洗い流しや後洗顔を行わないことが好ましい。より好ましい使用方法としては、コットンや不織布などにクレンジング化粧料を含浸させて適用部位に施術する方法、若しくは、クレンジング化粧料を適用部位に施術後、コットンや不織布などで拭き取る方法などを例示することができる。 以下、本発明を実施例に基づいて更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例にのみ限定されるものではない。尚、配合量は、特記しない限り「重量%」を表す。(試料の調製1) 表1および表2に記した組成に従い、実施例1〜6および比較例1〜6の各クレンジング化粧料を常法に準じてそれぞれ調製し、下記評価に供した。結果をそれぞれ表1および表2に併記する。 尚、評価はすべて、23℃、湿度60%の恒温恒湿の一定条件下で実施した。(試験例1:クレンジングの評価) 化粧を施した女子評価パネル20名により、各実施例および各比較例で得られたクレンジング化粧料をコットンに含浸させ、実際に化粧を拭き取るように使用してもらい、クレンジング施術時の「刺激感」、並びに、「メイク汚れ除去効果」について下記の評価基準に従って官能評価した。尚、上記刺激感とは、クレンジング直後から5分後までに感じる一時的な「ピリピリ感」又は「ほてり感」を言う。<刺激感の評価基準>◎:20名中16名以上が刺激はないと回答○:20名中11〜15名が刺激はないと回答△:20名中6〜10名が刺激はないと回答×:20名中5名以下が刺激はないと回答<メイク汚れの除去効果の評価基準>◎:20名中16名以上がメイク汚れの除去効果に優れると回答○:20名中11〜15名がメイク汚れの除去効果に優れると回答△:20名中6〜10名がメイク汚れの除去効果に優れると回答×:20名中5名以下がメイク汚れの除去効果に優れると回答(試験例2:使用感の評価) 前記同評価パネル20名により、試験例1におけるクレンジング直後のべたつき感、および1時間後の肌のしっとり感について、下記の評価基準に従って官能評価した。<べたつき感の評価基準>◎:20名中16名以上がべたつき感はないと回答○:20名中11〜15名がべたつき感はないと回答△:20名中6〜10名がべたつき感はないと回答×:20名中5名以下がべたつき感はないと回答<しっとり感の評価基準>◎:20名中16名以上がしっとり感があり、その効果が持続していると回答○:20名中11〜15名がしっとり感があり、その効果が持続していると回答△:20名中6〜10名がしっとり感があり、その効果が持続しているいと回答×:20名中5名以下がしっとり感があり、その効果が持続していると回答(試験例3:肌荒れ防止効果の評価) 前記同評価パネル20名により、各実施例および各比較例で得られたクレンジング化粧料を1日1回使用させ、10日間連続使用後の肌状態を下記の評価基準に従って官能評価した。<肌荒れの評価基準>◎:20名中16名以上が肌荒れはないと回答○:20名中11〜15名が肌荒れはないと回答△:20名中6〜10名が肌荒れはないと回答×:20名中5名以下が肌荒れはないと回答 表1および表2の結果から、各実施例のクレンジング化粧料は、各比較例のものと対比して、皮膚刺激がなく、メイク汚れの除去効果に優れていることが分かる。また、べたつき感がなく、しっとりとした感触が持続し、連続使用における肌荒れもないことが分かる。 以下、本発明に係るクレンジング化粧料の処方例を示す。尚、含有量は重量%である。(処方例1)精製水 87.5ポリオキシエチレン(カプリル/カプリン酸)グリセリル 6.0N−[3−アルキル(12,14)オキシ−2−ヒドロキシプロピル]−L−アルギニン塩酸塩 0.21,3−ブチレングリコール 5.01,2−オクタンジオール 0.1ビニルピロリドン・スチレン共重合体エマルション(40%aq.) 1.0リン酸二水素ナトリウム 0.09リン酸水素二ナトリウム 0.01酢酸トコフェロール 0.1 合 計 100.0(処方例2)精製水 84.48ポリオキシエチレン(カプリル/カプリン酸)グリセリル 7.0N−[3−アルキル(12,14)オキシ−2−ヒドロキシプロピル]−L−アルギニン塩酸塩 0.25グリセリン 7.01,2−オクタンジオール 0.05ビニルピロリドン・スチレン共重合体エマルション(40%aq.) 1.0クエン酸 0.02クエン酸三ナトリウム 0.1酢酸トコフェロール 0.1 合 計 100.0(処方例3)精製水 89.05ポリオキシエチレン(カプリル/カプリン酸)グリセリル 3.0N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル ・DL−ピロリドンカルボン酸塩 0.15ジプロピレングリコール 5.0ポリエチレングリコール(20000) 2.01,2−オクタンジオール 0.1アクリル酸アミド・スチレン共重合体エマルション(40%aq.) 0.5リン酸二水素ナトリウム 0.09リン酸水素二ナトリウム 0.01酢酸トコフェロール 0.1 合 計 100.0(処方例4)精製水 87.4ポリオキシエチレン(カプリル/カプリン酸)グリセリル 5.0N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル ・DL−ピロリドンカルボン酸塩 0.151,3−ブチレングリコール 7.01,2−オクタンジオール 0.05アクリル酸アルキル・スチレン共重合体エマルション(38%aq.)0.2リン酸二水素ナトリウム 0.09リン酸水素二ナトリウム 0.01酢酸トコフェロール 0.1 合 計 100.0 (A)水70〜95重量%、(B)ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリル、(C)多価アルコールおよび(D)スチレン系ポリマーを含有してなるクレンジング化粧料。 前記(B)成分が、ポリオキシエチレン(カプリル/カプリン酸)グリセリルである請求項1に記載のクレンジング化粧料。 前記(D)成分が、アクリル酸アルキル・スチレン共重合体、ビニルピロリドン・スチレン共重合体およびアクリル酸アミド・スチレン共重合体の群から選ばれる少なくとも1種である請求項1又は2に記載のクレンジング化粧料。 実質的にエタノールを含有しないことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のクレンジング化粧料。 洗い流さないことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のクレンジング化粧料。 【課題】皮膚に対する刺激がなく、メイクなどの油脂汚れ除去効果に優れるとともに、べたつき感や過度の脱脂による肌荒れを抑えるクレンジング化粧料の提供。【解決手段】(A)水70〜95重量%、(B)ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリル、(C)多価アルコールおよび(D)スチレン系ポリマー、好適にはアクリル酸アルキル・スチレン共重合体、ビニルピロリドン・スチレン共重合体およびアクリル酸アミド・スチレン共重合体の群から選ばれる少なくとも1種を含有してなるクレンジング化粧料とする。【選択図】なし