ラカントSの安全性について【人工甘味料は何が危険なのか?】
ラカントSは、羅漢果という果物から作られた果糖の一種です。
中国南部を原産とし、肥満予防に効果があるといわれる天然系の甘味料です。
2007年から海外でも販売され、話題になっています。
ラカントといえば茶色い顆粒状だったのですが、最近では真っ白なものも出ています。
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ラカントSの成分はエリスリトール
ラカントSは、人工甘味料のエリスリトールと羅漢果エキスを合わせた甘味料です。
そのため、健康被害は出にくいといわれています。
なぜエリスリトールは安全なのかについて説明します。
人工甘味料には2種類あります。
合成甘味料と、糖アルコールの2種類です。
合成甘味料
人工的に作られた甘みのある物質の事です。
健康被害があるといわれていて、過剰摂取には注意したほうが良いといわれているものです。
アスパルテーム、アセスルファムカリウム、ネオテーム、サッカリン、スクラロースなどです。
糖アルコール
糖アルコールは天然に存在する甘味料です。
トウモロコシや芋デンプンなどを原料として作られるほか、水あめに水素を添加して作られるものもあります。
アルコールは含まれていません。
ブドウ糖(グルコース)や、果糖(フラクト―ス)に水素を添加して還元すると、構造が変化して糖アルコールになります。
グルコースは還元されるとソルビトールという糖アルコールになり、甘みはグルコースと同じですが体への吸収率が変化します。
グルコースは還元することでソルビトール、酵素異性化という処置をすることでフラクト―ス、発酵させるとエリスリトールになります。
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ラカントSの安全性と副作用は?
ラカントSの安全性
原産国が中国ということで、残留農薬や残留殺虫剤、や重金属の心配もされていますが、ラカントSは残留農薬や重金属検査をパスしています。
また、中国産のものと言えばメラミンという有害物質の混入も問題になりました。
このような混入や残留がないよう、品質には気を使っているようです。
ラカントSの副作用
ラカントSというよりも、エリスリトールの副作用があります。
エリスリトールはアレルギー反応を起こすことがあります。
しかし、ごくごく少ない割合なので、消費者庁が表示を義務付ける7品目や、表示を推奨する18品目の計25品目に比べて危険性は少ないとされています。
このため、表示されてはいません。
食物アレルギーがあり、不安だという方は使用前に医師に相談してみることを勧めます。
人工甘味料自体が新しいものなので、追跡調査等が十分に行われているわけではありません。
それも含めて、今後評価が変わってくる可能性もありますが、現時点では安全とされています。
ラカントSは妊婦さんでも使えるか?
使えます。使いすぎは良くありませんが、通常の砂糖と同程度でしたら特に健康被害や胎児への影響は報告されていないようです。
心配な方は医師にお尋ねください。
ラカントSは血糖値を上げないのか?
ラカントSは血糖値を上げます。
ですが、砂糖に比べるとかなりその上がり方は少なくなります。
ラカントSの主成分、エリスリトールは糖アルコールの中でも血糖値を上げにくい甘味として知られています。
砂糖より上げない、くらいの感覚でとらえておくと間違いないと思います。
人工甘味料でもインスリンは分泌されるため、血糖値が心配な方や糖尿病の治療中の方は、人工甘味料でも控えめにお使いください。
人工甘味料はそれなりの危険性も秘めています。
上手に使うために、危険性の部分についても知っておいてください。
人工甘味料は何が危険なのか?
「カロリーゼロ」なのに、なぜ人工甘味料は危険だといわれるのでしょうか。
人工甘味料には副作用がある
人工甘味料は、たとえカロリーゼロであってもインスリンやインクレチン(インスリンの分泌を促す物質)に影響を及ぼします。
人工甘味料は糖質ゼロであっても、糖尿病になる危険性を持つということです。
もちろん、肥満になる危険性もあります。
問題なのは、ずっと人工甘味料を摂ることによって甘みに対する味覚が鈍ってしまうことです。
砂糖に依存性があるのは有名な話ですが、人工甘味料も依存性を持ち、甘み依存症になってしまうリスクがあることはあまり知られていません。
人工甘味料は、砂糖よりもはるかに強い甘さを持ちます。
人工甘味料の甘さに慣れてしまうと、いわゆる「普通の甘さ」では我慢できなくなってきます。
これも肥満や糖尿病の大きな原因になります。
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人工甘味料とセットのクエン酸も問題が
人工甘味料は、砂糖の数倍から数十倍の甘みを持つものがあります。
人間の味覚を越えていますので、人工甘味料そのものはくどくて口に入れづらいものです。
このくどさを解消するために使われているのはクエン酸です。
クエン酸入りの歯磨き粉を使っていると歯のエナメル質が溶けてくるという都市伝説もありました。
本当に溶けてくるかどうかは分かりませんが、かなり強い酸です。
人工甘味料は、クエン酸を混ぜるとすっきりとした味が加わるので、かなり食べやすくなります。
クエン酸は強い酸の作用を持ちます。
スポーツドリンクをアルミの水筒に入れておくと、クエン酸がアルミと化学反応を起こして銅が溶け出し、めまいや吐き気などにつながる例もあります。
本当にカロリーゼロかどうかは疑わしいものもある
「カロリーゼロ」という表示は、100gあたり5キロカロリーまでの低カロリーならば表示していいことになっています。
その意味で、本当のカロリーゼロではないものもたくさんあります。
ノンカロリー、カロリーフリー、カロリーなしの表示も同じです。
危険性を知って正しく使う
糖類を人工甘味料に変えることが、糖尿病を防ぐことや肥満を防ぐことにつながるわけではありません。
米国心臓協会と米国糖尿病学会では、この上で「人工甘味料を上手に使って糖類の摂取量を抑えることで、血糖値のコントロールや減量をはかることができる」という慎重な意見を持っています。
基本的に「甘み」そのものを控え、人工甘味料は「依存性になる可能性もある」と考えて控えめに時々使うことで人工甘味料の害を除くことができます。
確かに、血糖値の事を考えた時に砂糖よりも安心して使える甘味料ではあります。
が、くれぐれも甘味依存症になることは注意して摂取してください。
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公開日:2016年12月13日 最終更新日: