ニキビ治療薬、アクアチムについて



ニキビが中々治らない場合、皮膚科での治療を検討する方も多いのではないでしょうか。

皮膚科では、ニキビ治療薬として「アクアチムクリーム」や「アクアチムローション」などアクアチム系の薬が処方されることがあります。炎症や化膿ニキビにも有効だとされているアクアチムですが、実際はどのような効果があるのか気になるところですよね。

ここでは、そんなアクアチムの効果や副作用についてお話したいと思います。


ニキビ治療薬、アクアチムってどんな薬?



ニキビ治療薬の「アクアチム(Acuatim)」は、アクネ菌など細菌の増殖を阻害してニキビを改善する外用抗菌剤です。

このお薬はオロナミンCドリンクやポカリスエットなどでお馴染みの大塚製薬株式会社が発売していますが、お医者さんによって処方されるもので市販はされていません。

そのため、町の薬屋さんやドラッグストアでは購入することができず、入手するためには医療機関で受診する必要があります。


アクアチムには化粧水タイプの「アクアチムローション」とクリーム状の「アクアチムクリーム」、半固形状の「アクアチム軟膏」の3種類があります。

ニキビ治療薬の「アクアチム」という名前は大塚製薬の商品名で、一般名は「ナジフロキサシン液」、「ナジフロキサシンクリーム」、「ナジフロキサシン軟膏」となっています。

主成分「ナジフロサキシン」の効果は?



この「ナジフロサキシン○○」という名称からも分かるように、アクアチムはニューキロン系の合成抗菌剤であるナジフロサキシンを主成分としています。

ナジフロサキシンにはニキビの原因となるアクネ菌やブドウ球菌を殺菌する働きがあり、ニキビの予防や改善と皮膚感染症の治療に効果効能が認められています。


それぞれの効果効能について見てみると、

・アクアチムローション・・・化膿性炎症をともなうざ瘡(ニキビ)
・アクアチムクリーム・・・ざ瘡(ニキビ)、皮膚感染症
・アクアチム軟膏・・・皮膚感染症 となります。



アクアチム軟膏の効果効能には「ざ瘡(ニキビ)」の記載はありませんが、アクネ菌とブドウ球菌に有効であるとしていますのでニキビ治療で処方されることがあります。

また、アクアチム軟膏・クリームの「ざ瘡」以外の効果効能として皮膚感染症(が挙げられていますが、主な症状としては「面ちょう(顔のオデキ)」や「蜂窩織炎(傷に細菌が感染して起こる炎症)」などを指しています。


【Q.ニキビ跡には効果なし?】

炎症によって起こる肌の赤みや進行中のニキビへの効果は期待できますが、すでに色素沈着してしまったニキビ跡やクレーター状になったニキビ跡には有効ではありません。

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それぞれの違い

その3種類の違いは化粧水タイプ・クリームタイプ・軟膏タイプという形状と加えられている添加物にあります。

アクアチムローションでは精製水や乳酸ナトリウム液が添加されているのに対して、クリームでは白色ワセリンやステリアルアルコール、軟膏では白色ワセリンとオレイルアルコールなどが添加物とて使われています。

アクアチムの使い方と使用期間

アクアチムの使い方としては、ローション・クリーム・軟膏ともに1日2回洗顔後に適量を患部に塗ることとなっています。3種類とも使用方法は同じで、主成分であるナジフロキサシンの濃度も1%と同様になっています。

アクアチムは使い続けると耐性ができてしまいます。そのため、ニキビの炎症が治まった時点で使用を中止する必要があります。目安としては2週間ほどで、それ以上症状が長引くようなら、別の治療薬やケアに切り替えたほうが良いでしょう。


アクアチムに副作用やリスクはあるの?



アクチアムの副作用について見てみると、発売元の大塚製薬は製品特性として次のように記載しています。

・皮膚そう痒感(肌のかゆみ)、皮膚刺激感(肌に刺激を感じる)
・発赤や潮紅(肌が赤くなる)、顔面熱感(肌が熱くなる、ほてる)
・丘疹(肌にブツブツができる)
・接触皮膚炎(肌のかぶれ)、皮膚乾燥(肌の乾き)

ほかにも、日光に当たると皮膚の赤みや腫れ、かゆみが起こる光線過敏症、染色体の構造上に変異が起こる染色体異常の副作用についても記載されています。

アクアチムの使用を避けた方がよい人

また使用上の注意として、アクチアムは乳幼児への使用は慎重に行なうべきであることや、妊娠中の女性の使用に関しては安全性が確立されていないという点についても挙げています。

もし乳児や幼児、妊娠中・授乳中・妊娠の可能性がある女性の場合は、安全性が確立されていない点を考慮してアクチアムの使用は避けておいたほうがいいかもしれません。

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実際に副作用が起こった症例



アクチアムの実際に総症例4174件のうち60例(約1.44%の割合)に副作用が認められており、内容は肌の痒み・ヒリヒリ感・赤み・ブツブツ・ほてり・かぶれ・乾燥などです。

もしアクチアムを肌に塗って痒みや赤み、ブツブツ、かぶれなどが出た場合は、すぐに使用を中止して皮膚科などの医師に受診することをオススメします。


このアクチアム(主成分ナジフロキサシン)について厚生労働省では、2009年に「医療用医薬品の有効成分の一般用医薬品への転用について」というお知らせのなかで次のように記述しています。

それは、薬剤師はアクチアムを重症の化膿性疾患に使用しないように指導することと、医療機関等に対してアクチアムを使用して5~6日経っても症状が改善しないようなら使用中止を指導するということです。


さらに、この文書のなかではアクチアムを治療上必要な最小限期間である2週間以上は使用しないように指導することにも触れています。

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ニキビ治療で副作用が心配な薬剤を使わずにニキビケアをしたい人は、肌に負担をかけないニキビ化粧水を試してみてはどうでしょうか。ニキビの予防をはじめ、ニキビ跡へのケアにも使える化粧水もありますので、ニキビでお悩みの方におすすめです。

アクアチムの効果や副作用についてのまとめ

  • アクアチムはナジフロサキシンを主成分とする抗菌剤
  • 軟膏・クリーム・ローションの3タイプある
  • ニキビ治療にはクリームやローションタイプの処方が一般的
  • 赤みや腫れを伴う炎症ニキビに有効
  • 耐性がつくので、長期間の使用はNG
  • ニキビの予防やニキビ跡への効果は期待できない

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