赤ちゃんの頬は、本来はとても白くて柔らかく弾力があるものですが、大人に比べるとデリケートなので、すぐ真っ赤になってしまいます。
ある日突然、赤ちゃんのほっぺが赤くなっていると心配になりますし、実際に治療が必要な場合もあります。
そこで、このページでは、赤ちゃんの頬が赤くなる原因、治療が必要かどうかの見分け方と対応について紹介します。
赤ちゃんの頬(ほっぺ)がカサカサに乾燥して赤くなる
赤ちゃんの肌は、大人に比べて乾燥肌になりやすく、乾燥した外気に触れるだけでもすぐカサカサに乾燥し、赤くなってしまいます。
赤ちゃんのカサカサ乾燥肌の原因
赤ちゃんの肌がカサカサに乾燥する原因は、①皮脂の分泌が少ない、②新陳代謝が活発、③肌のバリア機能が未熟の3つです。
皮脂の分泌が少ない
新生児期の赤ちゃんは、皮脂がたくさん分泌されています。
しかし、生後1ヶ月から生後2ヶ月を過ぎると、皮脂の分泌が減って大人の半分以下になり、肌の水分量も大人の3分の2くらいに減って、乾燥肌が始まります。
新陳代謝が活発
赤ちゃんは、大人に比べて新陳代謝が活発です。
たくさん汗をかいて肌の水分が奪われてしまい、すぐ乾燥肌になってしまいます。
肌のバリア機能が未熟
人間の肌には表皮があり、外からの刺激をバリアする役割を果たしています。
しかし、赤ちゃんの肌(ほっぺ)の表皮は大人の半分の厚みしかなく、光・気温・湿度の変化や刺激の影響を受けやすいため、乾燥肌になりやすいものです。
赤ちゃんの乾燥肌への対応
乾燥肌対策は、①赤ちゃん用石けんで手洗いする、②肌の保湿、③室内の保湿の3つです。
赤ちゃん用石けんで手洗いする
赤ちゃんの体を洗うときは、赤ちゃん用石けんをしっかり泡立てて手洗いします。
赤ちゃんの肌には、大人用の石けんやボディソープは刺激が強すぎますし、タオルでこするだけでも傷ついて赤くなることがあります。
また、石けんが残っていても乾燥の原因になるので、しっかり洗い流しましょう。
肌の保湿
赤ちゃんの肌は乾燥しやすいので、毎日の保湿がとても大切です。
夏場はローション、蒸れやすい股や脇はベビーパウダー、乾燥しやすい秋冬は乳液やオイルというように、赤ちゃんの肌の状態や季節に合わせてしっかり保湿してあげましょう。
部屋の保湿
赤ちゃんの過ごす空間の保湿も欠かせません。
加湿器を設置するのが確実ですが、濡れタオルを吊るしておく方法がお手軽で効果的です。
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病気が原因で赤くなる
病気が原因で赤ちゃんの頬が赤くなる場合もあります。
赤ちゃんの頬が赤くなる主な病気には、①風邪、②インフルエンザ、③伝染性紅斑(りんご病)、④黄色ブドウ球菌の繁殖の4つがあります。
風邪
風邪をひくと体温が上がり、赤ちゃんの頬が赤くなります。
体温が37.5度以上なら発熱が原因の可能性が高いので、すぐ小児科を受診してください。
風邪の場合は、頬以外も赤くなることが多いですし、赤くなった部分が熱を持つので、簡単に見分けがつきます。
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インフルエンザ
風邪と同じで体温が上がり、頬が赤くなります。
早めに予防接種を受け、赤ちゃんが発熱したらすぐ小児科を受診してインフルエンザかどうかを確認しましょう。
見分け方は、風邪の場合と同じです。
伝染性紅斑(リンゴ病)
伝染性紅斑とは、B19ウィルスに感染することで、両方の頬が真っ赤になった後、手足にレース状(ギザギザ)の紅斑(発疹)が現れる病気です。
頬がリンゴのように真っ赤になるため、「リンゴ病」と呼ばれています。
手足やおなかにギザギザの紅斑が出るので、乾燥肌との見分けは難しくありません。
一方で、発熱を伴うことがあり、頬が赤くなった段階では風邪と間違えることがあります。
通常、りんご病は5歳から9歳の子供によく見られる病気なので、新生児期から乳児期の赤ちゃんが発症することはほとんどありませんが、症状が見られたら早めに小児科を受診しましょう。
黄色ブドウ球菌の繁殖
黄色ブドウ球菌とは、食中毒やアトピーを引き起こす菌のことです。
通常、赤ちゃんの肌は、表皮ブドウ球菌などの働きで弱酸性に保たれており、外からの細菌を寄せ付けません。
しかし、不衛生な肌状態が続くと黄色ブドウ球菌が繁殖し、あせもやアトピーを引き起こして肌が赤くなることがあります。
あせもやアトピーの肌は赤くジュクジュクしているので、カサカサになる乾燥肌とはひと目で見分けられます。
黄色ブドウ球菌の繁殖を予防するには、赤ちゃんの肌を清潔に保つことが大切です。
赤ちゃんが汗をかいたら、こまめにウェットティッシュや濡らしたガーゼで拭き取ってあげましょう。
タオルでゴシゴシこすると、肌を傷つけて菌の繁殖を招くことがあるので控えてください。
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周囲の温度の急な変化が原因で赤くなる
人の体は、体温を一定に保つために、気温が低い場所では熱を逃がさないように血管を収縮させ、気温が高い場所では熱を放出するために血管を拡張させます。
赤ちゃんのほっぺの厚さは大人の半分くらいなので、寒い場所から暖かい場所に移動して、収縮していた血管が一気に拡張して血流が良くなると赤くなるのです。
自然な現象なので心配はいりませんし、時間の経過とともに赤みが引いていくので対応も必要ありません。
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サーモンパッチがある
サーモンパッチとは、毛細血管の拡張により、赤ちゃんの額(ひたい)、眉間(みけん)、鼻など顔の中央部分にできる、シミのような赤いあざのことですが、頬にできることもあります。
生まれた時点でできていることが多いですが、生後少ししてできる赤ちゃんもいます。
サーモンパッチは、皮膚(真皮表層)の毛細血管の機能的拡張が原因でできますが、1歳前後に消失することがほとんどなので、対応は必要ありません。
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赤ちゃんの頬の片側だけが赤い
赤ちゃんの頬が片側だけ赤くなる病気はほとんどなく、過度に心配する必要はありません。
原因としては、次のことが考えられます。
- 片側の頬だけが何かに当たっている(横向けに寝て布団に顔を押し付けている、いつも同じ方向で抱っこされてお父さんお母さんの腕や胸が当たっている)
- 赤ちゃんがかきむしっている
- よだれ、ミルク、離乳食などが頬について荒れている
- やけどしている
いずれも当てはまらない場合は、一度、小児科か保健センターに相談してみましょう。
やけどしている場合は、程度に応じて適切な応急処置をした上で、受診を検討しましょう。
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