意外と知らない基礎知識

意外と知られていないビールの取り扱い注意点や、知っておくと便利な表示の見方についてご紹介します。

"生き物"といわれるほどデリケートなビール 生き物

びんビールは光から守る工夫をしています

ビールは日光にさらされると「日光臭」という不快な臭いがついてしまいます。日光からまもるために、びんには茶や緑の色がついているのです。

日光は大敵

温度変化は、濁りの原因にもなります

ビールは温度変化も大敵です。夏の車のトランクの中など、高温の場所に長くおいたり、冷凍庫内などで急激に冷やすと、ビールの泡立ちや風味を損ね、濁りの原因にもなるため避けてください。急激な温度変化は、びんや缶内の内圧を上昇させ容器が破裂する危険もありますのでご注意ください。

振動で味が変わる

ビールは炭酸が入っているため、振動をうけることによって味が変わってしまいます。落としたり、ぶつけたり、ちょっとした衝撃によっても味に影響が出てきます。おいしくビールを楽しむために、振動にも気をつけて取り扱ってください。

ビールは、どれくらい冷やせばよい?

ビールの冷やし過ぎは、泡立ちや風味を損ねることがあります。ビール中の成分が固まり、濁りの原因になることも。冷凍庫で凍らせるのは厳禁。冷蔵庫でも、長期間入れっぱなしにしたり、冷気の吹き出し口付近で急冷したりすると、品質を損ねます。日本で最も多く飲まれているピルスナービールの飲みごろの温度は、4~8℃(冷蔵庫で5~6時間)です。夏はやや低め、冬はやや高めにするといいでしょう。
※早く冷やしたい時には、大きめの容器に水を張って氷を入れ、その中にびん・缶を「静かに」入れて冷やしてください。

容器の取り扱い 容器

ビールは、冷暗所に保存してください

ビールは、光があたらなく、振動の影響を受けない冷暗所で保存してください。また、長期の保存は、ビールは適していませんので、お早めにご賞味ください。

振動も大敵

缶は、運搬時の衝撃にご配慮ください

サッポロビールでは、環境への配慮から、缶ビールの缶に薄いアルミ缶を採用しています。耐久性には、充分配慮しておりますが、落としたり、ぶつけるといった不慮の衝撃で破損したり、穴があいてしまうこともあります。箱に入っていてもやさしくお取り扱いください。特に自転車かごに入れたり、ポリスーパーでほかの物と一緒に入れての運搬は、できるだけお避けください。

表示に関する法律 法律

一般に販売されている加工食品のうち、容器や袋などで包装された食品には「名称」、「原材料名(食品添加物やアレルギー物質を含む)」、「内容量」、「賞味期限(消費期限)」、「保存方法」、「製造所の所在地及び製造者の氏名」等を表示する事がJAS法や食品衛生法、計量法などで定められています。酒類は、JAS法の適用外ですが、上記以外に酒税法、酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律、ビールの表示に関する公正競争規約などにも定めがあります。

※ 農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律

栄養成分の表示内容 成分

栄養表示については、「健康増進法」という法律に表示する際の基準や方法(栄養表示基準)が定められています。
※印は栄養成分を表示する場合には必ず表示しなければならない一般表示事項です。

エネルギー

体温維持や呼吸などの生命維持のため、仕事や家事、スポーツなどの活動のために必要不可欠なものです。たんぱく質、脂質、炭水化物が分解され、エネルギーが産み出されます。

たんぱく質

筋肉や皮膚、血液など体を構成する重要な成分です。また、体内で酵素やホルモンなどの原料にもなっています。

脂質

たんぱく質や炭水化物と比べて少量で大きなエネルギーを生み出す効率の良いエネルギー源です。細胞膜の原料にもなります。脂質の一種である中性脂肪は熱が伝わりにくく、弾力性があるので体温保持や衝撃から内臓を守ることにも役立っています。

糖質

糖質はおもにエネルギー源として使用されます。同じエネルギー源になる脂質と比べて分解・吸収が早く速効性があります。

食物繊維

ヒトの消化酵素で消化されない食品中の難消化性成分のことをいいます。

炭水化物

炭水化物に代えて、糖質及び食物繊維で表示することが認められています。
炭水化物=糖質+食物繊維

ナトリウム

ナトリウムはおもに体内の細胞が正常な水分バランス(浸透圧)を維持するのに必要な成分です。次の式でナトリウム量から食品中の食塩相当量(食塩=塩化ナトリウム)へ換算することができます。
食塩相当量(g)=ナトリウム(mg)×2.54÷1000

糖類

「健康増進法」によると、糖類とはブドウ糖などの単糖類と砂糖(ショ糖)などの二糖類で、糖アルコールでないものを指します。

プリン体

組織の中の核酸を構成する成分です。核酸はあらゆる生物の細胞に含まれているので、ほとんどの食品に含まれています。
「健康増進法」の栄養表示基準の対象とならないため、栄養成分表示と並べて表示する場合は一般表示事項の枠外に記載するか、又は線で区切るなど含有量の記載を必要とする栄養成分とは異なることがわかるように表示しなければなりません。当社では商品によって枠外に記載しているものもあります。

その他、お問合せの多い表示内容 表示

ここでは、びんや缶に表示してある項目の中で、お問合せの多いものについてご説明します。

原材料

一般の食品では、JAS法に基づき食品添加物以外の原材料と食品添加物とに分けて、原材料に占める重量割合の多い順に、原則として使用した全ての原材料を記載しています。
酒類はJAS法の適用外のため、ビールの場合は「ビールの表示に関する公正競争規約」に従い、酒税法、同施行令、同施行規則に定められている品名で、その順序(麦芽・ホップ・麦・米・コーン・こうりゃん・ばれいしょ・スターチ・糖類・苦味料もしくは着色料)に表示しています。

内容量

内容の重量、体積、または個数を表示しています。当社は容量(ml)での記載を行っています。

賞味期限

開封する前の商品を保存方法に記載された方法で保存した時に、品質が保たれ、おいしくお飲みいただける期限を示す年月日をいいます。この期限が3ヶ月を超える場合は年月で表示してもよいことになっています。日付を過ぎるとすぐに飲めなくなる、というわけではありません。

保存方法

常温保存以外の保存方法が必要な場合は、その商品の特性に応じた保存方法を記載しています。

製造者

製造者又は加工者(輸入品にあっては輸入者)の名称と所在地を記載しています。